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ヨガ、NLP、コンサル──私が“人の変化”に向き合う仕事を選ぶまで

よく「どうしてそんなキャリアを歩んできたの?」と聞かれます。
東急電鉄という大手企業からヨガ講師、そしてデロイトや組織開発のコンサルティング会社を経て独立。一見バラバラに見えるかもしれません。

でも、私の中では一貫したテーマがあります。
それは「自分を深く知ること」そして「人の変化に寄り添うこと」です。

このnoteでは、私がなぜ今の仕事にたどり着いたのかを、これまでの転機と学びを通して書いてみようと思います。



東急電鉄で感じた「違和感」


新卒で入社した東急電鉄では、安定したキャリアを歩んでいました。
社内で携わるプロジェクトにも恵まれていて、社会的には「いい会社」と言われる環境でした。

それでも、心のどこかに違和感がありました。
それは、「このまま定年まで働き続けるのが嫌だ」という単純な話ではありません。
自分がこの会社で、いずれ管理職になり、偉くなっていく姿がどうしても想像できなかったのです。

うまく言葉にできないのですが、社内で昇進していく上の人たちを見たときに、
「私は、こうはなれない気がする」と感じてしまったんです。

当時の私は、キャリアを“会社の中でどう最適化していくか”という発想よりも、
“会社の外でも通用する自分でいたい”“何かあっても自分の足で立てる状態でいたい”という感覚のほうが強かったように思います。

でも、そういう感覚を持つ人は周りにほとんどいなくて、
「このままでは、自分が“会社に合わせていく”人生になってしまう」と、
ぼんやりとした不安があったのかもしれません。

決して東急電鉄という会社に問題があったわけではなく、
ただ、そこにいる自分が「本来の自分」と重ならなかった。
この場所にずっと居続けることを、私はどこかで“違う”と感じていたのだと思います。

そして、その違和感がはっきりと自覚に変わった出来事がありました。
昇進のタイミングで、社内の試験と面接を受けたときのことです。
面接では、「この会社でどうしていきたいか」「どんなマネージャーになりたいか」といった、
いわば“これからの自分のキャリア像”を問われました。
でも、どうしても自分の言葉で語れなかったんです。
というより“語れるものが自分の中になかった”。
その瞬間に、はっきりと思いました。

「あ、私はこの会社での未来を描けないんだ」と。

その面接のあと、私はほどなくして退職を決めました。


ヨガ講師としての「自由」と「気づき」


実は、会社を辞める数年前からヨガには出会っていました。
当時はデスクワークによる肩こりや慢性的な疲れをなんとかしたくて、近所のスタジオに通い始めたのがきっかけです。

最初はあくまで「健康のため」だったのですが、通ううちに少しずつ、自分の内側にあるものに気づく感覚が芽生えていきました。
呼吸を深くし、体に意識を向ける時間は、日々の忙しさの中で見過ごしていた“本当の気持ち”に触れる時間でもありました。

会社を辞めて時間ができたことをきっかけに、もっと本格的に学びたくなりました。
そして思い切って、インドネシアの山中で修行を積むことにしました。

そこで体験したのは、身体を整えるというよりも「自分と深くつながる」という感覚でした。
人の内面の静けさや、思考を超えたところにある“本質的な感覚”に触れるような時間。
修行の合間には、自分がこれまでどんなふうに働き、どんなふうに生きてきたのかを見つめ直す時間がありました。

帰国後はヨガ講師として活動を始め、旅をしながら自由に働くスタイルも実現しました。
ただ、その自由の中で、
「もっと人と深く関わりたい」「“心と組織”の両方に働きかけられる仕事がしたい」
思うようになりました。


NLPとの出会い──自分が変わった原体験


ヨガを学んだあと、私はさらに「心の仕組み」そのものに興味を持ち始めました。
そして出会ったのが、NLP(神経言語プログラミング)です。

最初は、怪しい自己啓発のような印象がありました。
でも実際に体験してみると、それはまったく違いました。

「感じていること」と「解釈していること」の違い、
言葉の使い方が人の反応を変えること、
無意識の中にある価値観や信念が、行動や感情にどう影響しているのか。

まるで、自分の中に新しい地図が現れたような感覚でした。
何より驚いたのは、自分自身が深く癒され、変わっていったことです。

誰かを助けよう、変えよう、そういう意識ではなく、
ただ「自分の人生をもっと生きたい」という思いで学び続けていました。


組織の中で「変容の技術」を活かしたい


NLPの学びを深めるうちに
「この変化を、個人だけじゃなく、組織の中でも活かせないだろうか?」
と考えるようになりました。

人が変われば、組織も変わる。
でも現実のビジネスの中では、感情や価値観に触れずに構造だけを変えようとする場面も多い。

だからこそ、私は“人の内面”と“組織の構造”の両方にアプローチできる人になりたかった。
その想いが、私をコンサルティングの世界へと導いていきました。


デロイトとアイディールリーダーズ──構造と内面の両立へ


まず飛び込んだのは、デロイト トーマツ コンサルティング。
大企業の人事・組織戦略に特化したプロジェクトに関わり、構造・制度・評価・変革プロセスといった、理論と実践の現場に身を置きました。

ロジカルであることが武器になる場所。私にとっては心地よさすらありました。
けれど同時に、こうも感じていました。

「人の本質的な変化は、ロジックだけでは起きない」と。

その後、より“人の内側からの変容”に携わりたくて、私はアイディールリーダーズという組織開発専門ファームに転職します。
そこでは、対話、パーパス、コーチングといったテーマを扱いながら、「人が変わる瞬間」に何が起きているのかを、日々見つめ続けました。

NLPの学びと、現場での経験が交差し、私の中で統合が始まっていきました。
「組織開発とNLPは、決して別物じゃない」。そう確信するようになったのです。

独立──「自分のやり方で、人と組織の変化に向き合いたい」


複数の現場を経験する中で、私は次第に
「もっと自由に、自分のやり方で、人と組織の変化に関わっていきたい」
と感じるようになりました。

それは、会社の枠を飛び出してでも叶えたい想いでした。
そして私は独立し、Effica株式会社を立ち上げました。

ここで私が提供しているのは、NLPと組織開発をかけ合わせた、ちょっとユニークな支援です。
クライアントは、上場企業から10名以下の中小企業まで、規模も業種もさまざまです。
共通しているのは、「人の力をどう引き出すか」に関わる課題に取り組んでいること。

私の強みは、ロジカルな構造設計と、無意識レベルの変化を促す心理的アプローチの両方を扱えること。
だからこそ、表面的なテクニックではなく、本質的な変容を支援できると感じています。

支援内容は、経営層へのコーチング、マネージャー層の育成、チームの関係性改善、パーパスの浸透、風土改革、プロファイリング(iWAM)など多岐にわたりますが、
共通している考え方は一つ。

「人は、変われる」

私は、NLPを“無理に人を変える技術”としてではなく、
“自分が本当に望む生き方を取り戻す技術”として伝えています。
そして、その人が変わることで、周囲も変わっていく。
そんな連鎖のきっかけになれることを、何より大切にしています。


ロジカルに使えるNLPを、日本の“読み書きそろばん”に


私は今、コンサルティングや組織開発の現場で活用しているNLPの技術を、
もっと多くの人が日常的に扱えるようになってほしいと考えています。

そのために立ち上げたのが、Effica NLP Academyです。

神経言語プログラミング(NLP)は、決してスピリチュアルでも魔法でもなく、
「脳の使い方を自分で学び、変えるための技術」
です。
言葉の選び方、無意識のパターン、思考のフレーム、
それらを扱えるようになることで、人は見える世界を変えることができます。

生きづらさを抱えている人、
幼少期の体験によって無意識に“呪い”のようなプログラムを背負ってしまった人たちにこそ、
自分で自分の脳を整える力を持ってほしい。
それがあれば、人間関係に過剰に悩まずにすみ、望むゴールにもより自然に近づいていけます。
私が実際に体感してきました。

人間の脳は、0歳から20歳前後にかけて無意識のプログラムが形成されていきます。
どんな家庭に育ったか、どんな人に囲まれてきたか。
それらは決して“良い”か“悪い”かで語れるものではありませんが、
ある人にとってはそれが“自分を縛るプログラム”として残ってしまうこともあります。

NLPを学ぶということは、
「自分の脳にインストールされたプログラム」を見つけ、それを書き換える技術を得ることです。

私はこの学びを、もっと当たり前のものにしたいと思っています。
だからこそ、「読み・書き・そろばん・NLP」を新しい学びのスタンダードに。
そんな願いを込めて、あえてこの言葉を掲げています。

誰かに頼らず、自分で自分の人生を扱える人を増やしたい。
その想いを込めて、“日本一ロジカルなNLPスクール”を目指しています。

キャリアとは「探求の軌跡」だった


東急電鉄という安定した会社から始まり、ヨガ、NLP、コンサルティング、組織開発、そして独立。
振り返れば、決して「計画されたキャリア」ではありませんでした。

けれど一貫していたのは、「自分とは何か」「人はどう変わるのか」「本質的な変化とは何か」という問いでした。

キャリアは“選択の結果”でもあり、“探求の軌跡”でもあります。
そして今、私はその探求の過程で得たすべてを統合して、
“人が自分らしく変わる”ことを支援する仕事をしています。

過去のどの経験も、今につながっていると、今ならはっきり言えます。
そしてこれからも、その探求は続いていきます。

あなたは、今、どんな問いを抱えていますか?
その問いの先に、あなたらしいキャリアが待っているかもしれません。



著者プロフィール:
Effica株式会社 代表取締役
全米NLP協会認定トレーナー
柳下早紀


▶︎Effica NLP Academy について


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