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「食」と幸福*日日是幸日

なぜ「食」と幸福について書こうという気
になったかというと、先日、
スーパーで買った湘南地上がりの
カサゴの刺身がすこぶる美味だったからです。
「瞬間幸福感」は急速上昇。

「食」と「幸福」との関係について
独自調査してみようか思いましたが、
すぐにやめました。自明なので。

定量的影響力を統計解析するのは
興味ありますが。
※本記事後段に先行研究記載↓

「食」が「幸福度」を高める3つの効能

美味しい食事が「幸福感」を高めるのは、
私だけでなく多くの人が認めるでしょう。

「食」が「幸福度」に与える効能は
以下の三つに大別されると考えます。

1.栄養補給効能

食事は肉体的エネルギー補給に不可欠
バランスの取れた質の良い食生活は
「幸福」の最大リスクである健康維持・増進
にも密接に関係

2.対人関係効能

「ひとりで食べるより誰かと一緒の食事が楽しい」
ことも多くの人が感じるところ。
恋人や家族との食事、友人、仲間との会食等、
食事を触媒として人とのつながりを深めることが
「幸福感」に寄与します。

3.感覚的効能

「美味しい」という味覚が
直接「幸福感」を高める効能です。

「食」が幸福に関与するエビデンス

社会的食事と幸福

  •  家族や友人との共食(shared meals)は、孤独感を軽減し、幸福感を高める。特に日本では、共食が社会的つながりを強化し、精神的健康を向上させることが報告されている。

  • 研究例:

    • 日本の研究で、家族との食事頻度が多い人は主観的幸福感が高いことが示された。

    • 出典: Takeda, W., & Melby, M. K. (2017). "Family meals and mental health in Japanese schoolchildren." Appetite, 118, 113-119. DOI: 10.1016/j.appet.2017.08.006

  • メカニズム: 共食は社会的サポートを強化し、オキシトシン(幸福ホルモン)の分泌を促進。

和食と幸福

  • 和食(魚、大豆製品、海藻、野菜)は健康効果を持ち、幸福感や長寿との関連が報告されている。特に、DHA/EPAが豊富な魚介類の摂取がうつ病予防に有効。

  • 出典: Nanri, A., et al. (2010). "Dietary patterns and depressive symptoms among Japanese men and women." European Journal of Clinical Nutrition, 64(8), 832-839. DOI: 10.1038/ejcn.2010.86

  • 食事の文化的側面: 日本では「いただきます」「ごちそうさま」などの食事の儀式が、感謝やマインドフルネスを高め、幸福感に寄与する可能性。

地中海式食事が幸福感を向上

  • 地中海式食事(野菜、果物、全粒穀物、魚、オリーブオイルを多く含む)は、うつ病リスクの低下や幸福感の向上と関連しています。オメガ3脂肪酸や抗酸化物質が脳の神経保護に寄与し、気分を安定させることが示唆されています。

  • 研究例:

    • 2018年の「SMILES試験」(Supporting the Modification of lifestyle in Lowered Emotional States)は、地中海式食事介入がうつ症状を有意に改善したことを報告。

    • 出典: Jacka, F. N., et al. (2017). "A randomised controlled trial of dietary improvement for adults with major depression (the ‘SMILES’ trial)." BMC Medicine, 15(1), 23. DOI: 10.1186/s12916-017-0791-y

  • メカニズム: オメガ3脂肪酸(DHA/EPA)やポリフェノールが炎症を抑え、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質のバランスを整える。

腸脳軸とマイクロバイオーム

  • 腸内細菌叢の多様性が幸福感やメンタルヘルスに影響を与える。発酵食品(ヨーグルト、キムチ、味噌など)や食物繊維の摂取が、腸内細菌を介して気分を改善する可能性。

  • 研究例:

    • 2021年の研究で、プロバイオティクスやプレバイオティクスがストレスや不安を軽減することが示された。

    • 出典: Dinan, T. G., & Cryan, J. F. (2017). "The microbiome-gut-brain axis in health and disease." Gastroenterology Clinics, 46(1), 77-89. DOI: 10.1016/j.gtc.2016.09.007

  • メカニズム: 腸内細菌が短鎖脂肪酸(SCFA)を生成し、これが神経系に影響を与える。

糖質や加工食品の影響

  • エビデンス: 高糖質・高脂肪の加工食品(ファストフード、菓子類)の過剰摂取は、炎症反応や血糖値の急激な変動を引き起こし、うつ症状や気分低下と関連。

  • 研究例:

    • 2019年のメタアナリシスで、加工食品中心の食事がうつ病リスクを高めることが確認された。

    • 出典: Lassale, C., et al. (2019). "Healthy dietary indices and risk of depressive outcomes: a systematic review and meta-analysis of observational studies." Molecular Psychiatry, 24(7), 965-986. DOI: 10.1038/s41380-018-0237-8

  • メカニズム: 血糖値の急上昇・急降下が気分変動を引き起こす。

食料品の不足や価格高騰が「幸福度」低下に

このように「食」と「幸福」は
切っても切れない関係にあります。

昨今、日本では
米の不足や食料品価格高騰が
大問題となっていますが、
「食」が国民の「幸福度」低下につながる
懸念が大きいと言えます。

この問題の解決は政治の役割です。
主権者である我々は参画する責任があります。

最後まで記事をご覧いただき、
誠にありがとうございました。
今後も幸福に関連する記事と併せて、
諸々関連することを投稿してまいりますので、
好き・コメント・フォローなど
いただけますとありがたいです。

イーハピネス株式会社 代表取締役 松島紀三男プロフィール

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