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マリモの缶詰③ マリモ水槽冷却大作戦🟢 非常時の暑さ対策にもなるかも?

※この記事には広告が含まれています。

※ここでご紹介する冷却システムはあくまでも「マリモ単体用」です。他の水草や生体にはおすすめできないのでご注意ください。



2026年6月にドンキで購入した缶詰入りのマリモの続報の続報です。

いつの間にかシリーズ化してますが、もう缶詰は関係ないですね(笑)。
でも一覧で見つけやすいのでタイトルはこのままでいこうと思います。

前回からさらに約1ヶ月が経過したので比べてみました。

毎日見ているとあまり実感がないのですが、こうしてみるとちょっとだけ大きくなってますね😄

前回の記事で、マリモの成長に最適な水温(22℃)になかなか下げられず他の方法を考え中と書いていましたが、なんとか目標を達成したので今回はそれについてご報告いたします。

ただ今回は目標までのグダグダを書き連ねた長文でマリモのこと自体にはほとんど触れておりません。

ほんとに長いので、結果だけ知りたい場合は迷うことなく目次の「■ 何とか成功」に飛んでください(笑)。

冷却システムの製作過程に興味のある方にご覧いただけたらと思います。

■ とにかく水温を下げたい

マリモを置いている部屋は一日中エアコンをつけっぱなしなのですが、あまり強い冷房を好まない猫のために常に28℃〜30℃くらいに保たれています。

マリモ水槽も何もしなければ室温とほぼ同じです。

しかしこれではマリモが弱り始めるという25℃の境界を大幅に超えてしまいます。

というか、ここ1ヶ月くらいずっと超えていました😅

今のところ特にマリモの状態は悪化していないようなのでそれほど神経質にならなくても良いとは思いますが、私はマリモを巨大化させるという野望を掲げているため、できる限り最適な環境を維持したいのです。

そこで水温を下げるべく色々試行錯誤したのですが、なかなかうまくはいきませんでした。

■ 市販の水槽用クーラーを検討

ファンや保冷剤、氷、発泡スチロールなど様々な方法を試しましたが25℃以下を維持するのは難しく、やはりカネの力(市販の水槽用クーラー)に頼るしかないのかも、と心が折れました😭

チラー式(冷蔵庫等と同じ仕組みの本格派)は安くても3万円台(それ以下は中華の怪しい製品)なので無理😂

ペルチェ式(ペルチェ素子を使って冷やす)はチラー式よりは安いがそれでも最低1万円オーバー。

マリモのために1万円……あなたなら……使えますか?

■ そして自作の泥沼へ

1万円の予算があったとしても、おそらく多くの人はもっと他の有意義なことに使おうと考えるでしょう。

しかし私は以前、ペルチェ素子で保冷庫の自作を検討していたことを思い出したのです。

猫の餌とか、チョコレートとか、化粧水とか、冷蔵庫とまではいかなくても、夏場は室温よりも涼しい場所で保管したいものって結構ありますよね。

市販の保冷庫もありますが、ペルチェ素子ならもっと安く自作できるのではと調べたことがあり、あまり複雑な仕組みでもないし自分でも作れそうだな、と思っていました。

今回の水槽クーラーも仕組み自体はそう変わらないみたいだし、後学のために作ってみるのも良いかも、と考えた私は、浅はかにも自作の道を歩み始めてしまったのです。

それが泥沼へと続く道だとも知らずに……。

■ ペルチェ素子をナメてた

ペルチェ素子は、電流を流すと片面から反対側の面に熱が移動する(片面が冷たく、逆が熱くなる)電子部品です。

保冷庫や水槽クーラーは、この冷たい面を利用して冷やしたいものを冷やし、逆の面でヒートシンクなどを使って放熱するという、仕組み自体は結構単純なものです。

今回のシステムは複雑な回路やプログラムを組む必要もない、ただ部品を繋げるだけの作業なので、自分でもイケるだろうと軽く考えていたのですが……ペルチェ素子は一筋縄ではいかないヤバいヤツでした😅

ヤバいヤツ


■ 実験①

私はChatGPTに相談しながら、とりあえず最低限必要な材料を揃えて実験を開始しました。

しかし開始数十秒で「あ、これはヤバい」と思い知らされます。

何がヤバいって、発熱がヤバい

しょぼいヒートシンクとファンではとてもじゃないけど放熱が追いつきません

少量の水で試した最初の実験は、最大でも室温マイナス1℃しか下がらないという、ただファンを当てただけよりも酷い、散々な結果に終わりました……。

熱伝導グリスを塗る面を間違えて汚くなってます


■ 実験②

そこで颯爽と登場したのが放熱のプロであらせられるCPUクーラー様でした。

文字通りコンピュータのCPUを冷やすのに特化した製品で、ヒートシンクとファンの基本構造に加え、ヒートパイプとかいう何かよく分からないけど凄そうなのがついています。

CPUクーラー様
CPUクーラー様の下部(ヒートパイプ)
各パーツの接触面には熱伝導グリスが必須らしいです
(塗るのがヘタクソで汚くなってます)


これでダメならもう無理だな、と思っていたのですが、さすがプロだけあって放熱力はハンパないものでした

約2時間後には室温マイナス8℃まで下げることができました。

室温 29.7℃
水温A(サーモスタット)21.7℃
水温B(温度計)22.2℃


■ 実用開始もわずか一晩で故障😭

実験の写真はゴチャゴチャすぎて意味不明になってますが、私がやりたかったのは要するにこういうことでした。

①水槽→ポンプ→水冷ブロック→水槽へと水を循環させる
②水冷ブロックをペルチェ素子の冷却面で冷やす
(サーモスタットで温度制御)
③ペルチェ素子の発熱面をCPUクーラーで放熱する

水槽の水は約2リットルです。

・ペルチェ素子はサーモスタットでON/OFF
・ポンプは常時ONにしたい(マリモ用水流のため)
・CPUクーラーも常時ONにしたい(ペルチェ素子は電流が止まっても余熱があるため)
以上の理由でそれぞれ別電源にしました。

この構成で実用を開始し、何とかマリモの適温である22℃台を維持することに成功しました!

最低18℃台まで行き結露するほど冷え冷えに

しかし……翌朝になって水温をチェックしてみると、何故か室温とほぼ同じ28℃に戻っていたのです😱😱😱

■ 犯人は〇〇

こういう時に原因を特定しやすくするためにも、電源を分けていたのは正解でした。

配線、水中ポンプ、CPUクーラー→異常なし。
ペルチェ素子→ 単体で通電させても、熱くも冷たくもならず……。
犯人はコイツ↑でした。

色々なレビューを見ると、ペルチェ素子ってかなり当たり外れがあるようです。

今回はその外れを引いてしまったのかと思いましたが、ChatGPTに聞いてみると……

ペルチェは冤罪だった!?


……確かに、実験①で放熱不足のまましばらく動かしていました。

真犯人はペルチェじゃなくて私だったのかも知れません😅

■ 何とか成功

ペルチェ素子を交換後は特にトラブルもなく、水換えの時を除いて1週間近く連続で稼働できています。

ホースをスリム化しましたがそれでもごちゃごちゃです
CPUクーラー様の雄姿
期間中の水温 MAX 24.4℃、MIN 20.5℃

水温はサーモスタットで20℃〜24℃(平均22℃)を維持。

とりあえずは成功と言えるのではないでしょうか?

……ここまでにかかった費用を考慮しなければ。


今回の冷却システム用に購入した部品等
(ホース等元々持っていたものや実験用のものは除く)


・ペルチェ素子(TEC1-12706)……550円
・ACアダプター(ペルチェ用)12V10A……3,000円
・アルミ水冷ブロック……600円
・CPUクーラー ……2,800円
・ACアダプター(CPUクーラー用)12V1A  ……1,000円
・水中ポンプ……850円
・DCジャック-2極コネクター……500円
・サーモスタット……2,500円
・熱伝導グリス……400円


_人人人人人人人人人人人_
> 合計 約12,200円 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

素直に市販のクーラー買った方がマシだったというオチでした😇💸

電源やサーモスタットを電子工作用のパーツにして、一つの電源で動くように回路を組めればもう少し安く収まったかもしれませんが、そこまでする勇気も技術もありませんでした……。

良い点としては、どこかが壊れたら自分で交換できるところくらいでしょうか😅

今回使用したペルチェ素子(TEC1-12706)は定格電圧が12Vなのですが、ChatGPTからはそれよりも低い電圧の方がペルチェ素子の負担も少なく長持ちすると進言されていました。

が、それで冷えなかったらまたアダプターを買わなくてはならなくなるため、初めからフルスロットルで行くことにしました(笑)。

この構成でどのくらい持つかは分かりませんが、ペルチェ素子は元々寿命があるようなので消耗品と割り切って使おうと思います。


■ 【注意】生体や水草には向きません

冒頭でも書きましたが、マリモ以外の水槽にはおすすめできません

理由は二つあります。

・水冷ブロックの金属が水槽内に溶け出し生体や水草に悪影響を及ぼす可能性がある(特に銅製のものは水棲生物への毒性が強い)

・水冷ブロックの中はただのチューブではなく冷却用のフィンなどが入っていることもあるため、水槽内の不純物が詰まってしまう可能性がある

「じゃあ、マリモはどうなのよ?」と言われると……まあ、もちろんマリモにも決して良くはないでしょうが……でもまあ、マリモ(藻)だし、マリモだけなら水槽もそんなに汚れないだろうし……そこはひとつ、自己責任ということで😅

もしマリモ以外にも使いたいなら、もう一手間増やして、ステンレスやチタン等の比較的安全な金属パイプ(熱伝導率は下がりますが)を使って熱交換器のような感じにすれば可能かもしれません。

多分こんな感じで(実際の効果は不明)


■ 暑さ対策にも使えそう?

ペルチェ素子一つで予想していたよりも冷えるので、この冷却システムを応用して暑さ対策もできるのではないかと思いました。

水槽をバケツに替えて、ペットボトルを冷やしたり、足を突っ込んで涼んだり……。

DC12Vなので非常時には車でも使えるかもしれません(私は車を持っていないので試していませんが)。

また、お子様の夏休みの自由研究にもいかがでしょうか?

ペルチェ素子は一筋縄ではいかないので研究のしがいがあると思います(笑)。

あの方たちも大満足(?)


■ 巨大マリモを夢見て

マリモの缶詰を買った頃は、まさかマリモにここまでつぎ込むことになるとは思ってもいませんでした。

が……後悔はしていません😭

以前検討していたペルチェ式の保冷庫は、自作するより絶対に市販品を買うべきだと学ぶことができました!😭

マリモも快適な水温で喜んでくれていることでしょう(多分)。

今後は特に変化やトラブル等がなければ、半年後や1年後など定期的に成長記録を書いていきたいと思います。

ここまでとは言わんけど、手のひらいっぱいのマリモを
モフモフしてみたい……🟢

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