嫌われないようにするほど、人間関係は苦しくなる
「人間関係がうまくいかない」
そう悩んでいる人は、とても多いと思います。
職場の人と合わない。
友人といると気を遣いすぎて疲れる。
家族なのに、なぜか素直になれない。
嫌われるのが怖くて、本音が言えない。
そんなとき、
「相手が変わってくれたら楽なのに」
と思うこともありますよね。
僕も、人間関係を良くするためにコミュニケーションの方法を学ぶことは大切だと思っています。
でも、その前に一度だけ見てほしいものがあります。
それが、
「自分は、自分とどんな関係を築いているだろう?」
ということです。
実は、人との関わり方には、自分自身への接し方がかなり表れます。
だから、人間関係を変えたいときほど、
相手を変えようとする前に、まず自分との関係を整えてみる。
今日は、そんなお話をしたいと思います。
人間関係に疲れる人ほど、他人の評価を気にしすぎている
「嫌われないこと」が人生の目的になっていませんか?
「こんなこと言ったら嫌われるかな」
「変な人だと思われないかな」
「怒らせたらどうしよう」
こんなふうに、人の反応ばかり気にしていると、だんだん自分の気持ちが分からなくなっていきます。
本当は断りたいのに、
「大丈夫です」
と言う。
本当は疲れているのに、
「行きます」
と言う。
本当は違うと思っているのに、
「そうですよね」
と合わせる。
その場では人間関係がうまくいっているように見えるかもしれません。
でも、自分の中には少しずつ、
「また我慢してしまった」
という苦しさが溜まっていきます。
そして、いつか人間関係そのものが嫌になってしまう。
だから大切なのは、
誰からも嫌われない自分になることではありません。
「私はこう感じている」
と、自分の気持ちを自分が認めてあげることです。
自分を好きになるとは「自分を完璧だと思うこと」ではない
自分を好きになれない日があってもいい
「まず自分を好きになりましょう」
と言われても、
「それができたら苦労しない」
と思う人もいますよね。
僕は、無理に
「自分最高!」
と思わなくてもいいと思っています。
自分を好きになるというのは、
欠点をなくすことでも、
自信満々になることでもありません。
たとえば失敗したときに、
「だから自分はダメ」
で終わらせるのではなく、
「今回はうまくいかなかったな。次はどうしよう」
と考える。
疲れている自分に、
「もっと頑張れ」
ではなく、
「今日は休もう」
と言ってあげる。
迷っている自分にも、
「こんなことで悩むなんて情けない」
ではなく、
「それだけ真剣に考えているんだな」
と接してあげる。
つまり、
自分を雑に扱わないこと。
ここが大切です😊
自分に厳しすぎると、他人にも厳しくなりやすい
自分に許していないものは、他人にも許しづらい
たとえば、
「弱音を吐いてはいけない」
とずっと自分に言い聞かせてきた人は、
弱音を吐く人を見るとイライラすることがあります。
「失敗してはいけない」
と思っている人ほど、
人の小さなミスが気になることがあります。
なぜなら、自分自身にも許していないからです。
反対に、
「自分だって失敗する」
「完璧じゃなくてもいい」
と思えるようになると、
他人の不完全さも少し受け入れやすくなります。
人に優しくなるために、
無理やり優しい人を演じる必要はありません。
まず、
自分に向ける言葉を少し優しくする。
それだけでも、人との関わり方は変わっていきます。
自分軸があると「依存」ではなく「尊重」の関係を作れる
「あなたがいないとダメ」より「あなたと一緒にいたい」
人間関係が苦しくなる原因の一つに、
相手へ自分の心を満たしてもらおうとすることがあります。
返信がないと不安になる。
褒めてもらえないと、自分に価値がないように感じる。
相手が自分以外の人と楽しそうにしていると、置いていかれた気持ちになる。
これは、
「自分の価値」を相手に預けすぎている状態かもしれません。
でも、自分自身で、
「私は私で大丈夫」
と思える土台が少しずつ育つと、人との距離感も変わります。
「あなたがいなければ幸せになれない」
ではなく、
「私は私の人生を楽しむ。そして、あなたとも一緒に楽しめたら嬉しい」
という関係になる。
これって、とても自由ですよね。
自分も自由。
相手も自由。
それでも一緒にいたいから一緒にいる。
僕は、そんな人間関係が心地いいと思っています。
自分を大切にすると「合わない人」と距離を取れる
人間関係を良くする=全員と仲良くすることではない
ここも、とても大切です。
自分を好きになれば、全員と仲良くなれるわけではありません。
どうしても価値観が合わない人もいます。
一緒にいると傷つく人もいます。
こちらが誠実に接しても、誠実に返してくれない人もいます。
そんなとき、
「もっと私が我慢すれば」
「嫌われないようにしなきゃ」
と思って、無理に関係を続けなくてもいい。
自分を大切にできるようになると、
「この関係は、自分にとって心地いいだろうか?」
と考えられるようになります。
そして必要なら、距離を取る。
これは冷たいことではありません。
自分の人生を守るための、大切な選択です。
自由に生きるということは、
付き合う人を自分で選ぶことでもあると思います。
「素敵な人を引き寄せる」より、自分で素敵な関係を選べるようになる
自分への扱い方が、人間関係の基準になる
「自分を好きになると、素敵な人を引き寄せる」
という言葉もあります。
僕は、少し現実的に捉えるなら、
自分を大切にできるようになると、自分を大切にしてくれる人を選びやすくなる
ということだと思っています。
雑に扱われても、
「私なんてこんなものだから」
と我慢しなくなる。
失礼なことをされても、
「嫌われたくないから」
と笑って流さなくなる。
自分への敬意が育つほど、
「私はこういう関係を大切にしたい」
という基準も生まれます。
すると自然と、
一緒に笑える人。
応援し合える人。
価値観の違いを尊重できる人。
自分らしくいられる人。
そんな関係に時間を使いやすくなっていきます。
これは、とても希望のあることだと思います。
やりたいことで生きるためにも「自分との関係」が大切
他人の期待ばかり聞いていると、自分の人生が分からなくなる
これは人間関係だけの話ではありません。
「やりたいことで生きたい」
と思ったときにも、自分との関係は大きく影響します。
親はどう思う?
友達から笑われない?
会社の人にどう見られる?
SNSでは何が正解?
そんな外側の声ばかり聞いていると、
「私はどうしたい?」
が聞こえなくなります。
自分との関係を整えるというのは、
自分の心の声を聞けるようになることでもあります。
「本当は、この仕事をやってみたい」
「もっと自由に働きたい」
「本当は少し休みたい」
「この人たちと一緒にいたい」
そんな小さな気持ちを無視しない。
そこから、自分軸は育っていきます。
人間関係に疲れたときに、自分へ聞いてほしい3つの質問
① 今、本当は何を感じている?
怒っている?
寂しい?
疲れている?
嫌われるのが怖い?
まずは正解を出さず、自分の気持ちを確認してみてください。
② 本当はどうしたかった?
断りたかった?
もっと話を聞いてほしかった?
少し距離を置きたかった?
自分の希望を知ることが、自分軸の第一歩になります。
③ 大切な人が同じことで悩んでいたら、何て声をかける?
「もっと我慢しなよ」
とは、きっと言わないですよね。
「よく頑張ってるね」
「それは辛かったね」
「無理しなくていいよ」
と声をかけるかもしれません。
その言葉を、自分にもかけてみてください。
人間関係を変えたいなら、まず「自分の味方」になる
人間関係で悩んだとき、
相手を変えたくなることがあります。
でも、相手が変わるかどうかは自分には決められません。
自分が変えられるのは、
自分をどう扱うか。
どんな人と付き合うか。
何を我慢しないか。
どんな言葉を自分にかけるか。
そして、
どんな人生を選ぶか。
です。
だから、人間関係に疲れているなら、
いきなり自分を大好きにならなくても大丈夫です。
まずは、
自分だけは、自分の敵にならない。
そこから始めてみてください。
自分の気持ちを聞く。
疲れたら休む。
嫌なことには少しずつNOを言う。
楽しいことを選ぶ。
会いたい人に会う。
やってみたいことをやってみる。
そうやって自分との関係が変わっていくと、人との関係も少しずつ変わっていきます。
そして気づけば、
誰かの顔色を気にして生きる人生から、
自分らしく、自由に、好きな人たちと笑って生きる人生
へ近づいているかもしれません。
人間関係を良くする一番最初の一人は、
自分自身です。
もし今、
「人間関係でいつも疲れてしまう」
「人に合わせすぎて、自分の気持ちが分からない」
「もっと自分軸で、自由に生きたい」
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