「好きなことでは食べていけない」は、半分ウソです
「好きなことで生きていきたい」
そう思ったことはありませんか?
好きなことを仕事にして。
自分のペースで働いて。
嫌なことを我慢する毎日から離れて。
「今日も仕事か……」ではなく、
「今日もこれをやりたい」
と思える毎日を送りたい。
僕は、そんな生き方を望むことは、とても自然なことだと思っています。
でも、その一方で、
「好きなことだけじゃ食べていけない」
「現実はそんなに甘くない」
「お金にしようとした瞬間、好きじゃなくなりそう」
そんな不安もありますよね。
そして僕は、この不安も間違っていないと思います。
実際、
好きであることと、仕事として成り立つことは同じではありません。
でも、だからといって、
「好きなことでは生きていけない」
ということでもありません。
大切なのは、
自分の「好き」を、誰かにとっての「価値」に変えていくこと。
ここが分かると、「好き」と「お金」は敵ではなくなっていきます。
好きなことで生きるには「好き」だけでは足りない
趣味と仕事の違いは「誰かの役に立っているか」
たとえば、料理が大好きだったとします。
自分のために料理を作るだけなら、それは趣味です。
でも、
忙しい共働き家庭へ時短レシピを教える。
料理が苦手な人へ簡単な作り方を伝える。
健康を気にしている人向けに献立を考える。
こうなると、
「料理が好き」×「誰かの困りごと」
が重なります。
そこに仕事の可能性が生まれます。
文章を書くことが好きなら、
自分の日記を書くこともできます。
でも、その文章によって、
誰かの悩みが軽くなる。
知らなかったことを知れる。
一歩踏み出せる。
商品やサービスの魅力が伝わる。
そうなれば、文章は価値になります。
つまり、
好きなことを仕事にしたいなら、「私は何が好き?」だけではなく、「その好きで誰を喜ばせられる?」まで考える。
これがとても大切です。
「やりたいこと」は、そのまま商品にならなくてもいい
好きなことの奥にある「得意」を見つける
ここで一つ、よくある勘違いがあります。
「好きなことを仕事にする」
と聞くと、
好きなものをそのまま販売しなければいけないように感じます。
でも、そうとは限りません。
たとえば旅行が好きな人が、旅行会社を作る必要はありません。
旅行の計画を立てることが好きなら、
情報を集める力。
比較する力。
人に合ったプランを考える力。
分かりやすくまとめる力。
そんな能力が隠れているかもしれません。
人の相談に乗るのが好きな人なら、
聞く力。
相手の気持ちを整理する力。
言葉になっていない思いを見つける力。
安心して話せる空気を作る力。
そうしたものが仕事につながることもあります。
だから、
「好きなこと=職業名」
で考えなくてもいいんです。
好きなことをしているとき、
「自分は何を自然にやっているのだろう?」
と観察してみる。
そこに、自分らしい仕事の種があります。
好きなことでお金をもらうことに罪悪感を持たなくていい
お金は「ありがとう」が形を変えたもの
「好きなことなのに、お金をもらっていいのかな」
こう感じる人もいます。
楽しんでやっている。
自分も好きでやっている。
だから、料金をもらうことに申し訳なさを感じる。
でも、少し考えてみてください。
あなたが好きかどうかと、
相手が受け取った価値
は別の話です。
あなたにとっては楽しくできることでも、
相手には難しいことかもしれません。
あなたなら30分でできることに、相手は5時間かかるかもしれません。
あなたが自然にかけられる言葉によって、相手が何年も抱えていた悩みから一歩進めることもあります。
その価値に対してお金を受け取る。
それは、誰かから奪っているわけではありません。
価値と価値を交換しているだけです。
だから、お金を受け取ることを悪いものにしなくてもいいと思います。
好きなことで稼ぎたいなら「完璧になるまで待たない」
準備しているだけでは、仕事になるか分からない
「もう少し勉強してから」
「資格を取ってから」
「もっと上手になってから」
気持ちはすごく分かります。
でも、仕事は実際に人へ届けてみないと分からないことがたくさんあります。
自分では、
「これは絶対喜ばれる」
と思っていたものが、全然求められないこともあります。
反対に、
「こんなの普通じゃない?」
と思っていたことが、ものすごく喜ばれることもあります。
だからこそ、
小さく世の中に出してみる。
ことが大切です。
無料で一人に試してみる。
100円で記事を販売してみる。
少額で相談を募集してみる。
SNSで発信して反応を見てみる。
「完璧になってから売る」のではなく、
届けながら育てていく。
これくらいでいいと思います。
最初に目指したいのは「月100万円」ではなく最初の一人
0円から100円のほうが、大きな一歩になることもある
やりたいことを仕事にしようとすると、
SNSで、
「月収100万円」
「独立半年で月商〇〇万円」
という数字が目に入ります。
すると、
「自分もそこまで行かなきゃ」
と思ってしまう。
でも、最初からそこを見る必要はありません。
最初に目指したいのは、
自分の価値へお金を払ってくれる最初の一人に出会うこと。
だと思います。
100円でもいい。
1,000円でもいい。
金額以上に、
「自分の好きや経験が、誰かの役に立ち、お金に変わった」
という経験には大きな意味があります。
ゼロと1の間には、ものすごく大きな壁があります。
一度1を作れたら、
どうすればもっと喜んでもらえるか。
誰に届ければいいのか。
どんな商品にすればいいのか。
いくらなら双方が納得できるのか。
少しずつ改善できます。
小さく売って、大きく育てる。
これでいいんです。
好きなことで生きるなら「好き」を消耗させないことも大切
好きなことを仕事にすると、嫌な作業も出てくる
ここも、とても大切です。
「好きなことを仕事にすれば、毎日全部楽しい」
とは限りません。
好きな仕事でも、
集客。
お客様対応。
経理。
商品の改善。
スケジュール管理。
苦手な作業は出てきます。
そして、お客様がいる以上、
「今日は気分が乗らないからやめよう」
とできないこともあります。
だから、好きなことで生きるというのは、
好きなことだけをする人生ではありません。
むしろ、
自分が大切にしたいことを中心に人生を設計すること
だと思っています。
苦手なことはAIに任せる。
人に頼む。
仕組み化する。
やらないことを決める。
こうやって、自分の「好き」にエネルギーを使える状態を作っていく。
これも仕事を続けるためには必要です。
「好き」は、長く続けられる人だけが持つ強い資産
続けられることには、それだけで価値がある
好きなことの最大の強みは、
誰かに言われなくても続けられること
です。
もっと知りたい。
もっと上手くなりたい。
つい考えてしまう。
時間を忘れてやってしまう。
このエネルギーは強いです。
ビジネスでは、短期的なテクニックが注目されます。
「今はこれが伸びる」
「このSNSを使ったほうがいい」
「この売り方が流行っている」
もちろん、それを学ぶことも必要です。
でも、流行は変わります。
一方で、
10年考え続けられること。
何度失敗しても戻ってしまうこと。
誰にも言われなくても学びたくなること。
そういうものは、簡単にはなくなりません。
だから、
あなたの「好き」は、長期的に見ると非常に強い資産
になります。
やりたいことを仕事にするための3つの質問
「自分の好きなことで本当に仕事ができるのかな」
と思ったら、次の3つを考えてみてください。
① お金をもらわなくても、ついやってしまうことは?
気づくと調べている。
人に教えている。
話している。
時間を使っている。
そこに「好き」があります。
② その好きによって、誰を助けられる?
どんなことで困っている人に役立つでしょうか。
「みんな」ではなく、
できれば具体的な一人を想像してみてください。
③ 今日、最小で試せることは?
SNSで一投稿する。
一人へ声をかける。
100円の商品を作る。
無料で一度試してみる。
完璧な商品を作るより、まず反応を見る。
これを繰り返すことで、「好き」が少しずつ仕事に近づいていきます。
「好きなことでは食べていけない」は半分正しい
僕は、
「好きなことをやれば、必ず稼げる」
とは思っていません。
好きなだけでは、お金にならないこともあります。
でも、
「好きなことでは食べていけない」も、少し違うと思っています。
好きなこと。
自分の得意。
これまでの経験。
誰かの悩み。
そこを掛け合わせて、価値として届ける。
そして、
小さく試して。
反応を見て。
改善する。
その積み重ねによって、好きなことが仕事になる可能性は高まっていきます。
だから、
「こんなこと好きでも意味ないよね」
と最初から捨てないでほしいと思います。
あなたが何度もやってしまうこと。
つい話してしまうこと。
人より詳しくなっていること。
時間を忘れてしまうこと。
そこには、未来の仕事につながる材料が隠れているかもしれません。
好きなことで生きるとは、自分の「好き」を誰かへ届けること
好きなことで生きることは、
自分だけが楽しければいいという話ではありません。
自分の好きなことが、
誰かの、
「助かった」
「ありがとう」
「これを知れてよかった」
に変わる。
そして、その価値の一部がお金として戻ってくる。
僕は、そんな循環が一番自然だと思っています。
だから、
好きなことで稼ぐことに罪悪感を持たなくてもいい。
最初から上手じゃなくてもいい。
大きく始めなくてもいい。
まずは、
自分が好きなことを使って、目の前の一人を少し喜ばせる。
そこから始めてみてください。
その小さな一歩が、いつか、
「やりたいことで生きている」
という人生につながっていくかもしれません。
僕自身も、自分の経験や好きなことを少しずつ発信しながら、それを仕事へつなげてきました。
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