立憲と公明「中道改革」合意〜3日で消えた「民主」の看板
前編を書いた数時間後、予想通りの展開になりました。
1月15日午後、立憲民主党の野田佳彦代表と公明党の斉藤鉄夫代表が国会内で会談。新党結成で正式合意しました。党名は「中道改革」で調整中、最速16日に決定する見込みです。
両党の衆院議員がそれぞれ離党し、新党に参加する手続きをとります。参院議員と地方議員は当面、立憲・公明それぞれに残る形。両党の全衆院議員が合流すれば170人規模になります。
党名が示すもの
「中道」は公明党が長年掲げてきた看板です。党名を見れば、公明主導の新党に映ります。
立憲が議席数では多数派。にもかかわらず「民主」も「立憲」も消えました。残ったのは「中道」と「改革」だけ。Xでは「おっきな公明党」と揶揄する声が上がっています。
略称も厄介です。「中革」と略せば中核派を連想させる。「中道改革」で「中国への道」と皮肉られてもいます。左派政党が「中道」を名乗る欺瞞も透けて見えます。ネーミングとして致命的でしょう。
野田代表は会談後、記者団に「中道の軸を大きくし、右に傾きすぎないようにしたい」と語りました。斉藤代表も「中道勢力の結集は、これからの日本が平和国家として生き抜いていく上で大変重要だ」と意義を強調。両者とも高揚感に包まれています。
異常な速度
14日に調整開始。15日に合意。16日に正式決定。
この超特急日程を見てください。政策のすり合わせなど一切ありません。27日公示の総選挙に間に合わせる。それだけが目的の見切り発車です。自維連立が時間をかけて政策協議を行ったのとは対照的といえます。
共通政策として挙げられているのは選択的夫婦別姓の導入推進と政治改革。しかしこれらは元々両党が掲げていた政策です。新党を結成する理由にはなりません。
奇妙な構造
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