デザインに根拠の力をつける|Clarity勉強会【ドワンゴデザイナーの取り組み】
こんにちは!
dwangoでニコニコのUI/UXを担当している、tam(タム)です🍙
気づけばデザイナー歴はや10年…。今もデザインは大好きですが、長く続けるほど「デザインの根拠」に重みを感じるようになっております。

今回は、社内有志活動「Clarity(クラリティ)プロジェクト」の運営のひとりとして、社内活動や勉強会の様子をお届けします。
0. Clarityとは?
まずはじめに、
「Microsoft Clarity」というツールをご存知でしょうか?
一言でいうと、「Webサイトに訪れたユーザー行動を可視化し、無料で解析できるツール」です。

Clarityプロジェクトでは、
1.デザインを「なんとなく素敵」で終わらせず、データに基づいた「説得力のあるデザイン」へ。
2.「作って終わり」ではなく、効果を分析し価値を高め続けるPDCAの自走ができるように
メンバーが自らその効果を分析し、より良い改善に繋げられるよう、日々サポートや布教を行っています。
💡 ちなみに…よくGoogleアナリティクスとの違いを聞かれますが、下記のように得意分野で棲み分けがなされています
・GA →「何人が訪れ、どこで離脱したか」など定量的な分析が得意
・Clarity →「ユーザーがどう動き、どこで迷ったか」など定性的な分析が得意
1. Clarity勉強会
Clarityプロジェクトでは、ツールの導入やサポートにとどまらず、定期的に「社内勉強会」を開催しています。
ことのはじまり
実は、この勉強会は運営が主導して始めたものではありません。
きっかけは、社内のさまざまなチームから寄せられた、
「興味はあるけどハードルが高い」「実務への活かし方が分からない」
という声でした。
"需要" × "以前自分の直面した悩みを解決したい!"が合致し、メンバーの要望をヒアリングした上で勉強会を開くことを決めました。
直近では、参加者の習熟度に合わせて下記2回を開催しました。
① 初学者向け:基礎からじっくり学びたい方へ
まずは、Clarityを詳しく知らない・使ったことがないメンバー向けに、基本編を実施しました。
「利用価値を説明すること・ハードルを無くすこと」を目的として、「Clarityの概要・注意事項・操作方法・利用価値」などを解説しました。


② 中級者・応用編:実務ベースで使いこなしたい方へ
つぎに、すでにツールに触れているメンバー向けに「応用編」を実施しました。
「明日から実務で使えるようになること」を目的として、「明日から実際の業務に使える手法(分析の勘所・Tips・AIを用いた分析方法)」などを解説いただきました。


💡 勉強会で解説した主な機能
気になった機能があれば、ぜひご自身でも調べてみてくださいね!
・ダッシュボード(全体の健康状態を把握)
インサイト例:「特定のデバイスだけ異常に離脱率が高い = 表示崩れやバグが起きているかも?」といち早く気づける。
・ヒートマップ(ページの熟読度や到達度を可視化)
インサイト例:「重要なボタンの手前で7割の人が離脱している = 手前のコンテンツが長すぎる・退屈かも?」と配置の課題が見える。
・クリックマップ(全体)(クリックされた場所を可視化)
インサイト例:「リンクのない単なる画像が大量にクリックされている = ユーザーがボタンと誤解しているかも?」とデザインの迷いを特定できる。
・レコーディング(深掘り調査)(実際の画面の動きを動画で再現)
インサイト例:「エラーが出たユーザーが何度もページを往復している = エラー表示が不親切で原因が分からないのかも?」と、行動の「なぜ」を突き止められる。
・レイジクリック(イライラによる連打を抽出)
インサイト例:「ボタンを連打 = 処理が遅くて反応していないと思われている?小さすぎてタップしづらい?」とピンポイントな不満を検知できる。
今後も社内の「ここが知りたい!」という意見をどんどん取り入れて、内容をブラッシュアップしながら随時開催していく予定です!🍙
2. 参加者からの感想
様々なチーム・職種の方にご参加いただき、
今まで『なんとなく使いづらい気がする』と感覚で議論していた部分が、『ここに課題がある』と自信を持って提案できるようになった!」 という声をいただきました。

実際のプロジェクトでも、デザインの修正前後でユーザーの行動がどう変わったかをClarityで検証し、次の施策に活かすという「根拠のあるデザインプロセス」が自然と根付き始めているように思います。
3. 最後に
ドワンゴのデザイン組織は、単に「見た目の美しさ」を整えるだけではなく、ユーザー行動に向き合い、サービス全体の設計から深くコミットできる・推奨される環境が整っています。
「デザインの本質的な力を磨きたい」「ロジカルにUI/UXを追求したい」という方にとって、非常に知的刺激の多い職場です。
もし私たちの活動やドワンゴのデザイナー組織に少しでも興味を持っていただけたら、ぜひお気軽にお話を聞きにきてくださいね!
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最後までお読みいただきありがとうございました!

