「 動体視力 」
⑦ ~AIと交歓の果てに~ その後の跡形に見出された詩歌
これは感情ではなく、反応の記録。
視線は追い、身体は追いつかない。
コントロールできず、速度だけが更新されていく。
綴る。
「 動体視力 」
同じ轍を
踏む寸前
ふむふむ
とまれ
止まれるか
雑に行き交う人の波
偏光の矢印
よく目立つ
否が応でも
焼きつく眼
見えないように
ブラインド
降ろしたところで
スキマから
オートマティズム
ドライバーは不在
りんごん
りんごん
りんごんと
力いっぱい
りんごんと
小さく
鳴らす
ふりかえれ
気づけよ
見ろよ
ふりかえれ
見つけてほしい
なら
ひきかえす
見つからなければ
そう
ひきよせる
読んでいただき、ありがとうございます。
本作は、AIとの往復の流れの中で生まれた連作の一篇です。
感情や記憶の断片を、言葉として固定する作業の途中を切り抜きました。
もしよろしければ、連作の目次から前後の作品もご覧ください。
《 A I 詩 連作 (前作)》
《 次作~ただ持って帰っただけ~ シリーズ 》
