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あいうえお表に隠された1000年前の心の知識

こんにちは。えめです。

今回は、勤勉タイム。
えめの勉強過程を晒していくコーナーです。

禁断のオタク部屋へようこそ。

今回の謎解きは
あいうえお表の “謎の空白”


えめは精神科訪問看護師ですが、精神科はたまに(よく?)わけわからないことが起きます。
そういう不思議現象と精神症状を見分けるのも私たちの仕事
そうなると、気づいたら勉強がそっち系になっていることがあります。
なので、勤勉コーナーは「そういうもの(怪しさ満点)」として、精神科オタクが勤勉タイムに没頭しているのを眺める『娯楽枠』でお楽しみいただければ幸いです。

では、
謎解きの世界へ、どうぞ。

あいうえお表の謎

ある日。
お風呂に貼ってある、あいうえお表を見て、息子からこんな質問がありました。

なんで あいうえお表 
こっちとこっちで違うの?

なんでちがうの?

我が家のあいうえお表は2つあります。
一個は「わ を ん」
一個は「わ   を(改行)ん」
五十音の最後の並べ方が違うもの。

我が家はたまたま2つ、
あいうえお表を購入して貼っていたのですが、
息子はワ行のつくりが違うことに疑問を持ち
違和感を私に投げかけました。

私は息子に、
「『わをん』を詰めた方が、
 恐竜さん描きやすかったんだよ。
 でも、『を』は『wo』で『お』段だから、
 『ん』がはみ出ている方が
 正しいやつだと思う。」

と答えたものの…

息子「なんでこんなに空いてるの?

確かに…。

「ゐ」「ゑ」があったのを知ってるので、
空いてる理由は一部わかります。

だけど、
・なぜ最後の方だけパターンが変則的なのか?
・なぜそもそも規格を揃えず2パターン流通しているのか?
確かに、考えたら気持ち悪い


あいうえお表の並びなんて、
いつの間にか「そういうもの」と処理するようになっていましたが、
子どもは"説明できないこと"を見逃しません。

私は息子に、
昔存在していた2つの文字を説明し、
あとのことは、
「わからないから調べてみるね」
と伝え、調べ始めました。

「ん」の違和感

少し前に、テレビ番組で「を」の発音について調べていたものがありました。

番組によると、
「を」は「o」と発音するのが正しいそうです。
※愛媛県では「wo」と発音するらしい

「を」は「ワ行」なんだから、
正しい発音は「wo」ではないのか?

私はパターンにこだわる人なので、
「を」が「o」なのは、
なんか気持ち悪いと感じます。

ましてや、
「u」の段に「を(o)」が入るなんて、
余計に気に食わない。

そのため、
「わ   を(改行)ん」
が音パターンに沿っている
"純正"だと私は考えます。

この流れでいくと、
さらに気に食わないのが 「ん(n)」です。

音パターンから外れたものが枠外に入ってる
違和感

いろは歌には「ん」は
いませんでしたよね?

「ん」 って 何だ?

調べると、
なんと「ん」についてのみ
1冊まるまる使って書かれた本がありました。
違和感を持ったのは私だけではないようです。

「ん」について有力そうな情報で、
「ん」=「阿吽(あうん)」の「吽」
というものがありました。

あいうえお表が「あ」から始まっているので、
「ん」=「吽」で終わるのはあり得ます。

ここで気になるのは、
「吽」の読みが「うん」だという点。

「吽」=「うん」=「wn」…?

正直、「う」が出てくるなら、
ワ行の「う」の謎の空白に収まってくれると
気持ちいいのですが、
仮に「ん」が「wn」だとしても、
「w」と「n」です。
「u」が入っていません。

古いひらがなの「ゐ」「ゑ」を入れたとして、
一番後ろの真ん中の "情報の空白"
がスッキリしない…。

やゆよの空白は
「い」と「え」でなんだか納得できるのですが、
後ろの"空白"が、なんなのか。

なんだかものすごく違和感で、
そこにそのままあるのが納得できず、
さらに深掘りしていくことにしました。

ゐ と ゑ が 意味するものとは?


真ん中の "空白" に意味があるのか、
どうしても掘りたくて、
周辺の文字を調べてみることにしました。

「ゑ」の意味:恵み、幸福

「ゑ」の成り立ちは、
「恵」という漢字に由来します。

「ゑ」恵の意味
幸福や利益をもたらすもの、
神仏や上に立つものが人々に幸福や利益になるものを与える、
思いやりの心、
賢い、素直、美しい

「恵/惠」という漢字の意味・成り立ち・読み方・画数・部首を学習

さらに「ゑ」を調べる過程で
気になる情報がありました。

ワ行下二段活用をする動詞は

「植ゑる」「据ゑる」「飢ゑる」の三語しかありません

簡単に覚えられる歴史的仮名遣ひ

「ゑ」と「え」は読みがほぼ同じですが、
ア行下二段活用、ヤ行下二段活用などの
「え」で活用するのではなく、
「ゑ」を使って活用する動詞は
この3つしかない
のだそうです。

私はライフサイクル専門家ですが、
3つの単語からすぐに思い浮かぶ、
不穏な情報がありました。

「植える」「据える」「飢える」
3つしかない、この動詞の意味が、
大変気持ち悪い


後ほど解説しますので、
一旦、次の単語を考察していきます。

「を」の意味:なんか違う、どうして

次に「を」を調べました。

「を」の成り立ちは、
「遠」という感じに由来します。

「を」遠の意味
立ち止まる足と十字路を表す文字。
果てがない、広い、先祖、意識が薄れる、違う、

「遠」という漢字の意味・成り立ち・読み方・画数・部首を学習

「を」はカタカナだと由来の漢字が違うらしいです。

「ヲ」乎の意味
舌の象形と人を呼ぶ合図に吹く小さな笛の象形。「ああ」「どうして…か」。主として状態をあらわす漢語につけて語調を強める助字。詠嘆・疑問・反語の助字。多く訓読される。

「乎」という漢字の意味・成り立ち・読み方・画数・部首を学習

「状態をあらわす漢語の語調を強める」っていうのが若干気になりますが、ここでは意味はわからず。

…やっぱこの表にそんな意味はないのか?
と思いながらですが、次を見てみましょう。

「ゐ」の意味:徳高く物事を維持する

次に、「ゐ」を調べました。
ひらがなの語源は「爲」。

「ゐ」爲の意味
あるものを変えて他のものとする、物事を成し遂げる、おさめる、一区切り、の象形文字。

「為/爲」という漢字の意味・成り立ち・読み方・画数・部首を学習

「象…?」

少し調べると、以下の情報が出てきました。

キリスト教では「気質、忍耐力、純潔」、中国では「長寿、幸福」、東アジアでは「この世界は4方にいる象によって支えられている」と言われているほど、象は世界規模で見て もポジティブなスピリチュアルな意味を持ち、大切にされてきた動物です。(中略)
象は動物の中で「死」 という概念を唯一、はっきりと理解している動物とされています。
象のスピリチャル的な意味は繁栄・生命・家族の絆。

象の持つスピリチュアルな意味3選!象が出てくる夢の意味も徹底解説 | ウラスピナビ

なんか宗教的な意味でもあるのでしょうか?
理解できるようなできないような。

「ゐ」はカタカナの由来もあるそうです。

「ヰ」井の意味
かこい。の卦の一つ。君子が徳を固く守っているさま。おきて。

「井」という漢字の意味・成り立ち・読み方・画数・部首を学習

易は「易経」という占いがあるので、
検証のため本を取り寄せて調べてみました。

井(せい)井戸、賢人を養う
「困」を反対にした形です。(中略)
村は移り変わっても井戸は変わりません。人はここに汲み行き帰ります。井戸は同じ場所で澄んでいます。
事業を起こすとき、新しく主になった人は、その昔のかたちをそのまま生かして続けるといいのです。目新しくないかもしれないけど、それほど得もないかわりにも損もないはずです。
ただ、井戸の水と同じで、形は変わらなくても、人事は活発にしないと、マンネリになって腐ってきます。同じ部署にじっとしていると「気」が腐ってくるものです。ですから、自分自身をリフレッシュさせることを怠らず、精神を強くもち勉強も怠らないようにするべきです。
井戸の水も。つるべが壊れたら、汲めなくなり、水は腐ります。人間も温故知新で、若い力を活用し清新な人材の流れが滞らないようにしておけば、建物を新しくしなくても大丈夫です。

生きるヒント『易経』 梶川敦子著

ちなみに、同著の「困」の解説では以下の一文がありました。

「困」苦しむ
升って(のぼって)やまなければ必ず苦しむことになります。(中略)困窮、進退きわまったときです。

生きるヒント『易経』 梶川敦子著

井は、「徳の高い人が、事業のように人の集団を滞りなく維持している」という印象。

情報キーワードの関連

「ゑ」で気になっていた、「植ゑる」「据ゑる」「飢ゑる」ですが、ライフサイクル論で補足して翻訳すると以下のように解釈できます。

「植ゑる」は発展
「据ゑる」はそのまま。維持
「飢ゑる」は崩壊

ここに
「ゐ」の「徳の高い人が維持していく様子」と
「を」の「なんかちがう」と
「ん」の「終わり」。
そして、「易経」の「困」で出てきた、
のぼってやまなければ必ず苦しむ」。
「ゑ」自体の意味は「恵み」。

なんだか情報関連性がある気がします。

…「wn」は、もしかして、運…?

しかしながら、50音の中のいくつかの文字を取っただけで、自分の専門で解釈するのは、ご都合解釈かもしれません。

一旦、他の部分の法則性を確認しましょう。

※長くなりすぎるため、当記事では「あいうえお」だけ確認していきます。
別記事の無料範囲内でしっかり続きを解説しておりますので、よろしければご参照ください。

あいうえお表が教えてくれる成長法則

さて、記事が冗長になってしまうで、どんどん解読していきたいと思います。

「あ」の意味:赤ちゃん

「あ」安
文字の成り立ち
家の中で「両手をしなやかに重ねひざまずく女性の象形」
意味
ゆったりと落ち着いている、何の心配もない、わかりやすい、落ち着いていて無理・不自然さがない、心がゆったりと落ち着く、甘んずる、侮る、責任がない、わかりやすい、おもむろ

「安」という漢字の意味・成り立ち・読み方・画数・部首を学習

「ア」阿
成り立ち
「くま(湾曲して入りくんだ所)」
意味
おもねる(自分の気持ちを曲げて従う)、奥まって隠れた所、陰になって暗くなっている所、丘、寄りかかる

「阿」という漢字の意味・成り立ち・読み方・画数・部首を学習

さっき「阿吽」の話が出てきましたが、「阿」は始まりを意味する単語でしたね。
「あ」を調べると、赤ちゃんをイメージする意味がたくさん。
「ア」はわかりにくいですが、これは、成り立ちから見ても、子宮をイメージさせるものではないでしょうか?

なんか「どっちにしようかな」みたいな製作者の声が聞こえてきそうですが…
そういえば、カタカナとひらがなって、いつできたんでしょう?

検索したら、平安時代でした。

カタカナが先に出来た説があるそうですが、定かではないようです。

「安」が赤ちゃんとイメージすると、文字を教える時に奥行きが出そうですね。
「安い」「壊れやすい」「大事にしようね」ってもっと丁寧に教えると、文化も大量消費なんてしない丁寧な文化になりそうです。

話が逸れました。次。

「い」の意味:試行錯誤

「い」以
「農具:すき」の象形
~を使って(手段・方法・材料)、~のために(理由・条件)、使用する、理由、おもんみる(いろいろと思いをめぐらす)、おもえらく(考えるには、思っていることには)、~とみなす

「以」という漢字の意味・成り立ち・読み方・画数・部首を学習

「イ」伊
から」の象形と「神聖な物を手にする」象形
これ、この

「伊」という漢字の意味・成り立ち・読み方・画数・部首を学習

「い」の意味を見ていくと、「あ”ー」とか言いながら、手に取ったものをあちこちにダンダンと当てたり舐めたりする赤ちゃんの姿を彷彿とさせます。
「イ」のイメージは、初めて火を持った人の壁画みたいな、「い」のようにかわいいイメージではないですが、両方とも、道具や手段を使い始める様子を意味した字です。

「う」の意味:自分の現在地

「う」も「ウ」も元の漢字は同じ「宇」です。

「う」宇
家屋の外で、またぐように覆う部分「軒(のき)」を意味する会意兼形声文字
のき(軒)、家、無限の空間、天、ところ(所)、辺り、心、魂、物事を成し遂げようとする心の働き

「宇」という漢字の意味・成り立ち・読み方・画数・部首を学習

残念。意味わからないのがきた。

と思うでしょうけど、
私の目はごまかせません。

これは1歳半くらいまでで脳が認識する、「自分」のGPSを意味していると考察します。

宇宙の中の、地球の中の、この空の下の、この家の、軒に「自分」は存在する。自分は幽霊みたいに実体のない存在ではなく、この身体の容れものが「自分」で、こういう名前で呼ばれている。

3D世界において、「自分」がどのポジションにいるか把握していることは思ったより大切なことです。
これを認識し忘れているのがASD、アスペルガーになります。

アスペルガーの方が、なんか言ってることは正しいんだけど、「あなたは何する人なの?人を動かそうとしてばかりで神様なの?」とこちらが感じる挙動を取るのは、「自分」というアバターを脳内の「世界」にインストールしていないからです。
※「自分」を押し殺して後天的に「自分」がなくなってアスペルガーっぽくなったのはパーソナリティ障害やアダルトチルドレンです。

あら、「宇治」って地名に大変な意味があるような気がしてきました。

ここまで、仏のような顔した赤ちゃんから、道具を本能的に使いながら成長し、人とのやり取りで「自分」を認識して自我が芽生え始める、2歳くらいまで成長してきました。
次を見てみましょう。

「え」の意味:しつけ

「え」衣
「身体に着る衣服のえりもと」の象形
上着、式服(儀式の際に着る衣服)、着せる、身につけ行う

「衣」という漢字の意味・成り立ち・読み方・画数・部首を学習

「エ」江
「流れる水」の象形と「握る所のある工具:のみ、又は、さしがね」の象形(「工作する」の意味だが、ここでは「公(コウ)」に通じ(同じ読みを持つ「公」と同じ意味を持つようになって)、「おおやけ・みなが共にする事」の意味)
え(海や湖などの陸地に入り込んでいる所。入江。

「江」という漢字の意味・成り立ち・読み方・画数・部首を学習

一見、関係なさそうにも見えますが、両者から「しつけ」のような要素が見て取れます。
カタカナが男性、ひらがなが女性向けであったところに、しつけの内容の偏りも読み取れそうです。

「お」の意味:できること と できないこと

「お」も「オ」も同じ漢字の「於」から作られてます。

「お」於
「鳥」の象形から、鳥の鳴き声の擬声語を表し、そこから、感嘆(感情を表す語)を表す「ああ」を意味する
ああ(感情を表す語、立派な行為や優れた技術に心を動かされる事)、場所を表す、時間を表す、場合・事柄を表す、そこから離れない

「於」という漢字の意味・成り立ち・読み方・画数・部首を学習

場所、時間、場合を覚え始め、自分ができないことを認識し、大人を尊敬できる。「すげぇ!もう一回!」と言う子どものようですね。


ここまで考察してみると、どうやら、あいうえお表には成長法則が隠されているようです。
そもそも漢字の数は、50音に採用された数の何倍もあり、音自体も「あいうえお」の他に濁音などもっとたくさんある中で、無機質にただ「50音」を並べる意味がわからない。
あいうえお表は古典の学問が過去から私達へ残してきた大切に残してきた、生きる智慧と見て研究する価値がありそうです。

さらに、古典あるあるですが、
心・精神の不変的な成長過程だけでなく、
別の、製作者の本音?のような、
他の意味も隠されている気配があり、
何重にも意味が重なっている匂いがプンプンしてました。

「わ」の意味:人間の美しさ

執筆時には全て解読し終えてますが、このまま、「ゐ」の前の「わ」まで心が成長していきます。
「わ」の元になった漢字は「」です。

和の国ってそういうこと?


さて、では、まとめていきます。
“情報の空白” の謎を一緒に解いてみましょう。

後ろの真ん中だぁれ?

あいうえお表にライフサイクル理論(精神・心の発達過程)が入っている説は、かなり濃厚と言っていいでしょう。
それも、1900年に海外で発表されているどの理論より、成長描写が細かいのには驚きを隠せません。

ライフサイクルはざっくり以下の図のように「成長期」「停滞期」「発展期」の経過を辿ります。

働く世代の前半は「停滞期」に位置することが多く、20代の課題、30代の課題、40代の課題を抜けていくことで「発展期」に突入して、世になにかを残したり、後輩を育てる時期に入ります。(課題についてはこちら①こちら②で説明してます)

ただ、課題は順番通りに訪れるものではなく、一つ一つスタンプラリーのように細かい課題をクリアしていき、スタンプが溜まったら「発展期」へ、という性質を持ちます。
そういう面で言えば、あいうえお表はいかにもスタンプラリーのようで作りが秀逸です。

実は、ビジネスでも「組織」としてライフサイクル理論は使われていて「準備期」「成長期」「停滞期」「発展期」と説明されることが多いです。
組織崩壊について話している動画で、坂井風太氏がライフサイクルを美しく説明していたのは記憶に新しいです。

坂井風太氏が解説しているように、必ずしも組織が「発展期」を迎えるわけではありません。

「発展」しないパターンでは、そのまま「停滞」が維持されるか、「崩壊」を迎えるか。
そう。
「植ゑる(新たに増える)」
「据ゑる(そのまま維持停滞)」
「飢ゑる(崩壊)」
です。
運の分岐があります。

個人のライフサイクルはそう「崩壊」しないように生物・社会のシステムが比較的整えてありますが、組織の「崩壊」はシビアです。
会社には「10年生存率」という言葉がありますが、10年生き続けられる会社はコロナ前に2016年で72%、ベンチャー企業に至っては6.3%だそうです。


日本は世界最古の国と言われていますが、もしかしたら、古典学問にはあいうえお表に関連した国という組織の成長を管理するためのメソッドがあり、それがあったから1000年をゆうに越える実績を残して生き延びてきたのかもしれません。

ライフサイクルは、ただの運ではなく

停滞期に、やることやれば発展期に移行。
頑張ってるけど未達成ならそのまま維持。
一定の締め切りまでに必要な行動してなかったら終わる。

このようなパターンが存在します。

結論から言うと、
後ろの真ん中の “空白” は「Wun」で、「 運 」。
「ん」ではなく、「まだなにが入るかわからない」余白の「空白」なんだと思います。

運のパターンを読み解く

1946年、「ゐ」と「ゑ」は消されました。
「消す必要があったのか?」と思いますが、読みや使い方に混乱の多かった背景があったらしいので、「い」と「え」に統合したらしいです。(表向きは)
それで、日本から「恵み」の「ゑ」と「徳の高い人の維持」の「ゐ」がなくなったわけですが、この「空白」のまま、「運」のところにワ行下二段活用をそれぞれ当てはめると、面白い読み解きができます。

①「運」が「据える」だった場合

「運」が「据える」だった場合、「空白」は「据え置き」つまり「そのまま空白」になります。
すると、成長は「わ」の後、3つの空白を経て「を」へ辿り着きます。

「を」の意味は、「違う」。
「意識が薄れる」「どうしてこうなったんだろうか、なんか違うだろう。」という結果になってしまうのではないかと思います。

これは「なんのために生きてきたんだろう?」っていう個人の人生の問いなのか。
はたまた「この組織は最初なにをしたくて立ち上げたんだっけ?」というリーダーの迷いか。
それとも「日本ってこういう国だったっけ?」という、内側から何かが変質した世界線か。

この描写が、どこか現代社会を表している感じで、恐ろしくてたまりません。

②「運」が「植える」だった場合

「運」が「植える」だった場合、「ゐ」と「ゑ」を「植える」になります。
すると、成長は「わ」の後、「ゐ」を経て「ゑ」へ辿り着きます。

「ゐ」があって、「徳の高い人が、人の集団を滞りなく維持している」。
「ゑ」へ至り、「恵」「幸福や利益」をもたらす
バトンをつなぎ、続いていく。

新しい何かが芽吹く、素敵な世界が見込めそうですよね。
理想郷や新時代という言葉は「徳の高い人が導く恵みのある世界」を目指しているのかもしれません。

③「運」が「飢える」だった場合

「運」が「飢える」だった場合、運の「空白」が「阿吽」の「ん」に変質します。
すると、成長は「わ」の後、一瞬の空白のすぐ後、「ん」へ辿り着きます。

「据える」のように、だんだんなにか違う形になっていくのではなく、「ん」はある日突然、大きく状況が変わって、明確に物事が終わるのではないでしょうか。
そして人々は飢え、貧困になる。
アンパンマンはなぜ生まれたのでしょう。
是が非でも、「飢える」は防いでいきたいですね。

こう読み解くと、ものすごくうまくできた装置のように見えるのですが、どうでしょう。ご都合解釈でしょうか?

あいうえお表からあなたはなにを学びますか?



長文最後までお付き合いいただきありがとうございました。

よかったらまだ何重にも意味がありそうなので、読み解けた方は、是非教えてください。


文:えめ 元精神科訪問看護師(人育ての専門家/ライフサイクル専門家)

🦉あいうえお表考察の続き🦉
※一部「取り扱い注意」な情報があるため、有料表記のある記事がありますが、以下で案内している内容については全て無料で「お試し読み」部分に掲載しておりますので、安心してご覧くださいませ。

・「あ」から「ち」までの考察
アダルトチルドレン及び20代課題までの解説と、あいうえお表作者の思惑、仏教伝来のあった平安時代の時代背景の考察をしています


・「つ」から「ほ」までの考察
NOと言う勇気など30代課題の解説と、十七条の憲法の意味、「ゐ」と「ゑ」が外された時代背景について考察しています


・「ま」から「わ」の考察
徳の最高位と理念を打ち立て仲間を増やしていく40代課題の解説と、「日本」が今どのライフステージにあるのか、我々は今何をすれば「飢える」を避けられるのか考察していきます。


・あいうえお表はなぜ生まれたのか?飛鳥時代「乙巳の変」を登場人物の意識から徹底考察
仏教伝来、大化の改新、十七条の憲法、冠位十二階、そして、あいうえお表の意味について深掘り考察。

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