究極の変わり葉ツバキ 『圓:マドカ』
圓
(マドカ)
この本種、ツバキの中でも特に葉の形の変化を観賞する目的の『変わり葉ツバキ』として知られるものの中でも特に珍しい品種、まさに珍品と云われるツバキである。
一般的なツバキは花を主役として楽しみむが、今回紹介させて頂く、こちらの『圓』(マドカ)は花姿よりも葉姿そのものに価値がある珍品種である。
これを取り扱っている園芸店での本種の解説には『様々な形に変化した奇形葉を楽しむツバキ』、『これはもはや花を愛でるツバキには在らず』など、普通のツバキと異なる鑑賞観点の扱いをしている。
見た目の一番の大きな特徴としては、葉が一定の形をとらず、丸葉、盃葉、逆盃葉、喇叭状葉、杯状葉、等など同じ株の中にありながら様々な変化を見せるその葉姿は『葉変り品の中でも極端な葉姿の逸品』となっている。
そんな中でも、特に葉が杯の様にに湾曲や変形する性質が強い個体では『完全杯状形状』を示したものもあってさらに二重構造のものなどは、今回撮影した様な葉姿の中でも特に珍重されているものだという。
この究極の変わり葉ツバキの由来について調べてみると『ユキバタツバキの自生地帯での自然実生ツバキ』だとの事らしい。この『ユキバタツバキ』とは、ツバキの中でも豪雪地帯に自生する大きなグループ『ユキツバキ』の群とツバキ原種の大きなグループである『ヤブツバキ』の間の交雑種である『ユキバタツバキ』に分類されるグループとなっている。他に見られる『変わり葉ツバキ』シリーズは『金魚葉椿』、『錦魚葉椿』、『梵天葉椿』は『ヤブツバキ』系からなる園芸品種であるのと、異なる進化背景を持ったものである事が分かる。
この珍品種の原産地とされるのは、新潟県を中心とした中越地方とされており、ユキバタツバキの系統とみなす理由ともなっていふ。
この『圓』(マドカ)は、 京都府立植物園にて開催された『第65回つばき展』の会場にて、2026年3月21日〜22日に掛け『変わり葉つばきコーナー』にて出展をしていたものである。
展示されているこの見た事のないまん丸の葉姿に何人もの来場された方も目をまんまるくさせて、この面白い葉を興味深く眺められ、私はそこで江戸時代に日本国内で起きた珍奇植物ブームの時に集められたもののひとつであったことを解説させて頂いた。
このまん丸の葉のついたツバキについた『圓:マドカ』の名称は、『円:マドカ』と同じ意味でまん丸を意味するものとなっている。
足を止めてもらった方々は、ツバキは花しか見なかったけど、これからは葉っぱも見る楽しみが出来たと言ってくださる方々も多く、解説させて頂いた甲斐があったと思ったものである。









和名 椿
(ツバキ)
洋名 ジャパニーズ カメリア
(JAPANESE CAMELLIA)
学名 カメリア ジャポニカ
(CAMELLIA JAPONICA)
品種 圓
(マドカ)
分類 ツツジ目、ツバキ科、ツバキ属
系統 ユキバタツバキ系
種類 常緑低木
樹高 2〜3m
開花 3〜5月
花色 紅色〜濃桃色
花径 5〜7cm
咲型 八重咲
蕊型 筒蕊
原産 日本、中越地方
言葉 誇り
控えめな優しさ
撮影 2026年3月21日〜22日
場所 京都府立植物園 つばき展展示会場内
変わり葉つばきコーナー
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第65回つばき展
今回65回目と京都府立植物園の中でも長く続いている人気の高い展示会のひとつ。

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