二つの「全面的に協力」〜学校法人の百五十字と消えた宛先〜 辺野古転覆事故・第45稿
七月二十八日の昼、学校法人同志社が公式サイトのNews欄を更新した。題は、同志社国際高等学校に対する家宅捜索について。全文三文、およそ百五十字である。
News欄でこの告知の一つ前に並んでいるのは、六月二十六日付の国際交流エッセイコンテストの応募要領である。家宅捜索の告知は、日常の広報の並びに、そのまま置かれた。
前日夜の産経の一報から半日あまり。海保はいまだ公式発表をしていない。捜索を公式に認めた最初の主体は、捜索をした側ではなく、受けた側だった。この百五十字を、書かれたことと書かれなかったことの両面から読む。
百五十字
全文を引く。
学校法人同志社(以下「本法人」といいます。)の設置校である同志社国際高等学校は、7月25日、沖縄研修旅行において2026年3月16日に発生した事故に関し、業務上過失致死容疑等で第11管区海上保安本部による家宅捜索を受けました。本法人は、本事態を厳粛に受け止め、当局による要請に全面的に協力してまいります。関係者の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。
まず、書かれたこと。捜索の日付が七月二十五日と確定した。前稿で産経報道に基づき「二十六日までに」と書いた日付は、当事者の文書で一日早く固まった。事故から百三十二日目である。
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