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ミカワスキヤ 三河生まれの、数寄屋風の上品な茶花椿



三河数寄屋
(ミカワスキヤ)


ツツジ目、ツバキ科、ツバキ属の園芸品種のひとつ


三河地区は愛知県の東部に位置する場で、古くより
ツバキの栽培の盛んな地域として知られる。ここで
紹介をするミカワスキヤは、その地区の旧家などで
実生、あるいは選抜株に由来するものと考えられる
園芸品種となる。


『数寄屋』(スキヤ)は、茶人の好みによって作られた
茶室や茶庭の建築様式を表した言葉であり、更には
『数寄』の言葉まで辿ると『風雅や風流を愉しむ」の
意味となる。


『派手さ』ではなく『控えめ』『趣深さ』『質素ながら
洗練された美』など、日本的な美意識を茶室に求め
それはそこに配される茶花にも、その美学が重なり
『数寄屋』というツバキとして愛されたものとなる。


この『ミカワスキヤ』は、極小輪で多数の花が付く
事から、枝いっぱいに淡桃色の花が点々と咲く様は
控えめながらさりげない華やかさも備わっている。


その花期が冬〜早春にかけてという点で、庭に彩り
が少ない時期に『季節の先取り感』があるのも魅力
のひとつと考えられているツバキである。


和風の茶庭、数寄屋造りの庭、鉢植えにして玄関先
においても、静的な美と存在感を持つ品種のひとつ
に数えられている。


侘助系のツバキが実家にはないので、来年あたりは
一点、庭にこの控えめな美しさのものを植えようと
計画しているところだ。





和名 椿 (ツバキ)
洋名 ジャパニーズ カメリア
   (JAPANESE CAMELLIA)
学名 カメリア ジャポニカ
   (CAMELLIA JAPONICA)
品種 三河数寄屋(ミカワスキヤ)
   三河数寄屋侘助(ミカワスキヤワビスケ)
分類 ツツジ目、ツバキ科、ツバキ属
種類 常緑低木
草丈 5〜15m
開花 10〜5月
花色 淡桃地に濃桃色ぼかし
花弁 一重 (5〜6枚)
咲型 猪口咲
花径 4cm 極小輪
歴史 江戸時代
原産 日本、三河地区
言葉 誇り
   控えめな優しさ
撮影 2025年2月
場所 服部緑地都市緑化植物園

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