蝋人形のようだった SD 1.5 のサイバー女子隊員画が動画化で生気が蘇った。


FLUX.1 導入が当初難航して、「SD1.5 で何の不満もありません」と
宣言していたものの、導入が進むにつれ「美しいが現実より理想化が
進み過ぎて、まるで血の気の無い蝋人形のようにも見えて来た」SD 1.5
でのサイバー女子隊員画でした。
その原画作成とは作成時期も異なり、全く連動していない Kling 1.6 での
動画化で、それらがナチュラルに動き出すさまに、まるで生気が注入
されたかのように感じます。
これらは既に CivitAI で公開済の動画(サイバー女子隊員画は静止画では
永遠にモデレータ審査状態となり公開に至らないため動画化して投稿)
ですが、今回、本記事の趣旨に沿うものを改めて集めて来ました。




特に動画生成時に「she smiles.」や「2 girls smile.」をプロンプトに
明示した動画はその生気の蘇りぶりが一層鮮やかで驚かされます。
遥か未来の異星開拓前線で「レンズを向けて撮影する」という行為
がまだ残っているとして( 24 時間 マルチ視点 360 度全周自動記録
みたいなものはきっと当たり前に登場して、プライバシーには完全な
保護がかかり犯罪行為と判定されたものは逆に証拠保全として仔細が
始終記録される両立ぶりが未来社会において完全に空気のように
受け入れられた上での懐古趣味的なツールとして。電磁的に光を屈折
させてレンズすら無いかも)、職務に従事している緊張感がある表情
が一転して「あら?何撮ってんですか?」(「それって撮影機って
やつですか?」が正確か)とばかり口角があがり、それに自然に連動
して頬骨周囲の筋肉が前に出て、その前後に両目に自然な瞬きがあり、
その前後に首や上半身から全身の連動した動きがあって感動させられます。





















1 人の動画ではシャイに微笑んだり、原画のキメ表情から格好良く笑顔
に転じたり、それらのバリエーションから人物の性格まで見て取れるか
のように感じます。2 人の動画では互いに目線を合わせたり、片側の
相手に目線を送ったり、その非対称の自然な動きから人間関係まで
伝わって来るかのようです。
シャイな反応のあまり画面外に居る人のほうに目線を飛ばす動画もあり
蝋人形の印象だった原画からここまで性格の描写が為されるとは期待も
していませんでした。
SD 1.5 で描画された原画の骨格や筋肉(表情筋だけでなく全身への
連動を含めて)の Kling AI 側での解析判断が的確だからこそ成し得た
奇跡のようなものです。
プロンプト渡しなどもなく独立して原画から解剖学的知見(学習蓄積)
に従って解析した上でのこの違和感皆無の自然感が凄いです。
そのため「破顔」的な大きな表情の笑顔でも、シャイな微笑みでも原画
の持つ表情の美しさが全く崩れないのが驚異的です。
(Kling 2.5 まで登場している現状がある一方で、Kling 1.6 はローコスト
のまま特にアナウンスもなく着実にマイナー進化を続けている印象)
それは現時点(現在)の人物撮影のキモでもある「撮影者と被写体の
人間関係や距離感が如実に画に現れる」も実現しています。多くの
ネット上の AI 描画による肖像で、その領域に到達した画や動画を
正直のところ、当方は他で見たことがありません。
一番最後の動画は面白くまた魅力的です。
映画撮影でのやや無理めな姿勢でのキメ顔シーン撮影で「はい!
カットぉー!!」との映画監督の声で一気に緊張が解消して体勢が
崩れた女優さん(何でも女性差別とか騒ぐ阿呆の左翼関東 TV 文化
からじわじわ「俳優」に言い換えようとする動きを大女優クラスが
むしろ反対していることに当方も賛成です。男優は絶対女優とは
呼ばれないのですから特別尊称でもあるのでした。「女王」が
「王」に対する蔑称ではないように。一方「女流棋士」は
男女区別のない「棋士」に実力では入れない女性だけのランクと
いう意味で蔑称ではないものの区別ではあります)のような表情
に魅力的で大きな落差があります。
この検証と感動はメカ画では得られない水準のものです。表情筋や
全身運動への破綻のない(過剰な変形にまで至らず中庸にとどめる)
制御はメカ画では推し量れないからです。
pyramidflow - miniflux 時代には調整に重ねて四苦八苦させられた両目同時
の瞬きタイミングや速度、表情筋への連動の自然さなどが、たった半年
少しの経過で「当然の対応」になっているその進化の速度と大きさに
改めて驚きます。
それは SD 1.5 でのアラのない人物画、メカ画に取り組むべき再評価
にもつながります。
第 3 の magic.Prompt が FLUX.1 より SD 1.5 で威力発揮したのと
同じく、改めて FLUX.1 によるハイエンドの画質表現の追求と並行
して、SD 1.5 による描画に価値を見出すべきと感じさせられる動画化
となりました。
ご覧いただきありがとうございます。
(2025/10/13 執筆)
