あんたがスキを手放さないために
今日も一日、自分じゃない誰かを演じきって、クタクタになって帰ってきた──。
そんな夜、あんたはふと、こんなことを考えたことはないかい?
「このまま、この『ロール(役割)』のままで、あと10年、20年やっていけるんだろうか?」
部長として。エンジニアとして。親として。
あるいは、SNSでの“わかってる大人”として。
どれも大事な顔だ。誰かに必要とされてきた証拠だ。だからこそ、簡単には手放せない。
……でも、心のどこかでこう叫んでいないか?
「気づけば、いちばん大事なところに使うMP(マジックポイント)が、もう残ってないんだよ」
じゃあ、あんたに聞きたい。
「全部のロールを剥いだあと」に、一体何が残る?
父でも、夫でも、上司でも、部下でもない。
システムエンジニアでも、プロマネでも、noteの書き手でも、TRPGのゲームマスターでもない。
肩書きをすべて剥ぎ取られたあとに、それでもどうしても捨てられない「自分の芯」みたいなもの。あんたの中にも、うっすらとそんな感覚があるはずだ。
「ここまで折れたら、俺は自分を嫌いになる」
「このラインを越えたら、もう“俺”じゃなくなる」
そう感じる、ギリギリの境界線。俺はそれを、ずっと**「スキのコア」**と呼んできた。
あんたにも覚えはないか。
学生時代、時間を忘れて夢中になっていたあの瞬間。
ボロボロになりながらも、「これはやってよかった」と震えた仕事。
誰に頼まれたわけでもないのに、自ら首を突っ込んだ“茨の道”。
そのど真ん中に、必ず「スキのコアの種」が転がっている。
ただ、それを放置したままロールを増やし続けると、いつの間にか「ロールを維持するための自分」に成り下がってしまう。
ここで、一つ自問してみてほしい。
あんたは今、「誰の意図で」夢中になっている?
仕事でゾーンに入っているとき。家族のために踏ん張っているとき。
それは「自分の意図」か? それとも「誰かの期待」か?
あるいは「なんとなくそうなった結果の惰性」か。
学生時代のTRPGで、俺は「自分から飛び込んだ夢中」を味わった。
社会人一年目、壁一面のマニュアルと格闘して、「与えられた夢中」の中で生き延びた。
どっちも確かに夢中だった。でも、その中身はまるで違う。
あんたの今の夢中は、どっち側だ?
もし、胸の奥がザワッとしたなら、もう一つだけ深く聞かせてくれ。
「スキだから」という理由で、自分をすり減らしてないか?
「お前は仕事好きだろ」と言われて、毒饅頭みたいな案件まで飲み込んでこなかったか。
「得意だから」と押し付けられた役割を、「まあ俺しかできないしな」と笑って引き受け続けてこなかったか。
「天職だね」と言われた瞬間から、「しんどい」と弱音を吐けなくなっていないか。
「スキ」は、心を守る盾になる。
同時に、「ここまでは踏ん張れるが、ここから先は壊れる」という限界ラインを教えてくれる指標でもある。
それなのに、「スキ」や「期待」を免罪符にして、自分の限界から目を逸らしていないか。
もし、心当たりがあるなら──この本は、あんたのために書いたことになる。
『普通のオッサンが考えた「スキのコア」ロールに振り回されずにMPを残す方法』
この本は、単なる啓発本じゃない。
あんたの「夢中の種」を掘り出し、「守るべきライン」を引き直すための、ロール再設計の物語であり、ワークブックだ。
「香坂兼人」というペンネームでロールを書き換えてきた実験記録。* TRPGの村人40人全滅エピソードから学ぶ、「選ばないツケ」のえげつなさ。
役割を「プロトコル(通信規約)」として捉え直し、「降りる勇気」を考える。
読み物としてのストーリーに乗りながら、各章の終わりで、あんた自身の手を動かしてもらう。
若い頃の「夢中の種」を思い出すワーク。
「しんどいけど嫌いじゃない仕事」と「スキの顔をした毒饅頭」を仕分けるワーク。
SNSで「今どんな役で書いているか」を言語化するワーク。
日常のロールを棚卸しし、「降りてもいいロール」に印をつけるワーク。
そして最後に、**「一枚だけ名刺を渡されたら、自分は何と名乗りたいか」**を決めるワーク。
立派な答えはいらない。「今の自分は、こう思う」という仮の答えで十分だ。
このまま、ロールに振り回されてMPを枯らす毎日か。
それとも、ロールを選び直し、自分の「スキのコア」にちゃんとMPを残せる毎日か。
どっちの方が、あんたにとって「マシ」だろうか?
この本は、その問いに「これが正解だ」と説教するための本じゃない。
俺自身が、何度もロールに潰されかけ、毒饅頭を噛み砕きながら、それでも「自分を嫌いにならずに済んでいる理由」を、必死に書き留めた記録だ。
ただ一つだけ、約束できることがある。
読み終えたあと、あんたが心の中で「自分だけの名刺」を書き直してみようと思えたなら。
その名刺に書かれた自分を、今よりほんの少しだけ「悪くないな」と感じられたなら。
この本は、その役割を十分に果たしたことになる。
さあ、ここから先はあんたの番だ。
今のロールのまま、MPが尽きるまで走り続けるか。
それとも、一度立ち止まって、自分とロールの距離を測り直してみるか。
どちらを選ぶかは、あんたの自由だ。
ただ一つだけ。
「選ばないまま流される」のだけは、もうやめにしようや。
ちっと、付き合ってみてくれよな。
下のリンクから深く考えた記事へ飛んでみてくれ。
有料記事。価格は1000円。
一度あんたを見直すにはちょうどいい価格だと思う。
読み飛ばすには高い。
かと言ってコレで少しでも今が変わるならって考えると安い。
なんつっても、後半であんたのスキのコアに対するワークがついているからな。
さあ、冒頭部分は無料で読める。
見てみてやってくれよな。

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