“トーマス・トゥヘル ” と “ 森保 一 ” が重なって見えた朝
「History never repeats itself, but it does often rhyme」
歴史は繰り返さない、ただ韻を踏むだけだ。
【 2026.FIFA W.C. 7/16 4:00 Mercedes-Benz Stadium 】
England vs. Argentina
前半は両チームとも球際で激しい競り合いが目立つ展開に。ボールホルダーに対してDFが素早く寄せ、果敢にタックルを仕掛けるなど、互いに守備が
機能しシュートまで持ち込んだ回数は多くはなかった。
後半10分にイングランドFWアンソニー・ゴードン(25=ニューカッスル)が
先制ゴールを決めるとゲームは一変する。アルゼンチンが64分にアンカーのレアンドロ・パレデスをベンチに下げて左WGのニコ・ゴンザレスを投入。
左右に揺さぶりをかけながらイングランドのゴールに迫って行く。この状況
を受けて、トゥヘル監督は後半のハイドレーションブレイク明けに左WGの
アンソニー・ゴードンに代えて、CBエズリ・コンサを投入。コンサを右CBとして起用し、ケインとベリンガムを前に残す[5-3-2]でブロックを組んで
守備を安定させようと試みる。しかし結果は逆効果となってしまう。
5バックにしたことで最終ラインの人数は増えたが、中盤が3枚となり、アルゼンチンの左右の揺さぶりに対してスライドが追いつかなくなった。
1点を追うアルゼンチンが高い位置で人数を掛け、相手陣で押し込むシーンが増加。その際にメッシはサイドに流れて攻撃の起点を作るなど、一歩引いた位置からチャンスメイクに徹する。すかさずスカローニ監督は攻撃的な
カードを惜しみなく切っていく。セオリー通りにトゥヘル監督は逃げ切りを
図って守備を固める交代策を講じるも、アルゼンチンのような攻撃的で経験豊富なチーム相手に早めの守備的な戦術への転換は結果的に悪手となった。
クロスの出し手にプレッシャーが掛からず左右から猛烈に放り込まれる。
84分にショートコーナーからメッシに3枚が引きつけられたところを、
フリーのMFフェルナンデスにパスを出されてミドルシュートを叩き込まれて
同点に。終了間際の90+1分にメッシの縦突破からのクロスをボックス内で
マルティネスに合わせられて逆転を許してしまう。 勝負は決した。

日本時間 6月30日 am2:00キックオフの “日本 vs ブラジル”
今朝のイングランド対アルゼンチンの試合を観て2週間前の
この試合が重なって見えた日本人のサッカーファンが
大勢いたのではないか。
森保監督とトゥヘル監督の采配が “二重写し” に見えた
ゲーム展開も同じ
結果も同じ
その教訓は
『決勝トーナメントで先行逃げ切りは無理』
サッカーを “時間” と “空間” のマネジメントを競うゲームだと
定義したならば、手練れの経験値の高い強豪チーム相手に
20分以上も5バックで守備体制を組んでも、相手の攻撃を防いで、
逃げ切りを図ると失敗するという現実から、改めて強豪国相手の
戦略、戦術の再検討を行う必要がある。
今回のW杯の結果はベスト32で敗退。全4試合で1勝2分け1敗。
この結果の振り返りをしっかり行い、何が不足し、何を間違ったか
を冷徹に見極めて問題点を抽出しなければ次はない。
それを着実に実行するにはJFAの抜本的組織改編が必要なんだろう。
次の代表監督は大岩さんらしい。
既定路線ではその改革の実行は難しいだろうな…
と、しみじみ感じた朝だった。
『2050年までにFIFAワールドカップ優勝を目指す』
「 “夢のまた夢” 、かなぁ・・・」
眠い目をこすって冷めかけた珈琲を飲んだ。
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