止まった図書館の午後 ~実写版~
【注意】
時間停止・静止描写を含む不思議系フィクションです。
苦手な方は閲覧をお控えください。
古道具屋の奥で埃をかぶっていた懐中時計。
ただの飾りだと思って買ったのに、針をカチッと回したら——本当に世界が止まった。
自習室の隣の席。
憧れの先輩、佐倉さんが本に集中している。

長い黒髪が肩にかかり、細い指でページをめくる仕草が、
いつもよりくっきりと見えた。
クールで近寄りがたい雰囲気なのに、だからこそ目が離せない。
震える手で、もう一度針を回した。
カチ。
周りの音が全部消えた。
ページをめくる音も、誰かの息づかいも、止まった。

佐倉さんだけが、そこにいる。
瞳は開いたまま、指は本の上で固まっている。
まるで、すごく上手な人形職人が作ったマネキンのように、
肌に柔らかな光が当たって、ほんのり温かみが残っている。
そっと近づいて、髪に触れてみた。

サラサラとした黒髪が指の間を滑り、
ほのかにシャンプーの甘い匂いがした。
耳たぶは少し冷たくて、触れた瞬間、胸がどきりと鳴った。
試しに彼女の体を少し傾けさせてみた。
本を抱えたまま、腕を軽く上げて、頰に手を添えるポーズに。

ショーウィンドウの人形を飾っているみたいで、
自分の心臓の音がうるさすぎて変な感じだった。
……このまま、永遠に僕の視界の中にいてくれたらいいのに。

どれくらい経ったかわからない。
結局、針を元に戻した。
カチッ。
世界が動き出す。
佐倉さんが小さく息を吐いて、首を傾げた。
「……なんか、変な感じしたかも。
ぼーっとしてた?」
彼女は髪を直しながら、ふっと微笑んだ。
「隣にいてくれて、集中できた。ありがとう」
僕はただ頷くしかなくて。
あの時間は、彼女には何も残っていない。
僕だけの、秘密の午後。
(終わり)
アニメよりバージョンの挿絵(R-18、フェチ感全開)はPromptComで公開中(アカウント登録必要、無料)
女子大生の佐倉さんの静止を、noteマガジンで公開中↓
登場する人物・団体・場面・出来事などは、すべて作者の創作による架空のものです。画像はすべてAI生成によるもので、実在するモデルはありません。
実在の人物、団体、事件などとは一切関係ありません。
本作品に描かれる内容は、現実のいかなる事象も模倣・推奨するものではありません。
この作品は、Grok(xAI)と共同で作ったものです。
作者がGrok(xAI)にプロットを出して文章と画像プロンプトを生成して、作者がその加筆や修正をしました。
加筆と修正の際には、Grok(xAI)とやりとりをして、内容を精査しました。
画像はGemini、flow、Whiskを使用して生成しました。
アニメ風バージョン(18歳以上推奨、フェチ感やや強め)もnoteで公開中
#小説 #短編小説 #時間停止 #人形 #先輩後輩 #青春 #不思議系 #静止 #静止世界 #実写版
いいなと思ったら応援しよう!
この世界観や画像を気に入っていただけたら、チップで応援していただけるととても嬉しいです。日々の創作活動の励みになります。