安達結希くん事件・第7回 「某所」は公衆トイレだった
5月6日、府警は安達優季容疑者(37)を殺人容疑で再逮捕した。
死体遺棄での逮捕から20日。勾留期限の直前に、捜査は次の段階へ進んだ。
そして「某所」が、ついに特定された。
公衆トイレという場所
第5回と第6回で繰り返し触れた「市内の某所」。府警が殺害場所と判断したのは、自宅近くの公衆トイレだ。
3月23日朝、容疑者は結希くんを車に乗せて学校へ向かった。しかしそのまま降ろさず引き返し、道沿いの公衆トイレに立ち寄っていた。
なぜ自宅ではなく、公衆トイレだったのか。
「衝動的に」という供述が事実なら、殺意は移動中に生じたことになる。学校方向へ向かい、引き返し、トイレに立ち寄る。その間の車内で何があったのか。トイレは密閉空間だ。人目がなく、音が外に漏れにくく、11歳の子どもに逃げ場がない。結果として選ばれた場所なのか、あらかじめ意識していた場所なのか。
「衝動」と「場所の選択」は、必ずしも矛盾しない。ただ、密閉空間での殺害という事実は、その後の遺体の複数回移動と合わせて読むと、動揺のまま終わった話には見えない。
「衝動的に」という言葉は、情状酌量の文脈で機能する。起訴内容と公判で、この言葉がどう扱われるかが焦点のひとつになる。
自白を先に渡していた
ここから先は
1,587字
この記事のみ
¥
280
Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで
よろしければ応援お願いします!チップはnote更新用のPC購入費用に当てる予定です。よろしく!
