中国の物価事情: 中国経済の「いま」をざっくり解説!
こんにちは!えひめITラボのせいけです。
普段、ニュースで「インフレ」とか「デフレ」といった言葉をよく耳にしますが、お隣の中国ではいま、ちょっと不思議な現象が起きています。
難しい経済の専門用語をできるだけ使わずに、いま中国の経済で何が起こっているのか、分かりやすくお話ししますね。
(今日の一言: 12時間ぐらい寝ました)
1. お店のモノは安いのに、材料は高い?チグハグな物価
いま中国では、私たちが買い物をする時の値段と、工場が材料を仕入れる時の値段が、まったく逆の動きをしています。
普段の買い物はむしろ値下がり気味(消費者物価指数)
私たちがお店で買うような商品の値段は、前年と比べて1.2パーセントくらいしか上がっていません。これは事前の予想よりも低い数字で、「これからもっと値下がりしていくのでは」というデフレへの心配が続いています。
特に、食卓に欠かせない豚肉の値段が16.1パーセントも下がっていて、これが全体の物価をグッと押し下げる原因になっています。豚肉がたくさん出回りすぎて、価格が落ちてしまっている状態です。
工場の材料費はめちゃくちゃ上がっている(生産者物価指数)
その一方で、工場が仕入れる原材料などの値段は、前年と比べて3.9パーセントも上がっています。これは約4年ぶりの高い伸び率です。
この大きな原因は原油(石油)の値上がりです。中東の情勢が緊迫していることで世界的に油の値段が上がってしまい、それが工場のコストを直撃しています。
2. なんでこんなことが起きているの?
材料が高くなっているなら、商品の値段も上げればいいのでは?と思いますよね。でも、それができない深刻な理由があります。
不動産が元気なくて、みんながお金を使わない
中国ではここ数年、不動産市場がずっと冷え込んでいます。新築住宅の価格が下がり、持っているマイホームの価値も目減りしてしまったため、多くの人が「将来が不安だから、お金は使わずに貯金しておこう」と考えています。
みんながお財布の紐を固く閉じているので、お店側も「値上げしたら誰も買ってくれなくなる」と恐れて、値段を上げられないのです。
コストを値段にのせられない苦しさ
材料を仕入れるコストは上がっているのに、売る時の値段は上げられない。この板挟みの状態が、いまの中国の会社を苦しめています。
3. これからどうなる?今後の見通し
専門家たちも、これからの中国経済については少し慎重な見方をしています。
成長のスピードは少しゆっくりに
世界の経済をチェックしている国際通貨基金(IMF)の予測によると、中国の経済成長率は今後、少しずつゆるやかになっていく見込みです。少子高齢化や、これまで経済を引っ張ってきた不動産市場の元気がなくなっていることが原因とされています。
舵取りが難しい中央銀行
中国の中央銀行も難しい判断を迫られています。景気を良くするためにお金を出しやすくしたいけれど、そうすると材料費がさらに高くなってしまうかもしれない。この絶妙なバランスを取りながら、経済をコントロールしていく必要があります。
まとめ
今回は、中国で起きている「お店のモノは安いのに、材料は高い」という不思議な現象について解説しました。
一見すると遠い国の出来事ですが、世界第2位の経済大国である中国の動きは、めぐりめぐって日本の生活やビジネスにもつながってきます。
これからも、ちょっと難しそうなニュースを分かりやすく噛み砕いてお届けしますね。
えひめITラボのせいけでした!
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