「SL大樹 土津」の旅
6/28、乗り鉄仲間3人と「SL大樹 土津(はにつ)」の復路:会津若松⇒下今市に乗ってきました。
「SL/DL大樹」は普段、東武鉄道鬼怒川線の下今市⇔鬼怒川温泉を走っている観光列車で、最近は「DL大樹」が鬼怒川温泉より更に足を伸ばし、野岩鉄道会津鬼怒川線〜会津鉄道会津線〜JR東日本只見線を経由して、会津若松まで運行されるなど注目されていました。
今回は4/1〜6/30に行われている“ふくしまDC(デスティネーションキャンペーン)”に合わせ、(旧)国鉄会津線の会津田島・西若松間を、1974年以来52年ぶりにSLが運行する取り組みとして行われたものです。

5/11〜14に夜間試運転の動きが見られた後、5/15にプレス発表され、値段や販売方法なども未発表でしたが仲間内に “乗りに行こう!” という話になり、各々有給を入れ、販売開始を待っていました。
5/22のPM・・・たまたまX(Twitter)を見ていると、何とJR東日本VTSから、予告なく先着順にて販売が開始されています。
気付いた時点で予約を試みるも、そうこうしている内に “キャンセル待ち” の表示に。唖然とし、ダメ元でキャンセル待ちをかけて、“折角有給を入れたのに何なんだ…” と愕然として他の “やけくそ旅行” を計画するまでありました。
そもそも、昔から人気列車の10時打ちやキャンセル待ちというものをしたことが無く、大昔に「ムーンライト九州」のキャンセル待ちをしたことがありましたが、当然空くことは無かったというデータのみが脳内にあり、今回も空くことは無いだろなーと思い諦めていました。
他にもクラブツーリズムや東武トップツアーズからの発売も後日あるようですが、抽選だったりで取れる気はしていませんでした。
ところが5/25、謎の電話番号から3件着信があり、基本電話に出ない私はスルーしていた矢先。“キャンセル待ちしていたツアーに参加可能となった” 旨のメールが送られてきたのです。
前述の通り人気列車はキャンセルなんて出ない…ましてや4名分なんて…と、早く記憶から消去しようと切り替えていただけに、目を皿にしてしまいました。
思えば“ムーンライト”はキャンセルしようがしまいが失っても510円、対して“土津”は5桁が掛かっているので、とりあえず申し込んだ人が手放したのかなーという考えもあり、ひとまず入れておくのがベストかという知見を得たところです。

そうして参加できることになった我々は、各々当日までに会津若松へ向かいます。
私は前日(6/27)の仕事終了後、往路:下今市⇒会津若松の到着20分ほど前に着きました。グッドタイミングだったのでそのまま見物します。







C11 325は2017年まで「SL会津只見号」などとして
会津若松⇔只見を走っていたので、会津若松・西若松間は実質リバイバル運転です。







前泊のため、駅前の東横INNへ入場。ここも前泊の方などで満室が続いていましたが ふとチェックすると空室が現れているのが東横INN。いつもそんな感じで泊まりたい所を当日までに取れます。


SL+ヨ/DL+PCで分けられています

翌朝、会津若松は青空の見える好天です。
先日の座間味島でもやられた台風7号が追いかけて来て当初はこの“土津”も運行がどうなるか気がかりでしたが、千葉方面などは終日計画運休などあったものの、内陸は特に普段の悪天候と変わらないかそれ以下の天気で済み、昨日・今日と無事に運行されました。
往路が運休になると復路もほぼ必然的に運休となり、沿線のおもてなしや8回行われた試運転も水の泡となってしまうので、本当に良かったものです。





今回我々が乗車するのは12系のプランです。“大樹”自体乗ることが初めてなので、いきなり8時間弱も乗ることが出来て歓喜の舞です。



前部標識の付(点)いてるヨ8000は新鮮








ATでの機関車の全検は終了してしまったので次回は自社で?ということになりますが、まだ出場して1年なのでピカピカです。


会津若松9:30⇒下今市17:19

駅でのお見送りや沿線のギャラリー大多数な中、定刻に会津若松を出発。発車後ほどなく保冷バックと日本酒が配られました。保冷バックとは考えられてますね。

今回、車内に煤が入り込むため、事前の旅程表で汚れても良い服装での参加を勧められていました。




こうして写真は撮っていますが残念ながら私はお酒は不得手なもので 呑ん兵衛3人にプレゼントです。

発車から30分ほどで芦ノ牧温泉に到着。この前に西若松で数分停車がありましたが、ここでは給水など実施のため暫く停車します。先頭3号車の1扉のみが開扉されるため、降車には時間はかかります。


SL定期運行の無い区間なので外部のタンクや設備から引き込んでの給水です。これは事前準備が必須で大変そうですね。




駅舎内では運行記念の入場券か何かの販売もあり、大盛況でした。エキタグや駅スタンプを押す時間も出来て有り難かったものです。


芦ノ牧温泉を発車後にお弁当の配布です。朝に東横INNでしっかり食べてしまったのとまだ昼には早かったこともあり、時間をかけてゆっくり戴きます。
手前中央の山椒入りごはんが強烈でアゲハチョウの幼虫になった気分でした。



また30分ほど走行し、湯野上温泉に到着。ここでも暫く停車時間があります。
リレー号とリバティを乗り継ぐと会津若松⇒下今市は3時間弱なので、駅間もかなりゆっくり走りますし、いかにスジが寝ているかよく分かります。


元々「はまなす」で使用されていた14系で、貫通路などに“JR北海道”の文字などが見られます。
背面テーブルや中央の肘掛けの無い簡易リクライニングシート、こちらもまた乗ってみたいです。






普段はあちら(撮る)側に居ることが多かったりするので、逆の立場は久々です。まだ全然平和ですね。

今度は45分ほど走行し、会津田島に到着。これまでケツに付いていたDE10をアタマに持って来て今後はDL+SL+ヨ+PCの順で走るため、85分停車します。







流石の入換用機関車だけに、進路さえ構成されればエンド交換も不要なので見ていてスムーズです。




前日にXで販売予告され気になっていたSLソフトを購入。味はかなり美味しかったですが口の周りなど本当に真っ黒になり お恥ずかしかったです。

会津田島を出ると次の停車駅:会津高原尾瀬口までの一部区間に有名な12.5m短尺レール区間があり、低速走行のこの列車でも連接台車に乗っているかのような独特のリズム感を楽しむことが出来ました。
数年前、何も知らずに高速走行のリバティで浅草⇒会津田島を乗った際は何事かと思いましたね。


湯野上温泉および ここ会津高原尾瀬口で給水はありませんが、“予備の給水タンクを置いて万全の体制を整える” という下今市機関区長の事前インタビューがネットで上がっており、心強い限りです。

会津高原尾瀬口からの野岩鉄道線内はトンネルが多く、これまでSL牽引区間では、展望デッキへの立入制限,3ー2号車の往来制限,2号車の窓閉めが徹底されていましたが、DL牽引区間では煙の心配も少ないため自由とされました。


トンネル区間が長いため、車内はプチ夜行列車体験させるべく、減光が行われました。乗っているのは鉄道マニアのみのため、放送からやることなすこと自由で大変宜しいです。


関東に近付くにつれ、天気は小雨に変わりました。
新藤原で野岩鉄道とお別れし、鬼怒川温泉に到着。ここからは通常運行区間でもあり、時刻も合わせるため56分間の停車です。


なお、最後部1号車はスタッフ専用車両となっており、実質乗車可能だったのは3/2号車のみでした。

「ムーンライト高知」感あります


先月はタイで飽きるほど客車に乗って今回はあまり楽しめないかな?と思うときもありましたがとんでもなく、言わずもがなやはり日本の客車の旅は良いものでした。
電車では力行1ノッチしか入れてなさそうな出だしでも確実に速度を上げていくのは、機関車しか為せない術ですね。
今回一緒に行ったヲタクたちとは昨年も「SLぐんま水上」改め「GVぐんま水上」に乗ろうと企てていたのですが、直前でSL試運転の脱線があり運休となってしまい、今回違う形で12系リベンジできた点でも良かったです。

今月はタイ/山口・長崎/沖縄/今回と旅三昧詰め込んでしまい、体力的にも財力的にも大変なことになってしまったので、来月は真面目に働こうと思います←
ご覧いただいた皆さまも今後機会がありましたら、会津若松の客車旅、出かけてみなんしょ!(福島弁)
