辺野古転覆第4報〜段ボール箱を抱えて出てきた海上保安官
3月20日午前9時すぎ。海上保安官がヘリ基地反対協議会の事務所に入りました。
家宅捜索が入った
第11管区海上保安本部は3月20日午前、業務上過失致死傷と業務上過失往来危険の容疑で、ヘリ基地反対協議会の関係先2か所を家宅捜索しました。沖縄タイムス、産経、朝日、日経、時事、47NEWS、八重山日報、日テレが報じています。
1か所目は名護市大南にある協議会の事務所。午前9時半ごろ、約15人の海上保安官が入りました。午前11時40分ごろ、段ボール箱を抱えた捜査員約10人が事務所を出ています。
2か所目は辺野古にある「テント村」と呼ばれる活動拠点。午前9時ごろから約2時間にわたって捜索が行われました。
産経が前夜に「方針を固めた」と独自報道し、翌朝各社が実施を速報する流れでした。
今回の令状に記載された容疑は業務上過失致死傷と業務上過失往来危険の2つです。前稿で触れた海上運送法違反は別途捜査が継続中ですが、今回の捜索令状には含まれていません。
段ボール箱の中身は報じられていません。ただし、押収対象として想定されるのは、運航記録、乗船者名簿、金銭の授受に関する帳簿、メールやSNSのやりとり、安全管理に関する内部文書です。「文書にしていなかった」と前稿で書きましたが、文書がないこと自体を証拠として固める捜索でもあるはずです。
死因は溺死だった
司法解剖の結果が出ています。
TBS、FNN、産経、朝日、47NEWS、秋田魁新報が報じています。武石知華さん(17歳)と金井創さん(71歳)、2人とも死因は溺死でした。
前稿で書いた通り、武石さんは救命胴衣が船尾付近の構造物に引っかかった状態で、転覆した平和丸の下に閉じ込められていた。70分間。救命胴衣を着けたまま溺死した。
名護市消防本部によると、救助活動時に武石さんの救命胴衣が船体内部に引っかかっていたことが確認されています。
会見で腕を組んだ人
前稿まで触れなかった事実があります。
3月16日夜、ヘリ基地反対協議会が記者会見を開きました。その会見映像がSNSで大きく拡散されています。
映像に映っているのは、安次富浩顧問(元共同代表)です。私服姿で腕を組み、他のメンバーが頭を下げる場面でも深く頭を下げていない。居眠りをしているように見える場面もあると指摘されています。出席者は全員が私服で、スーツ姿はいなかった。
女性自身が「なんで偉そうなの?」という見出しで報じ、X上では映像の切り抜きが数万回単位で拡散されました。
安次富浩氏の経歴を整理します。
1970年、琉球大学法文学部卒。沖縄県庁に入庁し、自治労北部総支部長を務めました。一坪反戦地主会の北部ブロック代表幹事。1997年からヘリ基地反対協議会の共同代表に就任し、2021年まで務めて現在は顧問。2007年に県庁を定年退職しています。
2017年には、東京MXテレビの番組「ニュース女子」が辺野古反対派の活動を取り上げた際、MXテレビ本社前で抗議活動を行い、「沖縄の人間として許せない」と演説しています。この時の模様は元産経新聞記者の三枝玄太郎氏が現場取材しており、当時の記事と本人の証言が残っています。
社民党系の人脈で、福島瑞穂氏や山城博治・沖縄平和運動センター元議長と親密な関係にあります。前稿で書いた金井創牧師が日本基督教団の系譜だとすれば、安次富氏は自治労・社民党の系譜です。ヘリ基地反対協議会の中に、少なくとも2つの流れがある。
なお、X上では安次富氏を「弁護士」と書く投稿がありますが、これは誤りです。同姓同名の別人です。安次富浩氏は県庁職員出身です。
琉球新報のトリミング
もう一つ、メディアの報じ方にも問題が生じています。
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