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ハーネスを買い替えた話【ヒヤリハット】

こんにちは。
つい最近 赤柴さんのハーネスを買い替えた
考える赤柴です。なぜなら…
そうです、起きてしまったのです。
ハーネスすっぽ抜け事件が…!


その朝の散歩も 
いつもと変わらず気ままに歩く赤柴さん。
朝いちの散歩だから、まずは用を足したいはずだけど
そこはなかなかこだわりの強い赤柴さん。
あっちじゃない、こっちでもない、と歩き回り
ほどよく積雪の残った空き地の突き当りでしゃがみ込む。
前は川。
その背後でリードを持って待つわたし。

赤柴さんが本日のトイレと決めたその場所の真横に
高さ50センチくらいのポールが3本立っていて
その間にチェーンが渡されていたので嫌な予感はした。

なぐり書きにて失礼します

用を足して立ち上がったら 
このまま前には進めないから向きを変えて右へ行くか左へ行くか。
左がポールとチェーンだから、このチェーンをくぐられたら嫌だな。
右へ行ってほしいんだけどな。
じゃあ左への進路をふさごうと思ったその時 
スッキリした赤柴さん、やおら立ち上がり左へ回転
案の定ポールとポールの間のチェーンをくぐってしまう。

わー、そっち行かないで

これが電信柱のすき間とかなら 
黙って赤柴さんの進路に従うんだけど
高さ30センチのチェーンはちょっとくぐれないし
肩掛けバッグやリードを全部外して
チェーンをくぐらして持ち替えるのも面倒だなと
「そっちじゃないよ、こっちに戻っておいで」と
リードを引っ張ってみたけれど。

ぜっっったい嫌!

それがお気に召さなかった赤柴さん
こっちに向き直って
完全なる拒否柴体勢になってしまった。
この正面向きのままリードを引っ張ると危ない と
ハーネスごと押さえようとわたしが手を伸ばすのと
その動きが刺激になって 
赤柴さんがさらに思いっきり後ずさりするタイミングが重なった瞬間


なんということでしょう。(ここでBGM)


路上には迷子札チョーカーのみの 丸裸の赤柴さん
そしてわたしの手元には 
防寒のため着せたコートごと 
すっぽりと見事に脱げたハーネス。

見つめ合うふたり。(赤柴さんも驚いてた)
ふたりの間の距離は約2メートル。
手を伸ばしても届かない絶妙な柴距離である。
赤柴さんの背後に広がる雄大な自然。




や  ば  い

落ち着け。落ち着け。
ここは家の中で 
ハーネスを着けてない赤柴さんと接するのは当たり前だと思おう。

わたしはその場にしゃがんだまま ゆっくりと左のポケットから
小さなタッパーを取り出した。
お散歩の合間や 
コースを変えさせたいときに与えるために
カットしたジャーキーを入れてあるタッパーだ。
赤柴さんに見えるようにふたを開け 中身を見せ
ひとつつまんで取り出す。

「ほら、赤柴ちゃん、おやつにしようか」

「おやつ」 その言葉に 
今にもひとりで散歩を続行しようとしていた赤柴さんは
立ち止まり、こちらに向きなおった。
じっとわたしの手元を見る。

わたしはことさら明るい声で おやつを見せながら
赤柴さんが寄ってくるのを待った。
むき身でむちむちの柴犬を素手で捕まえられる自信はなかったけれど
取りあえず 向こうへ走り出すのは止めなければならない。

赤柴さんはおやつは欲しいけれど捕まりたくはないので
何度か寄ってきては わたしが手を伸ばすと逃げ
寄っては逃げ
その様子は 事情を知らない人が見れば
まるで和気あいあいとたわむれている飼い主と犬に
見えなくもなかったかもしれない。

くっ…、おやつ一粒ではだめだ。
次なる一手だ。
わたしはタッパーの中身を全部雪の上にぶちまけた。
食べに来るには絶対にわたしの前を通る動線の延長上に。
出血大サービスなのである。

「ほら 赤柴ちゃん おやつ全部食べていいよ~」

むむ。
赤柴さんの表情に葛藤が見えた。
食べたい、でも捕まるのは嫌。

・・・・・・・・・・・・・・・・

そこからは数秒の記憶がないのだけれど
気がつくとわたしは ビチビチとよく跳ねる旬のブリのような柴犬を
両手でがっちりと抱えていた。
赤柴さんはさっきハーネスをすり抜けた成功体験よ再びと
身をよじりながら後ずさりしようとしている。

抜けそうな前足をとっさにつかむ。
キャン、と鳴く赤柴さん。
ごめん。ちょっと痛いかもしれないけど
今後のふたりの仲に禍根を残したとしても
わたしはきみを離すわけにはいかないの。

なんとか体勢を整えて赤柴さんのわずかなくびれに腕を回し
しっかりと左脇に抱え込んだまま
右手でリードをたぐり、ハーネスに重なったままのコートをはがし
リードのバックルを3つ外して もう一度着け直すことができた。

「いいこだね~、これ着けてお散歩しようね。おやつもあげるからね」

その頃にはもう赤柴さんも観念したようで

「ちぇっ、やっぱりそれ着けないとだめか~。でもおやつはもらいますからね」という顔で
おとなしくなっていた。

……助かった。
良かった。犬も人も車も来なくて。
山に入ってしまって 獣用のくくり罠にかからなくて。

何ごともなかったかのように立ち上がり散歩の続きをしながら
しばらくは手が震えていたし 心臓のあたりがちょっと痛い気がした。

今回は赤柴さんに助けられた。
その大いなる食い意地にはもちろんだけど
赤柴さん、分かっていてわざわざ捕まりに来てくれたような気もする。

以前読んだ wonder48(シバ)さんの記事に
「犬は人の心音を聴くことができる」というものがあって
確かにそうかもと思っていたから。

*wonder48(シバ)さんの記事は 
未知なる相手である犬に敬意をもって
相手のことを知ろうというものが多く、とても参考になります。

普段の散歩中など わたしが苦手意識のある人が向こうから来ると
犬の警戒感も上がるということはよくあって
それはわたしの心音が影響しているのかもしれなくて

そうだとしたら さも平静を装って「おやつだよ~」なんて
声をかけても 実は内心ドキドキだったこと
きっとバレバレだっただろうから。

ありがとう赤柴さん。よく帰ってきてくれたね。
も~、仕方ないなあって感じかな。

今回はちょっとずつの緩みから起きたことだった。
子犬時代は念のため首輪とハーネスのダブルリードにしていたのに
4歳を過ぎて落ち着いて散歩ができるようになってきたから
ハーネスだけにしていたこと。
ハーネスのベルト部分の素材が変わったのか
買い替えた2代目は以前よりも引っ張ると緩みやすくなっていたのに
時々締め直すだけで そのままやり過ごしていたこと。


迅速配送で助かります

その反省を踏まえて 帰宅後さっそくハーネスを替えることにしました。
選んだのは 迷わず SUZUKOUBOUさん

かつて先代犬を見送ったあと 
犬の保護団体さんのサイトを見ているときに知った犬具屋さんで
オリジナルのハーネスなど その作りのしっかりしていることは
よく知っていました。
結構特徴的なデザインだし かわいいロゴもついていて 
ドッグランでも このnote内でも 時々お見かけします。

見に来る赤柴さん
どの色も素敵だけどバーガンディーというのにしてみました。


実は赤柴さんも1歳ごろにはこちらのハーネスを使用していたのですが
そろそろ成長が止まったかと思って選んだサイズが
あっという間に小さくなって使えなくなってしまって
結構お値段するのでショックだったのと
(SUZUKOUBOUさんは悪くないです。まさか赤柴さんがこんなに大きくなるなんて)
リードをつなぐDカンが背中の後ろのほうにあるので
カッパや服が着せにくいな~というのとでやめてしまって
ハーネスやリード以外の機能性ウェアを着せるくらいでしたが
(ウェアもなかなか良いのです)
もうここは再び頼るしかない!

1歳ごろの赤柴さん。ハーネス食い込んでます。

✓ 5本のベルトがそれぞれ干渉せずに独立しているため、たとえ犬が後ずさりをしても、ベルトがまとめて一気に持っていかれることがなく、抜けにくい構造となっています。 

✓ リードを繋ぐDカンがハーネス最後部に位置するため、リードで引っ張られた形になったとしても、ハーネス本体が身体から浮き上がりにくく、ハーネス抜けを防止します。

SUZSUKOUBOUさんのサイトより

もうね、まさにそこなんです。反省。
服と重ねにくいというところは 大きめサイズを注文して
服を着せてからハーネスを着けるということで解決しました!

サイズ調整後も緩みにくく安心です


もしもあの時…おやつ全部ぶちまけ作戦がだめだったら
いよいよ自宅にいる夫に電話して(徒歩2分)
おやつの大袋とリコーダーを持ってきて、と頼もうと思っていました。
赤柴さん、息子が小学生の時に使っていたリコーダーの音色が大好き。
これならきっと駆け寄ってきてくれるはず…!と考えていました。
(犬用の呼笛も反応を試したことがあるけど、いまいちみたいでした。)

おっとすみません

「犬が逃げそうになったのでハーネスを替えました。
SUZUKOUBOUさんのハーネスはとても良いです」(2行)

というだけの記事なのに ずいぶん長くなってしまいました。

最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたと愛犬が一緒に歩く日常が 長く続きますように。

あぶなかった…!

※この事件にともない、先日書いた お散歩短歌とお散歩グッズの記事
Amazonのレビューを修正しました。

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