【すっぱいチェリーたち🍒】スピンオフ田中真人編#29
あんたも誰かの企画に乗っかって何か書くことってあるかい?
今回もこの企画に乗っかってみようかね。
企画ページ本体はこっち。
前回のはコレ。
真人が圭子の両親と会うことを決意する物語。
で俺の持ちキャラはこいつ。
CV:大塚明夫を想像しながら読むと腹がよじれると評判w
今回も息子の真人視点の物語だ。
真人はCV:梶裕貴で読んでみてくれよな。
両親の愛
「圭子のご両親に会わせてくれないか?」
「それって……」
まあ、そう思うよな。
「話の流れによっては、圭子と結婚させてくださいってお願いを
することになるかもしれない」
「え……でもまだ記憶が……」
「今の俺は圭子を愛している。それは断言出来る。でもご両親としてはそんなどこにあるかわからない爆弾を抱えたやつと圭子との結婚を認めてくれるとも思えない」
だまって俺を見る圭子。
「だから、まずは今の俺について正直に話すところから始めたいんだ」
「じゃあ」
「うん、だからまずは俺のことを今付き合っているヒトだってことだけ紹介してくれないか?圭子を育ててくれたご両親に隠し事はしたくないんだ」
「そう……」
圭子は少しうつむく。
「なにかまずいことがありそうなのか?」
圭子は俺を真正面から見つめる。
「私さ。学校をボイコットして行ってなかった話って覚えている?」
俺が記憶を失ってからの話でそのあたりは包み隠す圭子は話してくれていた。
「もちろん」
圭子は続ける。
「そのことに対して、うちの両親は結構大きい引け目みたいなものを感じていると思うんだ」
「引け目?」
「だって、自分たちの仕事にかまけたせいで娘がグレたって……」
「そら違うと思うぞ」
俺は即答した。
「考えても見ろよ。ホントなら高校に行かなくなった時点で家業を手伝わせるなりなんなりして、跡継ぎにしたいはずだろ?
そこをあえて、別の高校に行かせた。
それが引け目からくる行動か?
違うと思う。
ご両親の愛じゃないか」
そこまで聞いて圭子は空を見上げる。
「愛ってなんだろうね?」
俺も空を見上げる。
都会の空は明るい。
だからシリウスと金星と月くらいしか見えない。
「自分より大切なヒトへの感情だと思う」
俺はそう答えた。
「だから俺は圭子を愛していると実感している。
誰よりも幸せになってもらいたいと思っている。
その圭子がご両親との間にわだかまりみたいなものを感じているなら、俺はそこから始めたい」
真人の決意
俺は圭子に視線を戻して話した。
「来年から俺はIT系の起業への就職の内定をもらってる」
「聞いてる」
圭子はそう言って頷く。
「そこで飲食系のフィールドエンジニアを希望するつもりだ」
圭子は首を傾げる。
「フィールドエンジニア?」
「ああ、そうだよな。システムエンジニアに関わりのないヒトには聞き覚えのない言葉だよな」
「うん、全然わかんない」
素直だなぁ。
「ざっくりいうと、飲食業のヒトの働き方を見て、改善点を一緒に考えながら仕事で使うシステムを考える仕事さ」
圭子の頭の上にはてなマークが飛び交っているのが見える。
「要するに圭子のご両親の仕事について他の飲食店ではどんなことをしているのかを学ぶつもりってこと」
きょとんとしている圭子。
「まあ、たぶん飲食業界ってミニマムで働いていると思うから、自社システムをオンプレミスで入れるってよか、SaaSを利用して……」
「タンマタンマ!」
圭子が両手をブンブンふって俺の話を止める。
「何言ってるか全然わかんない」
言われて俺はちょっと赤面する。
そらそうだ。俺の勝手な話をべらべらしゃべってんだ。
「つまりは、その仕事で得た知識でご両親を助けられるかもしれないって思ったってこと」
そこまで話にひとつため息を付いて圭子は言った。
「わかった。まず真人を私の彼氏だって紹介する」
「ありがとう」
水曜日までには少し時間がある。
そこまでに俺は圭子の認識しているご両親の店の状況を聞こう。
でもその前に聞いておかないといけないことがある。
「圭子」
「なに?」
「俺のどこが好きなんだ?」
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参考にした話
ついに「ご両親への挨拶」を持ち出した真人。
圭子はどう答えるのか。
ご両親はどう答えるのか。
以下待て次号!
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