5-1 わしがついている以上お前がマーヤを一度でも抱けば完全にお前の勝ちだ ~小説「女主人と下僕」~敗戦奴隷に堕ちた若者の出世艶譚~

ディミトリは、ザレン茶舗の石造りの建物を裏口から駆け上って、ザレン爺の書斎に走るように駆け込んだ。ザレン爺はぴかぴかに磨かれた重厚なチークの書き物机の上で、葉巻の口火を切って、ゆるゆると葉巻を焙っていた。「おい、ずいぶん早く帰ってきたな。...まさか振られたか」「いや、振られたどころか...訳が分からねえ。…

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