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ヤンジェミンの移籍についてハピネッツ視点での考察

こんにちは、いこーるです。

早速ですが、
昨日6/13、仙台89ersから既に契約継続の決まっていたヤンジェミン選手の移籍が発表されました。(現時点で移籍先不明)


この件に関して、移籍先が秋田ノーザンハピネッツなのかを、自分が思う来季のロスターも絡めながら考えていきます。

参考↓


この件でデイビスのことを思い出した そこのハピネッツブースターよ。仲良くなれそうだ。



本件の移籍の流れ

流れから言えば


③既に仙台との契約継続が決まっていたが、相手クラブはヤンジェミンが欲しいと仙台側に持ちかけ熱心に誘った。

②ウイングに帰化アジア枠を使ってオン3をしたいが、市場に要件にマッチしたウイングの帰化アジア枠がいなかった。

 ①ウイングのポジションに補強が必要。


この流れだと思います。
これを仙台、相手クラブそれぞれの視点から噛み砕いていきます。


相手クラブの現況
・SF、PFのポジションが手薄。
・帰化アジア枠で同ポジションをまかないたいが、帰化枠には金銭的に手を出せない、もしくはこのクラブが思い描く役割を持った選手がヤンであった
・帰化アジア枠の獲得に出遅れてしまった。

↑これはわかりやすいと思います。
最後の理由は、現所属の選手との交渉が難航して帰化アジア枠の話までスムーズに進めなかったなど、色々あるかと思います。

仙台の思惑
・ヤンのポジション(SF、PF)には杉浦、井上の日本人選手2名を補強しており、更にはPFに絶対的な外国籍シューター ネイサン・ブースがいる。
・同ポジションの選手数が多く、かつ全員がオフボール型(ボールハンドラーをせずに活躍するタイプ)の選手たちである。
 ↓
ヤンを別ポジションの帰化アジア枠にすることでポジションバランスを整理したい

じゃあ、なんで仙台がヤンを手放す選択をしてまで相手クラブの話に乗っかったのかといえば、その方がヤン及び仙台にとって利があると考えたからに他ならないと思います。


仙台はヤンを手放すことで帰化アジア枠をもっと現ロスターに合う選手にできる。

ヤンは移籍することでポジションが渋滞している仙台よりも出場時間が見込める

このような双方に利がある話だったのでは、と。
さらに言えば移籍先も帰化アジア枠を確保でき、不足したポジションを充足できるのでWIN-WIN-WINといえるのではないでしょうか。


 この件に関して、私は上記のような三方に利がある話なら(ファンの心理はともかくとして)ドライな視点で見れば良い話なのではないか、と思ってます。


野球の話ですが、元プロ野球選手の里崎智也さんが自身のYouTubeでトレードに出してあげた方がいい選手をピックアップしています。
里崎さんによると「トレードに出すのはその選手がいらないということではなく、使わないなら選手のためにもトレードしてあげましょうよ。ということ。」とのことです。(下のリンクの冒頭部分です。)

これはプロ野球の話であり、ヤンの件はトレードではないと思われますが、同じような話が仙台と相手クラブの間であったのではと推測しますし、

それで双方が納得してヤンのために送り出すという決断をしたのであれば温かく見送るのがいいんだろうなぁ、と思っています。


加えて言うなら、仙台はB1復帰以降、広島で燻っていた青木、長崎で出番を失った荒谷をシーズン途中に獲得し、選手として復活させています。

 ヤンが移籍先で出番を大幅に増やし、選手としての価値を高めるかはわかりませんが、同じような手法で戦力強化してきた仙台だからこそ話を受け入れたのだと思います。




じゃあ、秋田は当事者なのか

次に考えるのはここです。

長くなるので先に、私の考えと結論は書きます。

ヤンの秋田への移籍は…

タイミング的に言えばあり得そう?
 ポジションバランス的に言えば合わないのでは?

総合的に言えば、ヤン・ジェミンの移籍先は秋田ではないだろう

このように考えています。

順番に書いていきましょう。


タイミング

前段において、相手クラブが仙台にヤンの移籍を打診した理由として、帰化アジア枠の獲得に出遅れてしまった、というのを挙げました。

 ハピネッツも明確に出遅れたチームの一つです。


理由はハピネッツブースターならご存知でしょう。アバシの契約解除です。

ガディアガ選手とは、クラブ・選手の双方にてバイアウトオプション(Buy out)付きの2年契約を結んでおりましたが、選手側が今月末期限のオプションを行使することとなり、退団することとなりました

ガディアガ選手は今シーズンが日本での初めてのプレーであり、シーズン序盤はBリーグへの適応に時間を要したものの、徐々に本領を発揮し、シーズン終盤の活躍は来シーズンの更なる飛躍を期待させるものでした。

しかしながら、海外クラブのオファーが想定を大きく超えるものであったため、選手側のオプション行使による双方合意での契約解除となりました。

移籍先はまだ確定していないと聞いておりますが、 ガディアガ選手の今後の更なるご活躍を心よりお祈り申し上げます。

リリースより


秋田がアバシを手放したのは海外クラブとのマネーゲームに勝てなかったから、です。

これがリリースされたのが5/30

 台湾のアバシファンの方が、リリースの一週間前の時点では少なくとも退団するかどうか決まっていなかったらしい、と言っているのを見かけていますので、アバシの件に決着が着いたのは5/25~5/29までの間ではないかと推測します。

そうだとすれば、秋田はアバシの退団が確定した5/25~29まで帰化アジア枠の検討はできなかったことになります

25-26シーズンB1所属の各チームの帰化アジア枠の契約(継続・満了)発表日が以下です。

北海道 ドワイト・ラモス(ア)→5/22継続
仙台 ヤン(ア)→5/11継続
茨城 サンシャオ(ア)→5/12満了
群馬 パーカー(帰)→5/26満了

越谷 カイ・ソット(ア)→5/16継続
A千葉 エヴァンス・ルーク(帰)→6/4移籍加入
※島根退団発表時(5/16)に移籍先決定済み
A東京 ロシター(帰)→6/3継続
SR渋谷 ホーキンソン(帰)→5/16継続
横浜BC キーファー・ラベナ(ア)→5/20継続
富山 ケネディ(帰)→5/30満了
三遠 ニカ(帰)→6/4満了

FE名古屋 フランシス・ロペス(ア)→6/4新規
名古屋D カイル・リチャードソン(帰)→5/28移籍加入
滋賀 ユウ・アイチェ(ア)→5/9継続
京都 モリス(帰)→5/8満了
広島 メイヨ(2025年7月帰化予定)→5/20継続
佐賀 ハレルソン(帰)→5/28継続

アバシの退団が5/29に決定した場合でも、交渉ができたであろう選手のみ太字にしています。

ロシターは現最強帰化枠の1人ですので金額的に絶対無理。(一説によると2億円くらいらしい)
パーカー、ケネディは年を取っているとはいえまだ一線で戦えるため高価だと思われる。(少なくとも1億はする?
ニカは読めませんが、ロシターよりは間違いなく安価
サンシャオ、モリスは今季の活躍から考えればもっと安価
フランシス・ロペスはわからん。

それぞれへの所感はこんなところでしょうか。

ヤンは金額的には帰化選手に比べて安価でしょうから、急にアジア枠を失ってしまった秋田からすれば手が届く範囲であろうと思います。

しかし、秋田以外の他クラブで帰化アジア枠が現状決まっていない/発表されていないのが、
茨城、宇都宮、群馬、千葉J、川崎、富山、三遠、三河、京都、大阪、島根、長崎、琉球とかなりの数あります。
(継続/移籍で確保するやろなぁというビッグクラブたちもおりますが。)


太字にした茨城と大阪は
・PG、SGは豊富だが、ウイングの数とサイズが足りていない
・資金力が豊富でないが極端に少ないわけではない
と、いち秋田ブースター視点ではありますが、ヤンを欲しがる理由があるという風に見えます。

そしてヤンは先に述べたように帰化選手よりは安価だと思われるので同じ東北でB2の山形(アジア枠のルーズベルト・アダムスが合意のうえで契約解除(5/26発表)になっている。)もヤンを欲しがってもおかしくないと思っています。

このように秋田以外のクラブでも6/13時点でヤンを欲しがっていそうなクラブはいるわけです。


移籍発表された6/13のタイミングでは秋田、茨城、大阪、山形あたりが絡んでいそうな気がする、というのがここまでの私の考えです。


ポジション

次にヤンのポジションから考えます。
秋田の現状決まっているロスターが以下になります。

 ハンドラー: 中山 栗原 菅原
 ウイング  :タナー 赤穂 田口※ 元田 髙比良 (中山)
 ビッグ   :土屋 (タナー)

※田口は執筆時点で去就不明ですが、秋田から出る理由がないと思われるため継続としています。
※太字は現時点で筆者が特に重要戦力と考えている選手。
※()はサブの役割。

そしてロスターが12名と考えれば残る枠は外国籍2名、帰化アジア枠1名とになります。

それを上記ロスターに加えたのが下記です。

ハンドラー: 中山 栗原 菅原 
ウイング  :タナー 赤穂 田口※ 元田 髙比良 (中山)  ② (①)
ビッグ   :土屋  (タナー) ③ (②)

①、②、③が新加入となる外国籍及び帰化アジア枠です。

ハピネッツは伝統的に日本人が活躍するチームをコンセプトにチーム作りをしてきました

しかし、古川が退団してから彼のように長くボールを持ち、安定した得点力を持った選手を擁立できていません。
そのようになる素質のあった熊谷は2季目に大きく数字を落とし、アバシは序盤戦が特に不安定だったというのが24-25シーズンでした。

このような状況から秋田ノーザンハピネッツの水野社長から、スポンサー企業などを招待したシーズン報告会にて「オフェンス面ではボールを預けられる選手をぜひ引っ張ってきたい。」「円安でお金がかかるので、来シーズンもなんとかよろしくお願いします。」という発言がありました。


ここからハピネッツが今まで目指してきた日本人が活躍するチームから方針を調整しようとしていることが伺えます。

これにBリーグファンおなじみBNTさんの下記のnote(有料に注意)


これらの考えを反映したのが先ほど挙げたロスター予想なわけです。

ハンドラー: 中山 栗原 菅原 
ウイング  :タナー 赤穂 田口※ 元田 髙比良 (中山)  ② (①)
ビッグ   :土屋  (タナー) ③ (②)

再度掲載


更に、このロスターで最もコート上5人の総合力が高くなる=クラッチタイムで想定されるのは下記の形だと想像します。

クラッチタイム(オフェンス時)
ハンドラー: 中山   ①
ウイング  :タナー 田口 (①)
ビッグ   : ③ (タナー)

クラッチタイム(ディフェンス時)
ハンドラー: 中山  ①
ウイング  :タナー 赤穂 (①)
ビッグ   : ③ (タナー)

挙げたようにタナー+外国籍+アジア枠のon3に万能選手の中山と、オフェンス時に田口、ディフェンス時に赤穂を入れるのが考えうるクラッチタイムのメンバーです。

この中で筆者が重要だと思っているのがコート上のメンバーの共通認識です。
中山、田口、赤穂、タナーはいずれも最初に秋田の重要戦力として挙げた選手で赤穂、タナーは来季が秋田で3年目のシーズン、中山、田口は既に9年以上をハピネッツで過ごしています

彼らは相互理解も深まっていてかつ秋田のバスケ(前田HCのバスケともいえる)をよく理解しているものと思います。

彼らをクラッチタイムにコート上に置くのが一番安定し、かつ総合力が高まるはずです。
逆に中山、田口or赤穂に加わる3人が新外国籍2名と新帰化アジア枠1名の場合は共通認識の浅さが不安要素になりますので、せめて5人中の3人は秋田歴の長い選手に任せたいと筆者は思うわけです。

もちろん新加入選手や既存の若手選手の伸び、そして各試合で当たりが来ている選手によって柔軟に変わっていくと思いますが、少なくともシーズン序盤~中盤はこの形が理想だと思います。


だとすれば、です。

また、再掲しますが、

クラッチタイム(オフェンス時)
ハンドラー: 中山   ①
ウイング  :タナー 田口 (①)
ビッグ   : ③ (タナー)

クラッチタイム(ディフェンス時)
ハンドラー: 中山  ①
ウイング  :タナー 赤穂 (①)
ビッグ   : ③ (タナー)

この中の①、③は

タナーと組み合わせて上記の形をできうる編成、

つまり

ハンドラー: ①=外国籍or帰化アジア枠
ウイング  :タナー
ビッグ   : ③=帰化アジア枠or外国籍

とならなければon3の並びができません。
厳密には他のポジションでもできるはできるかもしれませんが、歪な形にならざるを得ないだろうと思います。


そして更に言えば、クラッチタイムに出られるような③=ビッグの役割になる選手を帰化アジア枠で確保しようとすれば、おのずと帰化枠もしくはカイ・ソット(越谷)やAJエドゥ(長崎)といった、非常に高額な選手になってしまうと想像できます


こう考えると、先ほど挙げた秋田式on3は

ハンドラー: ①=帰化アジア枠
ウイング  :タナー
ビッグ   : ③=外国籍

こうなるんじゃないか、というのが筆者の考えです。

そして、皆さん忘れているかもしれませんが、今回のnoteの本題に関わるヤン・ジェミンはウイングの選手にあたり、その役割・特徴がタナーと思いっきり被ってしまいます


2人ともボールハンドルするタイプではなく、キャッチ&ショットや合わせで点を取るタイプで上背はない。


ヤンではクラッチタイムで想定される形(何度も再掲してすいませんが)

クラッチタイム
ハンドラー: 中山   ①
ウイング  :タナー 田口or赤穂 (①)
ビッグ   : ③ (タナー)

この中の(①)にしか当てはめることができません。

BNTさんは①の選手はボールハンドラーにも(高レベルで)対応できることを想定していますので、ヤンではその役割にハマらないというわけです。


以上から、ヤンの移籍先は秋田ではないのではないか、と考えています。


まとめ

以上のタイミング及びポジションの観点から、ヤンの秋田加入の可能性を考えました。

繰り返しになりますが私の中では秋田への加入はないだろう、という結論です。

ヤンは移籍先でぜひ大活躍してほしいし、仙台も次の帰化アジア枠の選手の補強を頑張ってもらいたいです。

そしてもちろん秋田ノーザンハピネッツの帰化アジア枠の補強も成功に終わることを願っています。


筆者X:@equal_5240








正直、ヤンは女性人気ありそうだし、グッズの販売数伸びるだろうからそういう意味では取り得だよね…


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