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【終章】私の「知」を、全国へ:ファシリテーター養成講座に込めた未来への願い


はじめに:個人の活動から、社会のインフラへ

これまで9回にわたり、私が音楽青年から画廊経営者となり、「ゆるパカ鑑賞会」を始めるまでの道のりをお話ししてきました。一枚の絵の前で人々が語り合い、心を開いていく光景は、私にとって何よりの喜びであり、活動の原動力です。

しかし、私一人の力でできることには限界があります。この素晴らしい体験を、もっと多くの人に、もっと多くの場所で届けたいのです。その強い思いが、私を新たな挑戦へと突き動かしました。それが「ゆるパカ鑑賞会、ファシリテーター養成講座」です。最終回となる今回は、私がこの講座に込めた未来への願いについてお話しします。

なぜ、今「養成講座」なのか:全国に仲間を増やしたい

「ゆるパカ鑑賞会」を続ける中で、企業研修や発達支援、婚活など、様々な分野でその効果を実感してきました。同時に、全国各地から「自分の地域でも開催してほしい」「江夏さんの活動に興味がある」という声をいただくようになりました。

「全国のいろんなところでやる人が増えないと、変わらない。私の知識やファシリテーション手法を全国に広めるため、今年は集中講座を開設し、全国各地で『ゆるパカ鑑賞会』を実践できる人材を育成します。」

インタビューコメントより

この活動は、もはや私個人のものではなく、社会に必要なインフラになりつつあります。そう感じた時、私はこの手法と哲学を体系化し、次の世代に伝えていく覚悟を決めました。私と同じ思いを持つ仲間を全国に増やし、それぞれの地域で、その人ならではの「ゆるパカ」を咲かせてほしい。それが、私の夢なのです。

何を学べるのか:アート、脳科学、意識論などを融合した独自のプログラム

この養成講座は、単にアートの知識や対話のテクニックを教えるだけのものではありません。私がこれまで培ってきた、あらゆる知見を融合させた、独自のプログラムです。

•ファシリテーション技術:参加者の心の鎧を脱がせ、本音を引き出すための具体的な対話術です。

•アートの流れ:美術史の大きな流れを学び、ファシリテーター自体が作品を多角的に捉える感性や視点を養う。相手の感性を開くときに、実は知識が役に立つこともあります。

•脳科学(神経美学、感性美学):人が「美しい」と感じる時、脳では何が起きているのか。科学的な知見から、アートが心身に与える効果を理解します。

•意識論:私が学んできた「心相科学理論」なども軸に、人の先天的な強みや個性を理解し、感性を呼び覚ますアプローチを学びます。

2日間の集中講座と、その後の継続的な勉強会を通じて、受講者一人ひとりが自信を持って現場に立てるよう、手厚くサポートしていく計画です。コーチングやカウンセリングなど、ご自身の専門分野と掛け合わせることで、その可能性は無限に広がります。

講座の先にある未来:共に創る、感性豊かな社会

この講座を通じて、私はただファシリテーターを増やすだけではなく、共に未来を創る「同志」と出会いたいと考えています。例えば、発達支援の専門家がこの技術を学べば、より多くの子どもたちの自尊心を育むことができるかもしれません。企業の組織開発コンサルタントが導入すれば、より多くの職場で心理的安全性が高まるでしょう。

「一緒にできる人が増えたらいいなと。多様性を認め合って、相手の立場、その人の視点を理解する。そうすれば、争いは減っていくはず。」

インタビューコメントより

行政と連携し、この講座を必要とする人々に届けることも視野に入れています。一人ひとりの感性がひらかれ、互いの違いを認め合える社会。それが、私が「ゆるパカ鑑賞会」とその養成講座を通じて実現したい未来です。

あなたも、誰かの感性をひらく旅へ

これまで10回にわたり、私の個人的な物語にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。私の新しい旅は、まだ始まったばかりです。

もし、この物語に少しでも心が動いたなら、あなたも誰かの感性をひらく旅の仲間になりませんか? アートの前では、誰もが平等です。知識も、経験も、年齢も関係ありません。ただ、感じたままを語り合う、その一歩から、新しい世界が始まります。

いつか、どこかの「ゆるパカ鑑賞会(感覚共有アートプログラム)」で、あなたとお会いできる日を楽しみにしています。

※ファシリテーター養成講座については、準備できましたら、ここにリンクを貼ります

(了)

(全十章のまとめはこちら↓)

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