【設計図公開】建設業の原価管理をkintoneで一元化。外注・労務・材料費を「工事台帳」へ自動集計する設計術
「原価管理はExcelでやっています」
建設会社の支援に入るとき、よく聞く言葉です。でもその実態を聞いてみると、外注費・労務費・材料費がそれぞれ別々のExcelファイルで管理されていて、情報が連携できていないというケースがほとんどです。
3つのコストが別々に管理されているということは、工事全体の原価がリアルタイムでわからないということです。
月末にまとめて集計して初めて「この工事は赤字だった」と気づく。そのとき、もう手の打ちようがありません。
kintoneでは、外注費・労務費・材料費を同じプラットフォーム上で管理するため、情報の連携が自然にできます。工事ごとの原価をリアルタイムで把握できる仕組みを作ることができます。
建設業の原価管理の3つの柱
建設業の原価管理は、大きく3つに分かれます。
① 外注費
協力業者への支払い費用。工事ごとに複数の業者が入るケースが多く、管理が複雑になりやすい。
② 労務費
現場作業員の人件費。日報から集計する方法が一般的で、工数×単価で計算します。
③ 材料費
工事に使用した資材・材料の費用。購入のタイミングと工事への配賦を管理する必要があります。
この3つを別々に管理していると、工事全体の原価が見えません。kintoneでは、これらを一つのプラットフォームで設計することで、工事台帳に自動集計される仕組みが作れます。
アプリ構成の概要
原価管理をkintoneで構築する場合、以下のアプリ構成をおすすめしています。

各入力アプリに現場担当者が入力し、工事台帳アプリに自動集計される設計にすることで、経理担当者の集計作業が大幅に削減されます。
外注費入力アプリの項目一例

労務費入力アプリの項目一例

材料費入力アプリの項目一例

工事台帳への集計設計
各入力アプリのデータを工事台帳アプリに集計することで、工事ごとの原価がリアルタイムで確認できます。
工事台帳アプリには以下の集計フィールドを設定します。

一元管理で広がること
3つの原価を同じプラットフォームで管理することで、これまでできなかったことが可能になります。
工事の進行中に原価を把握できる 月末の集計を待たずに、今この瞬間の工事原価が見えます。予算オーバーの兆候を早期に発見し、手を打つことができます。
業者ごとの支払い管理ができる 外注費入力アプリのデータを業者別に集計することで、月次の支払い予定が一覧で確認できます。
工事ごとの収益性が比較できる 全工事の粗利・粗利率を一覧で並べることで、どの工事が収益を生んでいるかがひと目でわかります。
アプリ間の連携にはプラグインが有効
各入力アプリの集計を工事台帳に反映させる際、kintoneのプラグインを活用することでより柔軟な連携が実現できます。プラグインの選び方や設定方法については別途記事を作成予定です。早く知りたい方はコメントにてお知らせください!
「原価管理の仕組みをkintoneで作りたい」という方は、お気軽にご相談ください。構築担当者への伴走支援から、開発代行まで対応しています。初回のご相談は無料です。
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