【写真の観察】 #10 具現化
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このシリーズは、ebi_timesが撮影した写真を読者の方にじっくり観察して何かを感じてもらい、最後にebi_timesの文章を読んでもらうという1記事完結型コラムです。(過去のコラムを必ずしも読む必要はありません。)
その後、著者と読者、お互いで感じたことの差を楽しんでもらったり、答え合わせのように読んでもらったりと写真に関する解釈に正解はありません。
写真を”少し長めに”観察する
読者の頭の中で感想を持って感じる
ebi_timesの文章を読む
始まりのきっかけについては、#0をぜひ読んでみてください。

具現化
準備を重ねて、脳に汗をかいて絞り出したアイデアであっても、妥協なく完璧に近い、具現化された写真は簡単には撮れないと思っています。むしろ簡単に撮れてしまっても満足はしないはずで、かく汗の量が足りないかもしれない。
それでも、何年も撮ってきたフォトグラファーの1人として、わずかながらそういう写真に巡り合う瞬間がありました。
コロナ禍に入る前、フルサイズミラーレスカメラを買ったばかりで、1週間ニューヨークへ行くことに。
なかなかいけるものではないアメリカ、しかも東海岸のニューヨーク。
さすがに用意周到に撮影のタイムスケジュールを決めました。さらにこのとき、何か爪痕を残せないかと構想を練った写真が今回の一枚。
練りに練った構想の写真で、99.9%の一致率で具現化ができたと自負できるほどです。
"色"、"天気"、"場所"、"被写体"、"機材"など、それぞれが持つ変数を掛け合わせると無数の結果が生まれることになりますが、そんな中でも、頭の中で描いていた通りのイメージと一致することが起きた瞬間でした。
たまたま撮れたっていう世界も楽しいし、自分の中で生まれたアイデアの具現化ができた世界も楽しい。
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