【写真館1090】日常の境界がとけるとき
今日の一枚はコチラです。

先日、福岡へ旅をしました。そのとき選んだ、移動手段は行きも帰りも飛行機でした。
名古屋から行くときも、福岡から帰るときも、離陸するときはなぜか雨が降っていました。それもけっこうな勢いで。そんな中、飛行機は無事に空へと駆け上がっていったのです。
にも拘らず、雲の上ではすっかり晴れていて! 私はその不思議さに心を囚われながら、ずっと外を眺めていたのです。そうして、少し時間が経ったとき、ふと気づくと雲が積み上がっていました。
気象に関する知識の薄い私は、雲って横に広がっていくものだと思っていました。が、上から見てみるとめちゃくちゃ濃い層が積み上がっています。そうして、そこへ飛び込めば、ぶわんっとお布団のような弾力で押し戻してくれそうで、まるでおとぎ話のなかにあるような姿を見せていたのです。
ぶわん。ぶわん。ぶわん。
空を行くという、文明の発達以外なにものでもないような乗り物が見せてくれたのが、こんなおとぎ話の世界だったなんて! 自分が今どこにいるのか一瞬分からなくなるような感覚に、私はこの上ない快さを覚えていたのでした。
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