世界を支える日本のすごい技術!私たちが知らない「裏方」の強さとは?
こんにちは。えひめITラボのせいけです。
普段、私たちが使っているスマートフォンやパソコン、車などは、海外のメーカー製のものも多くなりました。一見すると「日本のものづくりは元気がなくなってきたのかな?」と感じることもあるかもしれません。
しかし、実は世界のハイテク産業は、日本で作られた部品や素材、装置がなければ1日も成り立たないという事実をご存じでしょうか。
今回は、表舞台にはあまり出てこないけれど、世界中で圧倒的なシェアを誇る日本の「隠れた主役たち」について、分かりやすく解説します。
(今日の一言: 昨日の朝倉海選手の試合興奮しました)
なぜ日本は「裏方」としてこれほど強いのか?
かつて日本は、テレビや洗濯機、半導体メモリといった「組み立てれば完成する製品」で世界をリードしていました。しかし、こうした製品は資本力や人件費の安い国々に次第にシェアを奪われていきました。
その一方で、日本が今でも圧倒的な世界シェアを維持している分野があります。それが「上流の素材・部材」や、それらを作るための「製造装置」です。
こうした分野は、単に説明書通りに組み立てれば作れるというものではありません。
・化学や物理、機械の知識を高度に組み合わせる必要がある
・長年の経験や職人技のような「マニュアル化できない技術」が必要である
・10年、20年と地道に研究を続ける粘り強さが求められる
このように、他国が簡単には真似できない深い技術の蓄積があるからこそ、日本企業が世界の市場を独占し続けることができています。
世界シェアを独占する驚きの技術と企業
具体的に、日本がどのような分野で世界を支えているのか、いくつかご紹介します。
半導体を作るための材料と装置
スマートフォンやAIに欠かせない半導体ですが、これを作るための材料である「シリコンウエハー」や、回路を焼き付けるときに使う「フォトレジスト」という特殊な薬液は、信越化学工業やJSRなどの日本企業が世界シェアの約60%から90%を占めています。また、半導体をきれいに切り分けるディスコの装置も、世界で70%以上のシェアを持っています。
スマートフォンを支える電子部品
スマホの内部にある、電気を安定させる「積層セラミックコンデンサ(MLCC)」という極小の部品は、村田製作所などが世界シェアの約60%を握っています。また、カメラの目にあたる「イメージセンサー」は、ソニーグループが世界シェアの約半分を占めています。
工場を動かすロボット
世界中の工場で活躍する産業用ロボット本体は、ファナックや安川電機などが約50%のシェアを持っています。さらに、そのロボットの関節部分に使われる非常に精密な「減速機」という部品は、ハーモニック・ドライブやナブテスコといった日本企業が市場をほぼ独占しています。
知名度は低くても世界一!ユニークな企業たち
一般的にはあまり知られていなくても、特定の狭い市場で世界一に君臨している「グローバルニッチトップ」と呼ばれる日本企業もたくさんあります。
例えば、カネカという化学メーカーは、アフリカのウィッグ(かつら)市場向けに、本物の髪の毛にそっくりな合成繊維を輸出しており、現地で50%以上のシェアを持っています。
また、フルヤ金属という会社は、有機ELディスプレイやハードディスクの材料に欠かせない、希少な金属の加工技術で世界トップシェアを誇っています。
こうした企業こそが、日本の産業の本当の強みと言えます。
これから期待される未来の技術
日本は今、次の世代を支える新しい技術の開発でも世界をリードしようとしています。
ペロブスカイト太陽電池
薄くて軽く、曲げることもできる新しい太陽電池です。ビルの壁面や駅の屋根など、今までは設置できなかった場所でも発電できます。日本発の技術であり、主な原料となる「ヨウ素」は日本が世界第2位の産出国であるため、資源の面でも非常に有利です。
全固体電池
電気自動車(EV)の性能を大きく飛躍させる次世代のバッテリーです。発火のリスクが極めて低く、非常に短い時間で充電ができるようになります。この分野では、トヨタ自動車などが世界で最も多くの特許を持っています。
光量子コンピュータ
これまでのコンピュータとは比較にならないほどの超高速計算を行う次世代の計算機です。従来の方式よりも扱いやすい方法で、NTTや東京大学が世界をリードする研究を行っています。
まとめ:これからの戦略
日本がこれからも「世界から必要とされる国」であり続けるためには、以下の3つの視点が大切だと言われています。
代わりのきかない部品や素材のシェアをしっかり握り続けること
強みであるものづくりの現場に、AIなどの最新IT技術を上手に組み込むこと
アニメやゲームといった世界に誇る日本のコンテンツを、観光や教育など他の分野にも広げていくこと
私たちITに関わる者としても、こうした日本のものづくりの強みや素晴らしいコンテンツを、デジタルの力でさらに輝かせるお手伝いができればと考えています。
一歩一歩、地道な技術の積み重ねが未来を作っていきます。えひめITラボでも、新しい技術を学びながら、地域や社会に貢献できるよう取り組んでまいります。
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