社長の右腕の仕事は、仕事ではなく孤独を引き受けることでした
社長には、相談相手がいません。社員には上司がいます。
でも、社長には「これでいいと思いますか」と聞ける相手がいません。
私は複数社でパラレルCOOとして働くようになって、その現実を何度も見てきました。
社長の仕事で一番重いのは、売上でも資金繰りでもありません。
「決め続けること」でした。
夜10時。
社員からの返信は終わっています。
明日の資金繰り。
採用するかどうか。
値上げするかどうか。
誰かに相談したい。
でも、最後に決めるのは自分です。

弱音は、社員の前では吐けません。不安なとき、迷っているとき。それを見せれば、みんなが動揺してしまう。だから社長は、平気な顔をして、いつも前を向いていなければいけない。
そばで見ていると、その「平気なふり」のコストの高さが、痛いほど伝わってきます。強く見える人ほど、実は一人で抱えている量が多い。
右腕の価値は、孤独を引き受けることにある

私が数字の管理やバックオフィスを引き受ける本当の意味は、単なる作業の肩代わりではないと、最近わかってきました。
見たい数字がすぐに出てくる。確認したい情報をすぐに読み取れるデータが出てくる。そういう相手が一人いるだけで、社長の肩の荷は、思っている以上に軽くなる。
実際、「この件は私が見ています」と伝えたとき、ふっと表情がゆるむ瞬間を、私は何度も見てきました。
右腕の価値は、こなすタスクの量より、孤独を分け合えることにあります。
AIも「もう一人の右腕(左腕)」になる
私自身、その役割を全部できるわけではありません。
だから最近はAIも使います。
反対意見を出してもらう。判断材料を整理してもらう。「この方向性、どう思う?」と壁打ちしてもらう。
社長が一人で抱え込まないための「もう一人の右腕」として使っています。
あなたの会社は代表が全部ひとりで抱えすぎていませんか?
「決める責任」は社長にしか持てません。でも、「情報を整理すること」「数字を追うこと」「判断の材料を揃えること」——そこは、誰かに任せていい領域です。
社長は、決める仕事です。
でも、ひとりで抱える仕事ではありません。
右腕でもいい。
AIでもいい。
「一緒に考える相手」が一人いるだけで、経営は驚くほど軽くなります。
私は、その景色を何度も見てきました。
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EngineersHub株式会社でパラレルCOOとして動いています。バックオフィス全般の仕組み化・効率化・代行をしています。
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