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老年と「幸福」-健康,お金より大切なこと

イーハピネス 松島です。
私も68歳、前期高齢者ですので、
老年と「幸福」について。

老齢になって幸せであるために
大切なことって何ですかね?

以前「幸福」の三大リスクという
記事を書きました。↓関連記事↓

「幸福」の人生戦略において、
まず重大リスクを避けることは必須ですが、

老年になって「ただ生存している」だけでなく、
積極的「幸福」の創出を促進するのに
「健康」「お金」より大切なことがあります。

高齢になっても幸せであるための条件
高齢期の幸せは、身体的な健康や経済的な豊かさだけではないことが、長期研究から、明らかになっている。それは
1.人間関係の質
2.人生の目的意識
3.日常の小さな習慣  
である。
これらは、加齢による変化をポジティブに変え、長寿や精神的な充実を促す。本記事では、これらの条件を研究に基づいて探る。


人間関係の質が健康以上に重要

高齢者の幸せで最も大切な条件の一つは
「人間関係の質」です。

ハーバード大学の長期研究では、
80年近くにわたり追跡した結果、
+++++++++++++++
満足度の高い人間関係が、
健康や長寿を予測する最大の要因
+++++++++++++++
であることがわかりました。

金銭や名声よりも、
温かい絆が精神的な衰えを防ぎ、
孤独を避ける効果があるのです。
(注1)*注は記事最下部に記載↓

例えば、
幸せな結婚生活を持つ人は、
痛みのある日でも気分が安定しやすく、
全体的な生活満足度が高まります。

この研究では、
50歳時点の対人関係満足度が、
80歳時の身体健康と
強い相関がありました。(注2)

つまり
「人間関係」の充実が、
幸福の最大リスクの「健康」も促進
する
ということです。

意外な点は、
遺伝や社会的な地位よりも、
友人や家族とのつながりが優先
されることです。

パンデミック下でも、
オンラインでの交流が孤独を軽減し、
幸福を維持した例が報告されています。

高齢期に新たな関係を築くことで、
充実した日々を送ることが可能です。

これは私の還暦後の大病の連続
コロナ禍での在宅ワークでも
実感しましたね~。

テレワークのコンサルティングでも
「在宅ワーク社員の
メンタルヘルス悪化に苦慮している」
というご相談をいくつも受けました。

目的意識の持続が一時の快楽を上回る

もう一つは、
人生の目的意識です。

刹那的快楽の追求よりも、
意味のある活動が幸福感を高め、
自己実現が長寿につながることが
研究で示されています。

例えば、
目的意識が高い高齢者は、
うつリスクが低減し、
日常の満足度が向上します。(注3)

ある研究では、
目的感を持つ人が
心血管疾患や死亡リスクを17%低減させる
可能性が指摘されました。(注4)

中年期の危機を乗り越えると、
50代以降に幸福度がU字カーブ
を描いて上昇する傾向があり、
これは目的意識の再発見が寄与しています。(注5)

ボランティアや家族支援などの
シンプルな活動が脳の健康を守り、
孤立を防ぎます。

高齢者向けの調査では、
目的意識が健康行動を促進し、
全体的なウェルビーイングを高める
ことが確認されています。

目的意識を日常的に育てることで、
高齢期の充実が得られます。

私も、一応現役ですが、
「通勤ラッシュの時間帯に
東京に行くのは辛いなあ」とか、
「プロジェクトが重なるとしんどいな」
と思いつつ目的意識の持続は
あるからいいとしますか。

日常の習慣と自然とのつながり

高齢者の幸せには、
日常の小さな習慣も
意外な役割を果たします。

感謝の気持ちを意識する習慣は、
精神的なレジリエンスを高め、
数年後も幸福感を10-15%向上
させる効果があります。(注6)

自然とのつながりを実感する習慣、
例えば鳥のさえずりを聞くだけでも、
うつ症状を軽減し、
ウェルビーイングを促進します。(注7)

私の自宅はゴルフ場に接しており
野鳥が多く生息していますが
ウグイスはじめ野鳥のさえずり
で目が覚めると幸せな気分。

研究では、
森林浴のような自然体験が、
65歳以上の高齢者の健康を向上
させることがわかっています。(注8)

これらの習慣は、
普通の体験に喜びを見出す
高齢者の特性です。

ボランティア活動も、
うつリスクを減らし、
社会的つながりを強化します。

こうした小さな積み重ねが、
加齢による変化をポジティブに変える
鍵となります。

これらを活かした生活のヒント

これらの条件を活かすためには、
日常的な実践が重要でしょう。

人間関係を深めるために、
友人や家族との定期的な連絡
を心がけるといいのですが
これは私はズボラです(反省)。

目的意識を育てるには、
趣味や地域活動に参加するのが
効果的らしいです。

私は、趣味は多すぎるのですが
地域活動は苦手科目です。

けれども、地域活動は
趣味の仲間に引っ張られ(失礼)
ほんの申し訳程度、マズイ。

小さな習慣として、
毎日感謝日記をつけたり、
自然散策をしたりするだけでも、
幸福感が向上するという研究があります。

高齢者のレジリエンスが、
こうしたアプローチで維持される
例が多く見られるとのこと。(注9)

意外なのは、
こうした習慣が、
身体的な制約がある中でも
精神的な豊かさを生む
点です。

加齢を不幸の要因ではなく、
成長の機会として捉える
ことで、
より幸せな高齢期を迎えられる
と思います。

まとめ

人間関係の質は、健康や富よりも高齢者の幸福を促進し、孤独を防ぐ。
目的意識の持続は、長寿と精神的な充実を促し、中年以降の満足度上昇に寄与する。
日常の習慣如く感謝や自然とのつながりは、シンプルながらウェルビーイングを高める。
これらを実践することで、高齢期をポジティブに過ごせ、研究が示す幸せを現実化できる。

最後まで記事をお読みいただき
ご覧いただき、
誠にありがとうございました。
今後も幸福に関連する記事
を投稿してまいりますので、
好き・コメント・フォローなど
いただけますとありがたいです。

イーハピネス株式会社 代表取締役 松島紀三男プロフィール

注1: Harvard Study of Adult Development, as detailed in Waldinger, R. J., & Schulz, M. S. (2010). Psychology and Aging, 25(2), 422–431.
注2: Harvard Study of Adult Development, reported in Waldinger et al., PMC2896234, pp. 427-430.
注3: Kim, E. S., et al. (2020). Sense of Purpose in Life and Five Health Behaviors in Older Adults. Preventive Medicine, 139, 106172.
注4: Irving, J., et al. (2017). Purpose in Life in Older Adults: A Systematic Review. Journal of Geriatric Psychiatry, 25(3), 215-228.
注5: Lachman, M. E. (2015). Happiness Across the Life Span. Journal of Adult Development, 22(4), 195-205.
注6: Emmons, R. A., & McCullough, M. E. (2003). Counting blessings versus burdens. Journal of Personality and Social Psychology, 84(2), 377-389.
注7: Hammoud, R., et al. (2022). The Impact of Gratitude on Connection With Nature. Frontiers in Psychology, 13, 908138.
注8: Whitehead, B. R., & Bergeman, C. S. (2023). Time in nature may help older adults. Journal of Environmental Psychology, 85, 101912.
注9: Chopik, W. J. (2017). Associations among relational values, support, health, and well-being across the adult lifespan. Personal Relationships, 24(2), 408-422.

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