自分に不安を持てる人だけが成長できる
こんにちは。えめです。
これまでの記事で、
現場で困る人をいくつか紹介してきました。
・動かないのに主張する人
・優秀だけど噛み合わない人
・問題を起こさないけど指示待ちの人
タイプはバラバラです。
ですが、
一つだけ共通点があります。
それは、
「私は大丈夫」と思っていること。
「私は大丈夫」
これは自信があって
一見、良い言葉のように思えます。
しかし、
「私は大丈夫」は、
私の観測上『意識の7毒』の一つ。
ちょっと注意すべき兆候です。

簡単に言うと、
「私は大丈夫」=停止サイン
違和感を観測できない脳の状態。
立ち止まって、
違和感を探した方が良い状態です。
私は昔、尊敬する先輩に、こう教わりました。
「これでいいんだろうか?」
と考え続けられる人はいい支援者
看護は、命をあずかる現場でありながら、
正解のない世界。
「私の判断は大丈夫」で進めると、
重要な兆候を見逃して、軌道修正が遅れ、
取り返しのつかない事態になる
ことがあります。
みなさんの現場もそうですよね。
正解なんてない。
だから、
「私は大丈夫」=停止サイン
これを確認できる人が安心できる。
今回のテーマは
「私は大丈夫」という思い込み
「私は大丈夫」になるとき、脳で何が起きているのか。人ではなく、脳のコンディションから解説していきます。
「私は大丈夫」は成長を見直す停止サイン
冒頭で紹介した、
「私は大丈夫」には
実はいろんな種類があります。
例えば、
・自分は普通で問題ないと思っている「私は大丈夫」
・変な確信を持っている「私は大丈夫」
・迷走して、何かが噛み合わない「私は大丈夫」
・キャパオーバーで今にも崩れそうなのに「私は大丈夫」
一見、全く別の状態に見えますが、
脳機能で見ると全て共通しています。
「私は大丈夫」=停止サイン
違和感を観測できない脳の状態
つまり、
現実がしっかり見えているかというと、
そうでもない。
では、「私は大丈夫」のタイプを4つに分けて、
特徴を見てみましょう。
⸻
■ 「普通」タイプ
普通=思考停止のサイン
普通は「常識の型」に違和感を隠す
このタイプは、
自分は普通で問題ないと思っている
「私は大丈夫」
・社会の常識を疑わない
・とりあえず流れに乗る
・自分にとって都合のいい解釈をしやすい
・型にはまっていないことはよくわからない
一見、問題がないように見えます。
でも、
「なんか違うんだよなぁ」と感じさせる違和感がある
こんな特徴があります。
⸻
■ 「境地」タイプ
境地=成長停止のサイン
境地は「特別な存在」に脆さを隠す
このタイプは、
変な確信を持っている「私は大丈夫」
・抽象度が高い話が好き
・自分は「見えてる側」「境地」の認識
・視座は高いが、よく聞くと浅いorズレもある
・組織に入らずフリーで活動していることが多い
・自分の役割を説明するとふわっとしている
いいことや、センスあることを言ったりする。
でも、
どことなく脆さを感じる違和感がある
こんな特徴があります。
⸻
■ 「迷走」タイプ
迷走=成長のサイン
迷走は「見えない壁」の停止に焦る時
このタイプは、
頑張っているが
なにかが噛み合わない「私は大丈夫」
・「見えない壁」にぶつかって試行錯誤している
・人に相談できず1人で悩んでいる
・環境の変化があり、何かを変えないといけない状況
・あちこち気になるが、どれにどのくらい介入していいかわからない
・責任感は強い
・行動の振れ幅が大きくなることがある
普段は仕事ができる人に多いです。
でも、
「最近どうした?」と感じる違和感がある
こんな特徴があります。
⸻
■ 「限界」タイプ
限界=頑張り切ったサイン
限界は「身体」の停止が怖い時
このタイプは、
キャパオーバーで
今にも崩れそうな「私は大丈夫」
・環境がハード
・ストレスが溜まっている
・「こうしなければ」という不安感
・責任感が強い
・休む/頼るなど他の選択肢を考える余裕がない
会社の中で、
主体的に頑張っている人に多いです。
ですが、
動いているけど「触れたら壊れそう」な違和感がある
こんな特徴があります。
⸻
4タイプそれぞれ、
ニュアンスは全く違いますが、
「私は大丈夫」は全員同じ。
「私は大丈夫」=停止サイン
全員、客観的に見ると、
「大丈夫」というには、
どこか違和感が残ります。
ここまで読んで、
もしかしたら、
お気づきの方もいるかもしれません。
「これ、現場にいるほとんどの人が、どれかに当てはまらない?」
そうです。
これは、
脳の状態の話なので、誰にでも起こります。
そもそもですよ、
「大丈夫」とか「まとも」って、
何を基準に言うのでしょうか?
精神科じゃなければ、
「大丈夫」「まとも」なんでしょうか?
安心できる人って、
どんな人なのでしょう。
『大丈夫かどうか』は、人で決まらない
脳のモードによって、見え方は変わる
次は脳機能からこれを解説していきます。
潜在意識のコンディション別「私は大丈夫」の正体
「私は大丈夫」は、
私が提唱する『意識の7毒』のうちの一つ
と最初にお話しました。

無意識・潜在意識・意識のうち、
「私は大丈夫」は潜在意識から発生する
と考えられます。
※無意識・潜在意識・意識についての解説はこちらの記事をご参照ください。
簡単に説明すると、
潜在意識の働きは、
無意識から→
情報を、選び・切り取り・編集して
→意識へ送る
「情報編集」機能になります。
潜在意識の情報処理の流れを、
シンプルに図にするとこうなります。

潜在意識の機能が落ちると、
次の3つの機能が順に低下します。
・注意制御(意識の集中を固定する力)
・潜在抑制(不要な情報をカットする力)
・統合(情報の辻褄を合わせる力)
3つのコンディションのバランスによって、
人の思考回路はまったく別物になります。
ここから、
「私は大丈夫」4タイプは発生します。
つまり、
『大丈夫かどうか』は、人で決まらない
脳のモードによって、見え方は変わる
ということ。
ここからは、
脳のモード別に4タイプを解説していきます。
⸻
潜在意識の脳のコンディションを縦軸で表すと、以下の図のようになります。

① 元気モード
・注意制御が効く
=集中固定
・潜在抑制がしっかり働く
=集中外の情報は無視
・統合も維持
=集中先の情報だけで辻褄を合わせる
簡単に言うと、脳のエコモード。
必要な情報だけを拾い、
タスクに集中でき、会話の破綻もない。
社会的には「ちゃんとしている」状態です。
ただし、
大きな問題があります。
この状態では、
本人に意識される前に、
世界の情報の大半がカットされています。
つまり、
見たいものしか見えてない。
しかも、
ずっとここにいると、
脳神経が通るルートが固定化して、
柔軟な発想ができなくなります。
ここに当てはまるのが「普通」タイプです。

■ 「普通」タイプの脳状態と意識
潜在意識の元気モード固定
「見たいものしか見えてない」ことを知らない
見えている範囲で判断が完結しているため、
他の可能性や前提を無視している。
「なんか違うんだよなぁ」は、
この"情報無視"に、
周囲が違和感を感じている状態です。
話は通じているようで、
どこか視点が抜けている。
噛み合わない感覚が残る。
どこか「浅い」。
本人もなんとなく自信がないため、
一般的な価値観を借りて自信を補強する。
そして、
脳神経が通るルートが固定化して、
柔軟な発想ができなくなる。
つまり、
「普通」の価値観を借りることで、
「私は大丈夫」と思考停止してしまう。
これが「普通」タイプの意識メカニズムです。
⸻
② ゾーン
・注意制御が低下
=いろんな可能性に注目
・潜在抑制が低下
=あらゆる情報が入ってくる
・統合はまだ維持
=辻褄を合わせて情報統合できる
この絶妙なバランスが揃った一瞬だけ、
いわゆる「ゾーン」に入ります。
脳が自動で情報処理して、
構造が見える感覚です。
(詳しくはこちらの記事をご参照ください)
見えた構造の種類によっては、
「フロー」という状態、
興奮を伴う状態に入ることがあります。
「ゾーン」に入ってから、
「普通」タイプと同じ① に戻ったタイプが、
「境地」タイプです。

■ 「境地」タイプの脳状態と意識
潜在意識ゾーン後の固定
“井の中の蛙”状態、先の成長を知らない
「ゾーン」や「フロー」後に、
「自分は見えている側」と認識することで、
思考を節約し、
脳のエコモード(①モード)へ移行、
あるいは興奮したまま次の③妄想暴走モードへ移行する。
そうやってモード移行した先で固定化し、
次の課題や、脳機能の変動を見なくなります。
その結果、
実際には広い構造の一部しか見えていないのに、
「見えている側」の前提が崩れないよう、
自分自身に確信を持ち続ける。
それが、
どことなく周囲に脆さを感じさせる
違和感の正体です。
また、
世界の構造に意識が向きすぎて、
「自分という変数」が抜けやすいのも特徴です。
自分のコントロールに自信がなくなるため、
「境地」の側を強調して、
人からの評価をフォローします。
つまり、
「ゾーン」や「フロー」を、
“過程”ではなく“到達点”(=境地)と誤認して、「私は大丈夫」と成長を止めてしまう。
これが「境地」タイプの意識メカニズムです。
⸻
③ 妄想暴走モード
・注意制御が低下
=集中散漫
・潜在抑制が低下
=情報過多で処理できない
・統合もやや低下
=自己矛盾、論理の飛躍が少し発生
簡単に言うと、
焦りや不安を伴った
「ハイ(上がってる状態)」です。
情報過多と不安で
「これでいいのか」が判断できない。
これは、誰にでも起きる身近な状態です。
自信がなくても物事を進めなければいけない。
それを、
無理やり進めようとして、
自己矛盾や論理の飛躍を見落としてしまう。
ここに当てはまるのが「迷走」タイプ。

■ 「迷走」タイプの脳機能と意識
潜在意識の妄想暴走モード
試行錯誤の疲れで、矛盾に気づけない
迷走の違和感は、成長の分岐点で、
「見えない壁」にぶつかったことで生じます。
「見えない壁」の原因がわからず、
正解を求めて試行錯誤する。
すると、
思考量が増えるため、
脳の老廃物が増えて、
脳機能が、統合機能まで低下する。
そこで、
自己矛盾や論理の飛躍を見落としてしまう。
それが、「迷走」です。
頑張って、一生懸命考えているのに、
少しずつの判断ミスで話がこじれてしまう。
しかも、
判断力が下がっているので、
自分が間違っているのか、
周りが違うのか分からない。
そのせいで、
相談できず、1人で抱え込みやすくなります。
結果として、
普段はできている人でも、
「最近どうした?」という違和感
として現れます。
つまり、
「見えない壁」の停止に焦って迷走し、
試行錯誤をしながら
「私は大丈夫」と自分に言い聞かせる。
これが「迷走」タイプの意識メカニズムです。
⸻
④ うつモード
・注意制御が低下
=何にも集中できない
・潜在抑制が低下
=情報過多で何もわからない
・統合が低下
=頭が勝手に自己否定する(自動思考)
簡単に言うと、
ストレス過多で
身体が悲鳴を上げてる状態です。
ストレスで、
老廃物が溜まりすぎたのを排出できず、
やる気ではなく身体が機能として動かせない。
ですが、
ここで不思議なことが起こります。
もう無理なはずなのに、
なぜかまだ動く。
これは、
ハンス・セリエのストレス理論で言う、
「抵抗期」の作用です。
有害作用に対し、
コルチコイドでリンパを活性化し、
「一時的な見せかけの適応」で、
最後のストレスへの抵抗を見せる。
最後の頑張りで、
一見「大丈夫」なように動けている。
ここに当てはまるのが「限界」タイプです。

■ 「限界」タイプの脳機能と意識
潜在意識うつ前モード
ストレス過多で身体の悲鳴に気づけない
ストレスが多く、限界手前まできていますが、
セリエの「抵抗期」で維持している状態。
ここで問題なのが、
統合の低下により、
「身体を休めて」の身体の信号が
=「自分を否定」する自動思考
に誤変換されて本人に認識されていること。
その自己否定に打ち勝つために、
「動けてなければいけない」
という思考が強くなります。
さらに、
自動思考で脳機能はさらに低下するので、
休む・立ち止まる・頼る
といった「動く以外の選択肢」を考える
脳のリソースが本人にはありません。
周囲は心配して声をかけますが、
本人には「休め=自己否定」に変換される。
この誤変換が、
「触れたら壊れそう」な違和感の正体です。
つまり、
身体の「限界」が怖くて走り切り、
動けていることで、脳の"誤変換"に対して、
「私は大丈夫」と自分に言い聞かせる。
これが「限界」タイプの意識メカニズムです。
⸻


『大丈夫かどうか』は、人で決まらない
脳のモードによって、見え方は変わる
ここまで見ていただいたように、
「ゾーン」という瞬間はあっても、
現実が「常に」クリアに見えている状態は、
ほぼありません。
つまり、
脳機能から見ると、
「まともな人」は、構造として定義できない
という話になります。
少しの脳コンディションの変化で、
情報の空白、あるいは情報把握の狂いは、
すぐに起こります。
だから、
求めるのは完璧ではなく、
コンディションを計算に入れて動ける人。
信用できる人=自分を把握している人
ということになるのです。
でも、
いつもなんでも自分を疑うのは、
苦しいですよね。
自分の脳の精度を測る、
判断の軸があればいいと思いませんか?
そこで提案するのが、
脳コンディションのモニタリングです。
次に、脳機能をモニタリングする方法をお伝えします。
信用されるのは「自分を把握している人」|脳コンディションの把握法
潜在意識は、脳機能のうちの一つ。
つまり、
コンディションで機能が変化する臓器です。
・思考の質
・判断の精度
・不安の種類
これらはすべて、
脳のコンディションによって
日単位・時間単位で変わります。
信用できる人=自分を把握している人
脳のモニタリングで把握する
「私は大丈夫」は、
脳コンディションの点検を放棄している状態。
脳をモニタリングして、
"判断して大丈夫"な状態か確認しないと、
現実からビンタを喰らうことになります。
では、何を見ればいいのか。
次の3つだけで十分です。
⸻
① 脳コンディション(思考のキレ)
脳のモニタリングは、
以下の数値を目安に、脳の働きを観察して、
変化を見ていきます。
脳
・100%:一番調子の良い朝(ほぼない)
・61%以上:通常の仕事ができる
・60%〜51%:雑念が入る・集中力下がる
・50%:ゾーン
・40%〜49%:ちょっとハイ(妄想)寄り
・39%以下:うつ状態寄り
・0%:身体が動かせない(ほぼない)
構造はこの図と同じ、
便宜的に、数字を当てただけです。

※「ゾーン」が50%だけなのは、ゾーンがほとんど一瞬しか観測されないからです。
体感としてですが、49%でも51%でもなく、50%の時だけゾーンに入る、という感覚です。
「馬鹿と天才は紙一重」
まさに紙一重な状態だなと思います。
⸻
② 身体コンディション(体調)
こちらも同じく、以下の数字を目安に、
単純に、身体的なコンディション(体調)を、
脳とは別でモニタリングしていきます。
体調
・100%:最高に元気
・60%以上:通常稼働〜疲れてきた状態
・60%〜50%:休息が必要な疲労
・50%〜40%:風邪気味
・40%〜30%:発熱レベル
・20%以下:高熱レベルの倦怠感
・0%:身体が動かせない
※身体の状態を脳機能と分けて見るのは、
脳と身体のどちらが思考に影響しているのかを判断するためです。
例えば、腸の不調からくる気分の変調などにも、気づきやすくなります。
⸻
③ モチベーション(やる気)
人は「好き嫌い」「得意不得意」、
あるいは「飽き」でもやる気が変動します。
単純に、その作業をやりたいかやりたくないか、脳の状態と分けて観察するのも大切です。
モチベーション(作業意欲)
・+:やりたい
・±:どちらでもない
・−:やりたくない
※脳機能が落ちているときほど、
「−」を無視して、
「やらないと」で動いて消耗してしまいます。
⸻
脳コンディションは、常に変化する
最初は、自分がどの状態にあるのか判断が難しいですが、
1〜2週間ほど、活動負荷を変えながら朝・夜とデータを取って観察してみると、
徐々に感覚が掴めてきます。
また、自己評価より、
普段からよく見てくれてる人が見た数字が、
実態に近いこともあります。
なので、
周りの観察サポートも大事です。
(私は夫に聞いてます)
最終的には、
一番見分けが難しい、
ゾーンとハイ(妄想)の感覚の違い
が上手く掴めるようになると、
脳の運転はかなり安全になります。
信用できる人=自分を把握している人
脳のモニタリングで把握する
完璧に「大丈夫」である必要はありません。
「今日は怪しいから、判断は慎重にしよう。」
それくらいで、十分合格です。
また、
「私は大丈夫」を、
脳モニタリングの合図だけでなく、
「見えない壁」の解体の合図として受け取ることも大事です。
最後に、「私は大丈夫」4タイプ別に、
成長の「見えない壁」解体術をご紹介します。
組織の停滞を防ぐ人材育成ー「見えない壁」解体術
ここまで見てきた通り、
「私は大丈夫」は、脳のモードで4タイプに分かれます。
「大丈夫」=「見えない壁」解体の合図
モードに合わせて、「停止」を可視化する
成長を促す対応は、
“人”ではなく“モード”に合わせて、
意識が「見えていないところ」に気づくような関わりが大事です。
以下に、ここまでのまとめとして、
4タイプそれぞれに対して、成長の「見えない壁」にどう対応するかを整理していきます。
⸻
■ 「普通」タイプの成長を促す関わり
普通=思考停止のサイン
普通は「常識の型」に違和感を隠す
この脳のモードは、
潜在意識の元気モード固定。
「見たいものしか見えてない」ことを知らない状態。
なので、
見えていない情報の可視化で、
思考停止を防ぐ。
そのために、
思考を外から"揺らす"必要があります。
【成長を促す関わり】
・価値観破壊で刺激を与える
・多角的視点を入れる
・挑戦と失敗回収の経験を妨げない
・挫折体験を通して、精神的な成長を促す
価値観を揺らす言葉や、経験が有効です。
⸻
■ 「境地」タイプの成長を促す関わり
境地=成長停止のサイン
境地は「特別な存在」に脆さを隠す
この脳のモードは、
潜在意識ゾーン後の固定
“井の中の蛙”状態、先の成長を知らない状態。
なので、
「自分の現在地」を可視化で、
驕りによる停止を防ぐ。
そのために、
“自分と社会の接続”を取り戻す必要があります。
【成長を促す関わり】
・上位互換のような存在を見つける
・周囲との役割関係を確認する
・俯瞰した理解を実務へ落とす
・「自分は何をする人か?」を言語化する
大きな世界と自分の比較、自分の仕事の言語化が有効です。
⸻
■ 「迷走」タイプの成長を促す関わり
迷走=成長のサイン
迷走は「見えない壁」の停止に焦る時
この脳のモードは、
潜在意識の妄想暴走モード
試行錯誤の疲れで矛盾に気づけない状態。
なので、
「見えない壁」の可視化で、停滞を防ぐ。
“整理のための停止”を入れ、行き詰まりの原因を分析する必要があります。
【成長を促す関わり】
・行動軸(理念)の確認
・成長表で課題を可視化
・役割と責任関係の整理
・「焦り」からの行動をストップ
・判断保留(3日〜2週間で再評価)
・脳モニタリング
立ち止まる勇気と、原点・基礎に戻る。
そして、成長課題の可視化が有効です。

※表の使い方はこちらの記事にて解説してます
⸻
■ 「限界」タイプの成長を促す関わり
限界=頑張り切ったサイン
限界は「身体」の停止が怖い時
この脳のモードは、
潜在意識うつ前モード
ストレス過多で身体の悲鳴に気づけない状態。
なので、
身体状況の可視化によって、
身体の完全停止を防ぐ。
「大丈夫」を数値で共有して、回復にリソース使おうとする脳を作る必要があります。
【成長を促す関わり】
・「休む=罪悪感」を「脳モニタリングできてない=罪悪感」に変換
・モチベーションを無視しない
・脳モニタリング
・専門家のフィードバック
周囲との理解(脳モニタリングと評価軸)とフィードバック、回復後に③移行した場合の対応切り替えが有効です。
⸻
「大丈夫」=「見えない壁」解体の合図
モードに合わせて「停止」を可視化する
私も実は、成長過程で、
①②③④全てのタイプを通ってきました。
大事なのは、成長過程と、その時の脳のモードに合わせた関わりです。
人は往々にして、「何かが見えてない」。
「見えてる」と「見えてない」
それは、お互い様。
ただし、
「見えてない」からと、
全てお世話すると、成長は止まります。
視点を貸し合う。
それくらいが、
ちょうど良い人間関係かなと思います。
まとめ
「私は大丈夫」は、停止サイン。
普通=思考停止のサイン
境地=成長停止のサイン
迷走=成長のサイン
限界=頑張り切ったサイン
『大丈夫かどうか』は、人で決まらない。
信用できる人=自分を把握している人。
「大丈夫」=「見えない壁」解体の合図です。
「停止」を可視化する。
そうすると、
見えていなかったものが見えてくる。
それが、
成長の突破点になる。
そのプロセスが、
成長解決。
だから、
何かが見えてないかもしれないと、
自分に不安を持ち続けられる人。
そんな人だけが、
成長し続けられる。
謙虚な人は、
「全部見えているわけではない」
と分かっている人。
謙虚さは、
「自分を把握している人」の
安心の目印なんだと思います。
「私は大丈夫」とならずに、
「これで大丈夫だろうか?」と心配する。
その心配は、
人への心配りから生まれるもの。
自分に不安を持ち続けられる。
その「メンタルの強さ」は、
「見えてる人」の優しさの証なのだと思います。
追記
こういう話をすると、
「今流行りのマインド系ですか?」と聞かれることがあります。
違います。
一見、近いジャンルに見えるかもしれませんが、やっていることは全く別です。
私は、
“脳の働き”と“発達課題”をもとに、
人の状態を分析する「アセスメント」を専門にしています。
コーチングのように導くわけでも、
カウンセリングのように受け止めるわけでも、
コンサルのように正解を提示するわけでもありません。
どれも重要な役割ですが、
私はその前提になる「人の状態」を見ています。
人は、状態を見誤ると、
どれだけ正しい関わりをしても、ズレます。
だから私は、
“人”ではなく“状態”を見て、
どこで止まっているのか、
何が見えていないのかを整理する。
その上で、
ポテンシャルが最大限発揮される条件を設計する。
それが、私の役割です。
看護師は「補助する人」。
だから私は、
診療の補助ならぬ、
人材マネジメントの補助として、
働く人と組織の「判断」を支える
活動しています。

ご相談は、こちらから↓

長文、最後までお読みいただきありがとうございました。
筆者:えめ 精神科看護師(脳科学/人育ての専門家)
参考文献:
1.セリエの「抵抗期」 https://www.kango-roo.com/learning/9618/
2.ストレス対応力(順天堂大学) https://www.juntendo.ac.jp/assets/3-8.pdf
3.「潜在抑制」Decreased Latent Inhibition Is Associated With Increased Creative Achievement in High-Functioning Individuals.Carson, Peterson, & Higgins, 2003 (PDF) PERSONALITY PROCESSES AND INDIVIDUAL DIFFERENCES Decreased Latent Inhibition Is Associated With Increased Creative Achievement in High-Functioning Individuals
4.「フロー」 https://k-daikoku.net/flow-for-artist/?utm_source=chatgpt.com
5.「注意抑制」 https://cbs.riken.jp/jp/press/20201213.html
6.「RAS」 https://vagylure.com/ja/ras/?utm_source=chatgpt.com
7.「脳幹網様体賦活系」 https://bsd.neuroinf.jp/wiki/脳幹網様体賦活系
8.「グローバルワークスペース理論」 https://ottaka.blog/ishiki/?utm_source=chatgpt.com
