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害虫は本当に「害」なのか?Part.②🐛

以前こういう記事を書いたことを覚えてらっしゃる方もいらっしゃると思います。

試験が終わり、勉強内容とごっちゃになるのを避けるために我慢して読んでなかった本を読み始めました。その中の一つに「菌ちゃん農法」の本があります。

菌ちゃん農法

菌ちゃん農法とは主に糸状菌という土壌内の菌を主体にしながら微生物の力を利用して行う農法のことで

・無肥料(堆肥すら使わない)
・無農薬

で野菜を栽培します。
筆者の吉田 俊道さんはこの栽培方法で防虫ネットを張っていないのにほとんど虫に食われることもなく、いろんな種類の野菜を露地栽培されています。

まだ全部読んだわけではないのですが、私の上記の記事での仮説に通じる部分があり、驚いています。

私は、
・害虫は自然界の調整役である
・土壌内の細菌を含む微生物のバランスが狂ったところから育った作物をターゲットにしている

のでは?という仮説を立てました。

一方、吉田氏が言うには

土壌内の微生物(とくに糸状菌を重要視している)の種類と数が多いところで育った作物は健康で元気であり、抗酸化物質を出すので害虫が嫌がって寄ってこないとのことでした。

ようするに虫にやられる野菜は不健康な野菜ということになります。勘違いしてはいけないのは、見た目のことではなく、野菜自体の生命力の問題だということです。

私は土壌内のバランスが原因だと思ってましたが、当たらずも遠からずで、結局土壌内の微生物のバランスが狂ってしまったところから育つ野菜は不健康であることが多いので、結果、害虫に食われるということになります。

そして害虫や微生物は「分解者」という立場にあります。生命力が弱い作物をターゲットにして分解することで有機物を土壌内に還元し、土が肥え、土壌環境を整えることでだんだん良い作物が育つようになる。自然環境を循環させるために必要な役割の一端を担っているのです。

自然のすごさを感じますね。
私は土壌医の資格を取ろうとしていますが、そのテキストに書かれている内容はどちらかというと慣行農法をベースにしています。(もちろん有機農法についても書いています)

物事というのはある一面だけをずっと見続けていると、フラットな考え方ができなくなってしまいます。私は常に物事を俯瞰して見ていたいので、慣行農法も勉強したいですし、自然農法も勉強したいと思っています。その両輪が合わさって初めてどんなことにも対応できると思っています。

慣行農法と自然農法、どちらが正しいとかいう単純な問題ではないのではないかと思います。
これだけの人口に対して安定して食材を届けようと思ったら、自然農だけではとても供給しきれません。野菜の種類との相性もあるでしょう。それに、いくら野菜が元気だと言っても、それが市場のニーズ、つまり消費者が望む食味?などと合わなければ、経営が成り立ちません。だから観光農法は非常に大事です。

一方、環境のことを考えると、すでにフェーズは有機栽培に向かっているとも言えます。実際に注目度も上がっていますし、選択する農家も増えています。明確に支援する自治体もあります。

これからの農業はいかに安全で環境を壊さず、しかも収量を確保できるか?そこにかかってきているのではないでしょうか?
今後どんどん新しい技術が出てくると思います。そして革命に近いことが起こらないと、農業は廃れてしまうのではないかと危惧しています。

私は常にフラットな目線で関わっていきたいと思っています。
それにはまだまだ知識も経験も足りません。どこまでやれるかわかりませんが、限界まで突き詰めたいと思います。


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