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「ペンは剣より強し」ではない*リットン卿

「ペンは剣よりも強し」"The pen is mightier than the sword"は、リットン卿の名言として広く知られ、言論や知識の力が権力や暴力よりも強い影響力を持つことを表す。権力や暴力に立ち向かう言論の力、ジャーナリズムの精神を高らかに謳う場面で引用されることが多い。
しかし、この名言の前置きには「完全なる統治者の支配の下では」という重要な前提がある。すなわち「言論の自由が保障された政治体制」の下に限り「ペンは剣よりも強い」。逆に言うと専制政治の下では「ペンより剣が強い」。この名言の真の意味、警句としての意義を述べる。

イギリスの劇作家
エドワード・ブルワー=リットン
(Edward Bulwer-Lytton)が1839年に発表した
戯曲『リシュリュー、あるいは陰謀』
(Richelieu; Or the Conspiracy)の第2幕第2場
で初めて登場した名言です。

余談ですが、この人の孫が
満州事変の調査で国際連盟より派遣された
「リットン調査団」のリットンです。

言論や知識の力が権力や暴力よりも
強い影響力を持つことを表しています。

権力や暴力に立ち向かう言論の力、
ジャーナリズムの精神を高らかに謳う
場面で引用されることが多いですね。

誠に格調高い言葉で
語るに高揚感を伴う名言です。

戯曲『リシュリュー、あるいは陰謀』
(Richelieu; Or the Conspiracy)の第2幕第2場
の該当箇所の原文と日本語訳を以下に示します。

True, This! —
Beneath the rule of men entirely great
The pen is mightier than the sword. Behold
The arch-enchanter’s wand! — itself a nothing! —
But taking sorcery from the master-hand
To paralyse the Cæsars, and to strike
The loud earth breathless! — Take away the sword —
States can be saved without it!
日本語訳:
確かに、そうだ!
完全に偉大な人物の支配の下では、
ペンは剣よりも強力である。
見よ、大魔術師の杖を!
— それ自体は取るに足らないもの! —
だが、熟練の手によって魔術を帯び、
皇帝たちを麻痺させ、
大地を息をのむほどに震撼させる!
剣を取り去れ —
国家はそれがなくとも救われる!

Edward Bulwer-Lytton、戯曲『リシュリュー、あるいは陰謀』(Richelieu; Or the Conspiracy)の第2幕第2場

専制政治の下では「ペンより剣が強い」

ご覧いただいた通り、
この名言の前置きには
「完全なる完全に統治者の支配の下では」
という重要な前提があります。

すなわち
「言論の自由が保障された政治体制」
の下に限って「ペンは剣よりも強い」
のです。

逆に言うと専制政治の下では
「ペンより剣が強い」と言えます。

一度専制政治が出来上がると再び言論の自由を取り戻すのは不可能に近い

この名言の真の意味は、前置きのセリフ
「完全なる統治者の支配の下では」
という重要な前提を入れて、
初めて正しく理解できます。

残念ながら一度専制政治の体制が確立すると、
言論の自由を取り戻すのは容易ではありません。

中国の民主化運動の失敗を見ても
不可能に近いというのが現実です。

仮に民主化革命が達成できたとしても
膨大な犠牲を伴うことを覚悟せねばなりません。

日本は専制政治体制の国々と国境を接しています。

この名言の真の意味、警句としての意義は
「言論の自由」のある民主主義の政治体制を
守り、発展させていくことにあります。

私のnoteのテーマである
「幸福」との関連で言えば
「自由」は「幸福」の源泉です。

言論の自由が完全に保障される
民主制を守っていかねばなりません。

最後まで記事をご覧いただき、
誠にありがとうございました。
今後も幸福に関連する記事について
投稿してまいりますので、
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いただけますとありがたいです。

イーハピネス株式会社 代表取締役 松島紀三男プロフィール

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