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潜在意識とは?|潜在意識と心の構造|人生が変わる脳科学

こんにちは。えめです。

潜在意識」って単語を聞いたことはありますでしょうか。

ビジネス向け自己啓発や、スピリチャル界隈でよく話題に出るので、だいぶ胡散臭いイメージがある人もいるでしょう。

多く説明されているのは「氷山」の例で、
意識は氷山の水面の上に見えてるこの岩のようなもので、その下には90%以上の潜在意識があります。ここにあなたの可能性があります!」
などとして、
「潜在意識に働きかけろ」とビジネスに誘導するパターンが多いです。

ところで「無意識」はどこへ行ったの?

でも、説明がざっくり過ぎて、
「働きかけろと言われましても。」ってなります。
全てが曖昧だから胡散臭くなります。

潜在意識や意識は
「自分」を理解するのに重要です。
そこは間違ってないと思います。

ならば、
もっと構造的に、
使えるような説明が必要だと思うんです。


私は精神科看護師ですが、
精神科は「意識の病理学」みたいなもの。
いろんなパターンを見ていると、
意識の生理学
意識の基本構造が見えてきます。


というわけで
今回記事は、
全ての人間関係の基礎基本になる知識。

意識の構造 と 潜在意識の働き について

もっと詳しく、

“ 外の情報が「自分」に入ってきて、
外にアウトプットして出されるまでに
潜在意識がどのように関与しているか ”


あらゆる患者さんが、
自分の身体で実験しながら教えてくれた情報と、全て辻褄が合うように、
精神科看護師えめが、意識の構造を整理しましたので、
意識の構造から潜在意識をわかりやすく解説していこうと思います。

第1章 潜在意識が「自分」が世界をどう見るのかを決めている

今、みなさんが「頭の中で考えてる声」は、
全部、意識の情報です。

この「頭の中の声」になるまでに、
情報」が複雑な過程を経て「自分」を作り出し、
「自分」の中からたくさんの「意見」が出てきます。

結論から言ってしまうと、上記の流れの、
情報」の段階を扱うのが、無意識
自分」の段階を扱うのが、潜在意識
意見」の段階を扱うのが、意識(頭の中の声)
です。

潜在意識は「自分」と密接に関係している場所

本章では、無意識・潜在意識・意識の関係を順番に解説していきます。

第1項 「自分」を俯瞰している存在|意識と無意識の役割

意識で物事を考える前に、脳は無意識を経由します。

無意識とは
自分の感覚が、外界や自分の体内から
集めてきた情報をまとめて置いている、
情報置き場」です。

意識とは
集めた情報をもとに、情報を整理して思考し、
これからの行動を計算する場所。

無意識の中から、意識は集中するトピックを選んで思考しています。

簡単な図にするとこのような感じです。

図は右脳左脳ではなく、イメージ図です。右脳左脳はもっと複雑です。

みなさん「意識の声」が「自分」だと思っている人が多いと思います。

ここで問題になるのが、
「自分」って何? という話です。

以前の記事でアダルトチルドレンの解説をしましたが、不思議なことに、意識に「自分」が2人以上登場します。

感情コントロールがイマイチだったり他責だったりするのは、精神的に、現実と理想、建前と本音、あるいは、大人と子どもって感じで脳内が対立を起こしているのが原因です。
こんな対立が生まれる状態を、専門的にはアダルトチルドレンと呼びます。

感情的な理不尽をなくすには|精神的成熟度の"見える化"|えるxえめ🦉30.40代のモチベを守る攻めのメンタルヘルス

この対立する「意見」を持つ「自分」達は
常に意識で喋っているわけではなく、
普段は無意識に収納されて静かにしています。
ふとした時に意識に登場します。

ここで、
冷静に脳内を観察すると、
対立している「自分」達を、
眺めている存在」がいます。

俯瞰」と呼ばれるものです。

意見Aの「自分」(主観)
意見Bの「自分」(主観)
AとBの話し合いを判断している「自分」(俯瞰)

「自分」が3人登場しています。

この人達は構造的にどういう配置なんでしょう?

最初、脳内はこうなっていると思っていました。

第2項 「自分」の好みを作っているのは潜在意識

「自分」はまだいます。

先ほど、
意識は集中するトピックを選んで思考します
と言いましたが、
この「選んでる人」は、
AでもBでも「俯瞰」でもありません。

ステルス行動している、あなたは誰?

「情報を選んできてる」ということは、
情報切り取って発信する
メディアみたいなもの。

「選んでる人」がどの情報を好むかによって
意識で考える内容が違ってきます。

どの情報を好むかなんて、
まさしく「自分」を定義しているものですよね。

「自分」が多すぎてややこしい。

この「自分」の意味わからん状態を
整理してくれるのが潜在意識です。

潜在意識が、
無意識と意識の間にあるとすると、
いろんな説明の辻褄があうようになります。

無意識:情報置き場
意識:思考の計算をして「私」の行動を決めるところ
潜在意識:無意識の情報を編集して意識へ渡すところ

つまり、
潜在意識は、
無意識の情報を“編集”して意識に渡す場所で、
「自分」がどのように世界を見るか決める場所ということです。


さらに言うと、
潜在意識は「人格」を形成しているところにもなります。

意見Aを持つ「自分」は Aの視界があり、
意見Bを持つ「自分」は Bの視界があり、
俯瞰する「自分」は 俯瞰の視界があります。

驚く方もいるかもしれませんが、
誰しも皆、人格を複数持っています

「二面性」とか「外面」とかいうのも
人格の話です。

人格という「自分」を
それぞれ作りだしているのが、
潜在意識の “ どのように世界を見るか決める ” 機能です。

この人格の中に、悪さをする「自分」がいれば、
“ プロパガンダ ”だって作ってしまう。
この「自分に都合の良い脳内プロパガンダ」が「妄想」になります。

第2章 潜在意識は脳疲労を軽減する|潜在意識の3つの働き

第1章では、
潜在意識の主な働きがわかりました。
第2章では、
無意識・意識・潜在意識の具体的な構造と、
潜在意識の中にある3つの働きについて、例を挙げながら解説していきます。

第1項 潜在意識の「脳のエコモード」| 無意識で管理される3つの情報

潜在意識には、
脳疲労を軽減する重要な機能があります。

ここでは、私達が見ている世界から、脳でどのように情報が処理されていくか説明しながら、潜在意識の働きを解説していきます。


私達は普段、感覚器である五感をつかって、世界を見ています。

感覚器の五感:視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚

「机」「外でカラスが鳴いてる」「今だんご食べている」「今夕方5時」「スマホ鳴ってる」など、普段から私達の脳にはたくさんの情報が入ってきます。

感覚器を経て脳に入ってきた情報は、全部、
無意識に情報として置いておかれます。

無意識の中では、
現実世界にあるものを
3D世界に再現して保存します。

無意識の再現世界

そして、
無意識の3D世界に追加して、
いろんな言語化された
概念ルール価値観などが、
プログラミングのようにして補足情報として置かれます。

やたらと「声」が増えました

そして、たまに忘れてる人がいますが、
自分」の身体も「ここ」にいます。
今私達が見ている視界には、鏡がない限り、
全身の自分の存在が確認できないですが、
確かに「ここ」にいる。ですよね?

なので、無意識は世界に「自分」を配置し、
ついでに、
3D再現世界にいる自分アバターに、
「お腹すいた」とか「疲れた」などの、
自分の体内の情報も入れてくれてます。

膨大な体内情報の追加

座ってだんご食べているだけなのに、
脳内がだいぶうるさいです。

この膨大な情報を
いちいち意識で考えて処理してたら
脳はしゃべりっぱなしですよね?

なので、
潜在意識が、あなたを疲れさせないように、
最低限の要る情報だけ意識に渡してくれます。

潜在意識が不要な情報はカットして、
一部の情報だけを意識へ送り、
それをもとに意識が思考して、
行動を決めていきます。

画面がだいぶすっきりしてシンプルになりました

こういう感じで無意識から意識へ、
潜在意識が情報を編集して渡してくれるので、
私たちは1日、
脳疲労で活動停止することなく生活ができています。

逆に言うと、
普段から、私たちは、
一部の情報からしか思考していない、
都合の良い生き物
だとも言えます。

賢者が謙虚なのは、
潜在意識が「世界を編集している」ことを理解しているからなんですね。

第2項 潜在意識の3つの働き|注意抑制・潜在抑制・統合

第1項で、
無意識で情報が「現実」「価値観」「自分」で
3D世界に同時に管理され、
潜在意識が情報をカットして脳疲労を軽減することを整理しました。

今度は、
潜在意識がどのように情報を編集しているか見てみましょう。

潜在意識の働きをさらに細かく専門的に説明すると、3つに分れます。

注意抑制:どの情報に注意を向けるか決める人
潜在抑制:無意識の情報をカットして情報をピックアップしてくる人
統合:ピックアップされた情報と情報をすり合わせして辻褄があうように整える人

精神科看護師えめが、当事者や精神科専門職で使われている単語を構造的に整理しました。

注意抑制機能

注意抑制機能とは、
どの情報に集中するか決め、注意の分散を防ぐ機能です。

注意抑制機能が働いていると、集中力が高くなります。
注意抑制機能が低下すると、注意散漫になります。

人の興味関心や好みは、
潜在意識の注意抑制が決めた方向で決まると言っていいでしょう。

注意抑制=注意が散らからないようにする(興味・関心はここで決まる)

潜在抑制機能

潜在抑制機能とは、
注意抑制機能で注意対象外となった情報の、
優先度の低い情報をカットして、
意識から不要な情報を外す機能
です。

潜在抑制機能が働いていると、視野が狭くなります。(抑制)
潜在抑制機能が低下すると、視野が広くなり情報過多になります。

探し物が見つからないのは、
探してるものが「動かない」ので、
「優先度低い」と潜在抑制機能にカットされてしまって、意識してもらえないというのが原因、というわけです。

潜在抑制=情報カット(関心のあるもの・動いているもの以外は無視する)

統合

統合機能とは、
情報と情報をすり合わせて、
辻褄が合うように情報を整えてくれる機能です。

統合機能が働いていると、
(選択された情報の範囲で最も)現実的な情報処理になります。
統合機能が低下すると、情報の辻褄が合わず非現実的になります。

「わけわからん」は統合から生まれます。
統合が、情報を理解できるように整理してくれるから、会話の辻褄が合う。
統合が機能してるので、我々そこそこまともに会話ができるんです。

「カラスが今日の夕飯の支度をする」なんて言われたら「わけわからん」

余談ですが、
睡眠で、統合が休憩すると、
情報がわけわからんまま結合して、
冷静に考えるとわけわからないのに、
さもそれが「現実です」という感じで話が進行する、夢の世界観を体験します。

大人になってパンツ一丁で登校する夢

✅潜在意識まとめ
潜在意識は動画編集で例えるとわかりやすいです。
注意抑制:どの情報に注意を向けるか決める
      →企画・撮影
潜在抑制:情報カット・ピックアップ
      →動画カット
③ 統合 :情報を辻褄があうように整える人
      →動画編集(テロップ・演出)

テレビやYouTubeで言う、
企画撮影、カット、編集して出来た、
動画チャンネルのような集大成が「自分」ということです。

第3章 潜在意識が世界をどう見ているかによって「自分」が作る未来は大きく変わる

第1章では、意識・無意識・潜在意識の役割の関係を解説し、
第2章では、
無意識の「現実」「価値観」「自分」情報について、
さらに潜在意識の中にある3つの機能について解説してきました。

第3章では、全体をまとめながら、それぞれの部位が機能低下を起こすと、意識のどのような影響を及ぼすか簡単に解説し、本記事を締めたいと思います。

意識の7悪

無意識には、「現実」「価値観・概念」「自分」の情報があると言いました。

現実」情報 :目の前の3D世界の情報
       モノ・人の動き
       客観的な情報
価値観」情報:文字ベースの情報、概念、
       ルール、記憶
       自分の価値観、人の価値観、
       「ねば、べき、正しい」“常識”
自分」情報 :自分の生体情報、
       キャパシティ、
       感情、欲、モチベーションなど

無意識の情報

これを潜在意識の構図に合体させるとこうなります。

意識の構造 精神科看護師えめ

無意識の情報を、
潜在意識がどう繋いで、どう意識に送るか。

潜在意識の情報選択で、
あなたがどんな意見を持つか、
どんな行動を起こすか決まってきます

価値観に偏った潜在意識が、
ねば、べき」といった現実無視の
脳内プロパガンダを形成して、
自分や他人を支配したり。

自分の欲に偏った潜在意識が、
思い通りの世界になるように、
脳内プロパガンダを形成して、
現実を捻じ曲げた話を作ったり。

無意識の情報をよく整理できていないと、
潜在意識での人格たちのキャラが強くなって、
それぞれケンカして「ぐるぐる思考」を発生させます。

そうすると、普段使っている機能から、
機能低下を起こし、
本来の機能と逆の働きが発生します。

それが「意識の7悪」です。

意識の7悪

意識の7悪
“正しさ”の押し付け・無茶振り・感情的・
私は「大丈夫」・妄想暴走・思考停止・責任転嫁

できる人から病んでいく職場の「無茶振り」|妄想的無茶振りの思考回路と対策|えるxえめ🦉30.40代のモチベを守る攻めのメンタルヘルス

潜在意識の中で発言権の強い人格が、
他の人格を押しつぶし、
好き勝手振る舞い、
脳内3D世界を歪ませ、
自分の認識している世界に
現実世界の方が辻褄が合わせるように強要し、
周りの人に見えない圧をかけたり、

逆に、
自分の身体を人格の認識に従うように、
身体を現実と人格の板挟みにし、
身体を押しつぶしたりします

睡眠時に人が「夢世界」を疑わないように、
未熟な人は自分の3D世界を疑わないので、
そうなると、
コミュニケーションが成り立ちません。

だから、妄想は、自分で気づかないかぎり、
多くは優しい人がどうにか妄想の3D世界に現実を合わせてくれるので、
(じゃないと大抵めんどくさくなるので)、
妄想を抱えて「悪の3D世界」を脳内に展開していれば、
現実世界も悪になるようになっています
(周囲に手伝わせてます)

思考は現実化する」の悪い方の一つの解は、
本人の無茶ぶりなただの妄想・暴走に、
周囲が困った顔して合わせてくれてるだけの、
劇場です。

では、お互いに、
そのような状況を抜け出すにはどうしたらいいか?

潜在意識は、
脳機能コントロールで変えられる


脳機能を下げたら

視野が広がります。
一部にしかなかった興味が、
今まで気づかなかった情報へと、気づけるようになります。
多くの情報の中から慎重に判断を計算することができます。

逆に、
脳機能を上げたら
ぐるぐる妄想に支配されて、
うつや暴走していた辻褄の合わない言動が、
話の通じる言動へと変わります。

構造を理解してしまえば、
脳機能をコントロールするだけなんです。

その過程で、
心の発達も同時に必要にはなりますが、
心の発達も、
基本的には全て脳機能コントロールです。

このお話については、
1本の記事ができるくらいのボリュームがあるので、
また別記事にてご説明していきたいと思います。

見ている世界はみんな違う
だから自分の判断に自信持てなくても、
それは謙虚で賢いことなのかもしれないと、
不安にならずに目の前の世界に対応してください。

みんなで世界を確認し合って、
協力して、本当の世界を解明できる世の中になりますように。

最後までお読みいただきありがとうございました。

筆者:えめ 精神科看護師(脳科学/人育て専門家)


【発展記事】潜在意識のコンディションによって
意識がどのように変化するか
応用知識もお楽しみください

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