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【徹底比較】海外プリントオンデマンド印刷のGelato Printify Printful Prodigi|越境EC オリジナル商品販売

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どうも、244です。今回は、海外のプリントオンデマンド系サービスについて調べてみました。

ぼく自身、Etsyショップの商品展開においてPOD系サービスの活用も将来的な選択肢に入れているので、これを機会に主要な海外のサービスを比較してみました。

取り上げるのは、Gelato(ジェラート)、Printful(プリントフル)、Printify(プリンティファイ)、Prodigi(プロディジ)の4サービスとなります。他にもいろいろとあったのですが、この4つがいい感じだったので「実際のところどう違うの?」というところを調べていきます。

PrintifyとPrintfulは名前が似ていますが、プリンティファイ、プリントフルと異なる読み方、名称のサービスとなります。

Printify プリンティファイ(参照元:https://printify.com
Printful プリントフル(参照元:https://www.printful.com/jp
Gelato ジェラート(参照元:https://www.gelato.com/ja
Prodigi プロディジ(参照元:https://www.prodigi.com

なお、今回調べた内容は各サービスにアカウントを開設していない状態で知ることができる範囲内となることをご了承ください。あくまで「ざっくり」調べてみた内容となります。

先にざっくりな結論を書いておくと、今回調べてみたうえでの4つのサービスの概要、印象は下記です。

Gelato(ジェラート)
32ヶ国に生産拠点を持ち、アパレルとウォールアートに強みがある。ジクレー印刷のファインアートポスターを提供し、高品質なプリントが可能。アパレルはDTG印刷を採用し、25ブランドを取り扱う。品質は「安定している」「黒地生地の印刷も問題なし」との評価が多い。無料プランあり、有料プランで商品割引やカスタム梱包が可能(ブランドカードや封入物の追加)。サイトは日本語対応。

Printful(プリントフル)
世界12ヶ所に製造拠点を持ち、日本にも2ヶ所の提携施設がある。取扱商品は380種類以上で、特にアパレルが豊富。DTG印刷を採用し、32ブランドを取り扱う。品質は「安定している」「刺繍のクオリティが高い」が、印刷施設によって差が出るとの指摘も。無料プランで基本機能が使え、有料プランでは商品割引や刺繍費用の削減が可能。オリジナルタグ印刷・カスタム梱包(ステッカーやメッセージカードの封入)にも対応。サイトは日本語対応。

Printify(プリンティファイ)
141の提携施設と連携し、1,000種類以上の商品を提供。自社工場を持たず、品質は施設によるため、提携先の評価を見て選ぶ必要がある。DTG印刷を採用し、26ブランドを取り扱う。ジクレー印刷のファインアートポスターもあり。施設ごとの品質差が大きいため「品質が安定しない」との声も。無料プランがあり、有料プランでは商品割引が可能。オリジナルタグ印刷・カスタム梱包(ショップカードの封入)に対応。サイトは日本語対応なし。

Prodigi(プロディジ)
「アーティスト向けPODサービス」というコンセプトも持ち、50万点以上の商品をカスタマイズ可能とのこと。特にウォールアートに強く、ジクレー印刷やメタルフォイル、グロー印刷などの特殊技術を提供。アパレルは最低限で、DTG印刷を採用し、取扱ブランドは少なめ。品質は「良い」という意見もあるが、情報が少なく、提携施設によるバラつきの可能性あり。サイトの日本語対応なし。

また、目的別におすすめできそうな見方でもいくつか書いておきます。

とにかく手軽に始めたい → Printful / Gelato
無料プランがあり、日本語対応している。特にPrintfulは日本に提携施設があり、送料も比較的安い。

商品の品質を重視したい → Printful / Gelato
Printfulは自社工場があり品質が安定している。Gelatoもジクレー印刷のポスターや高品質なアパレルを提供し、安定した評価がある。

できるだけ多くの商品を扱いたい → Printify
1,000種類以上の商品を取り扱っており、アパレル・雑貨・文房具・スーツケース・サプリメントなど幅広いラインナップがある。

ウォールアートやポスターを販売したい → Gelato / Prodigi
両方ともジクレー印刷に対応し、高品質なアートプリントを提供。Prodigiは箔押しやグロー印刷など特殊印刷にも対応。

アパレルをメインに販売したい → Printful / Printify
Printfulは32ブランドを扱い、日本向けにはユナイテッドアスレなども選べる。Printifyは提携施設の選択肢が多く、幅広い価格帯の商品を取り扱っている。

刺繍デザインのアパレルを販売したい → Printful
Printfulは刺繍のバリエーションが豊富で、帽子やTシャツ、パーカーなど幅広い商品に対応。

ブランドイメージを強化したい → Printful / Gelato(有料プラン)
Printfulはオリジナルタグ印刷やカスタム梱包(ステッカーやメッセージカード封入)に対応。Gelatoも有料プランでブランドカードや封入物の追加が可能。

品質に不安があり、サンプル注文を試したい → Printful
日本国内の提携施設でサンプル注文をすると送料が比較的安く、品質を確認しやすい。

ビジネス向けの商品(名刺やパンフレット)も作りたい → Gelato
名刺やパンフレットなど、ビジネス向けの印刷商品も取り扱っている。

※今回の記事で表記する日本円は、執筆時点(2025年3月)での為替レートを参照したものになりますのでご了承ください。


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プリントオンデマンド(POD)とは

まずは基本的なところからいきましょう。PODとは何なのか。

POD = 要求に応じて印刷

略してPOD(Print On Demand)とも表記しますが、直訳すると「要求に応じて印刷」という意味になります。あらかじめ用意しておくのではなく、注文が入ったときにだけ印刷するという方式ですね。

言葉自体は出版業界のものらしいのですが、いまでは書籍に限らず、さまざまな商品ジャンルにPOD形式があります。

プリント・オン・デマンド出版(POD出版)とは、お客様の注文に応じて書籍を1冊からでも印刷・製本してお届けする出版サービスです。従来からの出版は、一度にまとめて何百、何千部と発行しますが、PODは完全受注生産なので、その都度必要な部数のみ印刷・製本して発行します。

引用元:https://www.shounsha.co.jp/pod/index.html

在庫リスクなしでオリジナル商品を販売

国内ではSUZURIなどが有名ですが、自分のデザインをTシャツやスマホケースなどに入れて販売ができ、かつ、売れたときにだけ商品を制作するので在庫リスクがなくなります。

画像をアップロードするだけでオリジナルアイテムを制作、1個から販売できるサービス SUZURI(参照元:https://suzuri.jp

商品制作と発送も請け負ってくれる

POD系サービスでは、商品の発送も請け負ってくれるところが多く、販売者は商品画像をつくるだけでOKとなります。

POD系サービスを利用することで販売者は「デザイン(制作)」に専念することができ、良いデザインができたらサービスが取り扱っている商品(Tシャツやキャップ、スマホケース、ポスターなど)を選び、商品画像をつくって出品するだけでいいのです。商品自体の制作とお客様への発送作業はお任せです。

そのような大変便利なサービスが海外にはいくつかあります。既存のECプラットフォームと連携できるものも多く、POD系サービスを利用してEtsyショップ上で商品を出品しているセラーもたくさんいます。

自分に合ったPOD系サービスはどれなのか?これから項目ごとに4つのサービスの違いを見ていきましょう。

基本情報

サービスの設立年

まず最初にサービスそれぞれの設立年を見ていきます。どこが老舗で、どこが新参か。

サービスの設立年(古い順)
※( )内表記は本社所在地

2007年:Gelato(オスロ、ノルウェー)
2013年:Printful(ノースカロライナ州、米国)
2014年:Prodigi(ロンドン、英国)
2015年:Printify(カリフォルニア州、米国)※創業地はリガ、ラトビア

参照元:Crunchbase、LinkedIn

一番古いのがノルウェーの企業Gelatoで、設立から10年以上経過している老舗です。そこから2013年に米国でPrintful、翌年にロンドンでProdigi、さらに翌年に米国でPrintifyが設立しています。

サービスコンセプト

最初にざっくりそれぞれのサービスのコンセプトをつかんでおきます。もちろん、すべてがプリントオンデマンドサービスであることは共通していますが、公式サイトを頼りにコンセプトでの違いを見ていきます。

Gelatoの理念とコンセプト
グローバルなEコマースとクリエイターエコノミーを強化し、カスタマイズされた製品であらゆる顧客に一夜にしてサービスを提供できるようにする。

事業は、起業家向けの「Gelato Create」、印刷業者向けの「Gelato Connect」、消費者向けの「Optimalprint」の3つで構成。輸送時間や炭素排出を削減しながら、効率的で環境に優しい製造を目指している。

Printfulの理念とコンセプト
アイデアをブランド、製品、コミュニティに変える。

オンデマンド印刷とフルフィルメントを通じて、受注生産方式で無駄を削減し、環境に配慮した持続可能なビジネスモデルを提供。世界各地の製造拠点や提携施設を活用し、迅速かつ効率的な商品提供を実現している。

Printifyの理念とコンセプト
誰もが自分の好きなことをして、自分の条件で働ける世界を作る。

オンデマンド印刷プラットフォームを通じて、事前投資や在庫リスクを排除し、誰もがゼロからビジネスを始められるようにする。 無駄な在庫を削減し、小規模ブランドや環境の持続可能性を支援している。

Prodigiの理念とコンセプト
グローバルな印刷をローカルで実現する。

製品を顧客の近くで印刷することで、環境に優しく、コストを削減し、迅速なサービスを提供。 印刷製品を販売する企業が物流を簡素化し、利益を最大化できるよう、ソフトウェアとドロップシッピングネットワークを活用して支援。自社製造施設を持ち、グローバルなプリントオンデマンドのフルフィルメントパートナーと連携している。

PrintfulとPrintifyは合併している

ちなみに、名称が似ているPrintfulとPrintifyですが昨年11月に合併をしています。

サービス自体は別々に継続されていますが、企業単位では「Fyul」という企業ひとつになっています。PrintifyのfyとPrintfulのulを組み合わせた新社名だそうです。

ということで、企業単位では、Gelato、Fyul(Printify・Printful)、Prodigiとなりますが、今回はここは趣旨ではないので、それぞれの4つのサービス単位で比較していきます。

日本語対応の有無について

ちなみに、4つのサービスのサイト上での日本語対応については、下記の通りとなっています。

日本語対応の有無
Gelato:対応あり
Printful:対応あり
Printify:対応なし
Prodigi:対応なし
※2025年3月時点

英語に抵抗感がない方であれば、4つ全てのサービスを満遍なく選択肢に入れられそうですが、そうでない場合は、サイトが日本語対応しているGelatoとPrintfulの2つがおすすめとなります。

いまは翻訳ツールなどもあるので、サービス自体の魅力次第ではPrintifyとProdigiを選択肢に入れるのもありかとは思います。

連携可能なプラットフォーム

例えば、Printfulを利用してEtsy上で商品を販売するには、そもそもPrintfulがEtsyと連携可能でなくてはいけません。これら4つのサービスがどのプラットフォームと連携可能なのか、ずらっと並べていきます。

Gelatoの連携可能なプラットフォーム
TikTok Shop、Amazon、Shopify、Etsy、WooCommerce、Wix、Squarespace、BigCommerce、API

Printfulの連携可能なプラットフォーム
BASE、Shopify、Wix、Square、Etsy、WooCommerce、Weebly、eBay、Squarespace、Amazon、Ecwid、BigCommerce、Prestashop、 Big Cartel、Adobe Commerce、Storenvy、Gumroad、Shipstation、Shift4Shop、Launch Cart、Webflow、Printful API

Printifyの連携可能なプラットフォーム
Etsy、Shopify、TikTok Shop、Amazon、eBay、PrestaShop、BigCommerce、Wix、WooCommerce、Squarespace、Printify API

Prodigiの連携可能なプラットフォーム
Etsy、Shopify、Squarespace、Wix、WooCommerce、BigCommerce

※2025年3月時点

Etsy、Shopify、Squarespace、Wixなどは4つ全てのサービスが対応、eBayはPrintfulとPrintifyのみです。Printfulが最多の連携を行っており、そこには日本のBASEも含まれています。

すでに自分のショップはあって、そこと連携することが前提の方は、この連携状況次第で最初の選択肢が決まるかと思います。

プランの種類と料金

次に利用料金をそれぞれ比較していきます。利用するのは無料なのか、有料プランはあるのかなど、ランニングコストにも関わってくる重要な点です。

Gelato:4プラン

Gelato(ジェラート)には、4つのプランが用意されています。それぞれの特徴(特典)も含めて下記にまとめました。

Gelatoのプラン(参照:https://www.gelato.com/ja/subscription-plans

Free プラン(永久無料)
・オンラインショップでの商品販売
・Etsyなどのプラットフォームとの連携

Gelato+ プラン(月額$25 or 年払い$249)
・特例の商品が最大20%割引
・プレミアムモックアップとMockup Studioツール利用
・ストック画像、グラフィック、フォントの利用
・ブランドのタグラベルと封入物

Gold プラン(月額$129 or 年払い$1285)
・特例の商品が最大25%割引
・ブランドのタグラベルと封入物が30%割引
・高度な価格設定と価格ナビゲーターでの最適化機能

Platinum プラン(見積価格ベース)
・特注割引
・専用の実装サービス
・専用のカスタマーサービス
・プラチナコミュニティのイベント招待

無料プランがあるのはよいですね。商品を販売してEtsyなどに連携する分には月額の固定費をかけずにスタートできます。

ここからGelato+やGoldプランにアップグレードすると商品(アパレルやポスターなどのベース商品)が割引価格で買えたり、素材が利用できたり、ブランド独自のラベルや同封物を発送時に同梱することができるようです。

もっともランクが上のプラチナムプランは、もう特注ですね。売上や取引量がかなり大きくなってきた人は、ここも検討するのかもしれません。

Gelatoの利用コスト感
まずは無料プランでスタートして、ある程度売上がでてきたらGelato+にアップグレード(月額約3,800円、年払いで月3,100円)、商品を割引購入して利益率を上げ、さらに素材も利用することが可能。商品をさらに割引価格で購入でき、タグラベルも割引となるGoldプランもあるが、月額19,000円、年払いで月16,000円となかなか高額なので、相当な取引量がないと割に合わない印象。

Printful:2プラン

Printful(プリントフル)には、2つのプランが存在します。無料と課金プランの2つ。シンプルです。

Printfulのプラン(参照:https://www.printful.com/plans

Printful Free(無料)
・380点ものカスタム可能な商品
・デザインツール、2万点以上の素材利用
・最大で100個のストア開設(クイックストアは10個まで)
・最大24個の外部ECプラットフォームとの連携
・サンプルオーダーの20%割引

Printful Growth(月額$24.99)
・商品を最大33%割引で購入可能
・DTG印刷や刺繍などの費用が9%割引
・サンプルオーダーの25%割引
・サンプルオーダー時の刺繍データ化(通常最大で$6.50)が無料
・無制限のストア開設(クイックストアは10個まで)
・特別な限定セールでの商品購入可能
・特定商品の前面により大きな印刷が可能
・商品在庫をPrintful倉庫へ移動する際のサポート
※年間売上が1.2万ドルに達した場合は無料
※14日間の無料期間あり

こちらも無料プランがあり、基本的な機能は使えます。有料プランに切り替えると、商品の割引率が上がったり、刺繍の費用やデータ化がお得になったり、特別なセールを受けたりすることができるよう。

なにより注目なのは、有料プランのPrintful Growthが無料(無償)になる条件があるということ。年間売上額が1.2万ドル(約180万円)に達すると料金が無料(運営が全額負担)になります。

Printfulの利用コスト感
無料プランがあり、基本的な機能は使用できる。月額約3,800円の有料プランにアップグレードすると商品をよりお得に購入でき、特に刺繍デザインのコストが削減される。商品によっては前面により大きな印刷が可能。まずは無料プランではじめ、年間売上1.2万ドルを目指して実質無料でGrowthプランの特典を得るという道もある。

Printify:3プラン

次はPrintify(プリンティファイ)です。無料、プレミアム、エンタープライズの3つのプランを提供しています。

Printifyのプラン(参照:https://printify.com/pricing/

Free(無料)
・1アカウントで最大5個までストアを開設
・無制限の商品デザイン

Premium(月額$29、年払いで月$24.99)
・最大20%割引で商品の購入可能
・1アカウントで最大10個までストアを開設
・無制限の商品デザイン
・注文管理システム(Printify Connect)の利用

Enterprise(見積もり)
・1アカウントで無制限のストアを開設
・無制限の商品デザイン
・全商品をさらに割引価格で購入可能
・新機能への先行アクセス
・カスタムAPI連携
・営業担当者との連携
・ブランド専門のカスタマーサポート

Printifyにも無料プランがあり、有料のプレミアムプランでは商品をお得に購入でき、開設できるストア数が増え、独自の注文管理システムが使用できるよう。最上位のエンタープライズプランになると、商品割引がさらに大きくなるのに加えて、サポート部分が手厚くなるイメージです。

Printifyの利用コスト感
無料プランでも基本機能あり。商品コストを下げたり、注文管理をより効率的にしたい場合は月4,400円(年払いで3,800円)のプレミアムプランにアップグレードしてもよし。

Prodigi:有料プランなし

Prodigi(プロディジ)には、なんと、有料プランがありません。4つのなかでは一番若いサービスですが、今後もしかしたら有料プランの提供を予定しているかも。

Prodigiの利用コスト感
有料プランは提供しておらず、選べるプランというのがそもそもない。月額の固定料金は現状存在せず、基本的には無料で利用できる。

まとめ

4つのサービスのプランを見てきましたが、基本的に無料プランでも十分な機能が使えるので、まずは無料プランスタートでもよさそうです。

有料プランの特典はさまざまですが、商品の割引率が増えたり、刺繍デザインのコストがお得になったり(Printful)、使用できる素材やツールが増えたりといった印象です。

品質をチェックするためん、ショップ開設初期は特にサンプルオーダーが欠かせなそうですが、有料プランではこれがお得になるのはいいですね。

また、刺繍デザインこそ実物で品質を確かめたいので、刺繍周りのお得感がでているPrintfulの有料プランにも注目です。売上額次第で無償で有料プランの特典を得られる道があるのはいいですね。

ということで「どのタイミングで有料プランにアップグレードするのか」という問いに僕なりに答えてみるとしたら、「売上や取引量がそこそこ増えてきて、商品原価を下げたかったり(利益率向上、価格競争など)、注文を効率的にさばきたくなってきたとき」でしょうか。

販売商品ラインナップ

次は、それぞれの商品ラインナップです。POD系サービスを利用すれば様々なオリジナル商品が販売できるわけですが、この「商品」のバリエーションはどうなのか。

ここが一番気になるところかもしれません。4つのサービスを比較していきましょう。

なお、販売商品に関しては情報が膨大であり、細かく紹介していくのは限界があるため、ここではサイト上のカテゴリーを参考に全体的な印象を書いていきます。

Gelato:12カテゴリー

まずはGelatoです。サイト上のカテゴリーをずらっと並べていきます。

メンズウェア
刺繍製品、Tシャツ、パーカー、スウェット&トレーナー、タンクトップ、ジャケット&ベスト、ポロシャツ、パンツ、七分袖、長袖Tシャツ、プレミアム、スポーツウェア

レディースウェア
刺繍製品、Tシャツ、パーカー、スウェット&トレーナー、ジャケット&ベスト、ポロシャツ、タンクトップ、七分袖シャツ、パンツ、長袖、プレミアム、スポーツウェア

キッズ&ベビーウェア
Tシャツ、パーカー、プレミアム、オリジナルこども服&ベビー服、エプロン

ウォールアート
ファインアート、ポスター、木製フレーム付きポスター、プレミアム木製額入りポスター、メタルフレームポスター、壁掛けハンガーフック付きポスター、キャンバス、アルミプリント、アクリルプリント、フォームプリント、ウッドプリント

カレンダー
グリーティングカード


フォトブック
ソフトカバーフォトブック、ハードカバーフォトブック

帽子
ニット帽、トラッカーハット、スナップバックキャップ、バケットハット、ダッドハット

スマホケース
マグカップ
トートバッグ


文房具・ビジネス
名刺、チラシ、二つ折りパンフレット、複数ページパンフレット、ロール折りパンフレット、アコーディオン折りパンフレット、フォルダー、レターヘッド、ロールアップバナー

とりあえず初めてPOD系サービスのラインナップをずらっと眺めてみた印象にもなりますが、アパレルとウォールアートが手厚いですね。実際にPOD系サービスを活用した商品としてまず浮かぶのがアパレルです。次にぼくが販売しているジャンルのようなポスターが入ってくる印象です。

これから残り3つの商品群も見ていきますが、いずれもアパレルは手厚く、ウォールアート関連も多い可能性が高そうです。

Gelatoの話に戻りますが、個人的には自分の商品に活用できそうな「ウォールアート」が充実しているのはうれしい。

のちほど品質の部分でも触れますが、高精細なプリントである「ジクレー印刷」が可能な「ファインアート」商品は気になります。特にアート作品をポスターとして販売したい人には良いかもしれません。

Gelatoの商品「ファインアートポスター」ではジクレー印刷が可能

また、自分の居住地次第では対応していない商品もあるようなので注意です。

販売者の居住地によっては利用不可な商品もあるよう(Gelato商品ページより)

Gelatoの商品バリエーション感
アパレルやウォールポスターが手厚い印象。他にもカレンダーやグリーティングカード、スマホケース、マグカップなども揃えており、「PODで販売する商品」で思い浮かべる商品をだいたい取り揃えている。アパレルと帽子への刺繍も可能のよう。ビジネス向けで名刺やパンフレットなどもあることにも注目。公式による取扱商品数の公表はなし。

Printful:6カテゴリー

次はPrintfulです。こちらも、サイト上の表記のままカテゴリーと内容を並べていきます。380種類以上の商品を取り扱っているとのこと。

メンズウェア
Tシャツ、全面プリントTシャツ/トップス、ポロシャツ、タンクトップ、7分袖Tシャツ、長袖Tシャツ/トップス、刺繍Tシャツ/トップス、ジャケット&ベスト、パーカー、スウェット/トレーナー、ニットウェア、スウェットパンツ、下着、レギンス、ショーツ、パンツ、水着

レディースウェア
Tシャツ、ポロシャツ、全面プリントTシャツ/トップス、タンクトップ、クロップトップ、刺繍Tシャツ/トップス、7分袖Tシャツ、長袖Tシャツ/トップス、ワンピース、ニットウェア、ジャケット&ベスト、パーカー、スウェット/トレーナー、スウェットパンツ、レギンス、スカート、ショーツ、パンツ、スポーツブラ、水着、パジャマ

キッズ&ユースウェア
Tシャツ、全面プリントTシャツ/トップス、7分袖Tシャツ、長袖Tシャツ/トップス、パーカー&トレーナー、ハット、レギンス、ベビーロンパース/カバーオール、水着

キャップ/ハット
ニット帽、ダッドハット/ベースボールキャップ、スナップバッグ、トラッカーキャップ、5パネルキャップ、メッシュキャップ、バケットハット、サンバイザー

アクセサリー
ワッペン、缶バッジ、トートバッグ、ダッフルバッグ、ドローストリングバッグ、ウエストポーチ/ショルダーバッグ、バックパック/リュックサック、ハンドバッグ、ヘアアクセサリー、スポーツアクセサリー、ビーチサンダル、シューズ・スニーカー、靴下/ソックス、スマホケース、イヤホンケース、パソコンケース/スリーブ、マウスパッド、マスク

ホーム&リビング
ポスター、フレーム付きポスター、キャンバスプリント、メタルプリント、クリスマスデコレーション、ひざ掛け/ブランケット、キャンドル、クッション、マグネット、テーブルウェア、旗と標識、ステンレスボトル、マグカップ、タンブラー、コースター、ガラス製品、ポストカード、ノート・メモ帳、ステッカー、メッセージカード、刺繍エプロン、タオル、Toys&games、ペット用品、化粧品

カテゴリー数はGelatoの12に比べて6と半分ですが、すべてのカテゴリーが手厚い印象です。

Gelatoにはなかった商品でいうと、アパレルでは水着、ニットウェア、全面プリント、下着、レギンスあたりでしょうか。他だと、ワッペンや缶バッジ、マススパッド、インテリア雑貨なども豊富です。

ウォールアート関連はGelatoのほうが豊富で、他についてはPrintfulが圧倒的という印象を受けました。

Printfulの全面プリント商品
ペット用品
刺繍エプロン

Printfulの商品バリエーション感
Gelatoと比較すると、ウォールアート関連を除き、ほぼすべてのカテゴリーがさらに豊富になっている印象。公式サイトによると、380種類の商品を取り扱っているとのこと。商品数としてはGelatoより多い印象。

Printify:6カテゴリー

ここからは日本語対応していないサービスとなるので、ぼくのほうで日本語訳をしてカテゴリーを並べていきます。Printifyです。

まず最初に書いておくと、公式より「1,000以上の商品を取り扱い」と表記があるので、GelatoとPrinfulよりも商品数は多いかと。というか、今回の4つのサービスで1位かと思います。

メンズウェア
Tシャツ、パーカー、スウェット、ロングスリーブ、タンクトップ、スポーツウェア、ボトムス、水着、シューズ

レディースウェア
Tシャツ、パーカー、スウェット、ロングスリーブ、タンクトップ、スカート&ドレス、スポーツウェア、ボトムス、水着、シューズ

キッズウェア
Tシャツ、ロングスリーブ、スウェット、ベビーウェア、スポーツウェア、ボトムス、その他

食と健康と美容
化粧品、コーヒー豆、サプリ

アクセサリー
スマホケース、バッグ、靴下、帽子、下着、ベビーアクセサリー、マウスパッド、ペット用品、ジュエリー、キッチン用品、車用品、テックアクセサリー、旅行アクセサリー、文房具、スポーツ&ゲーム、フェイスマスク、その他

ホーム&リビング
マグカップ、キャンドル、ガラス製品、ボトル&タンブラー、ポスター、ポストカード、ジャーナル&ノートブック、マグネット&ステッカー、インテリア雑貨、バス用品、タオル、ブランケット、枕&カバー、ラフ&マット、オーナメント、季節のデコレーション

ざっと商品を眺めてみた感じですと、まず鉄板のアパレルはしっかり充実。ただし、ここは種類はPrintfulのほうが多そうでした。

ポスター関連もまずまず。やはりここはGelatoが優っていますが、Printfulにも劣らずのラインナップです。

カテゴリーだけを見てみた感じだととても1,000以上あるようには思いませんが、それぞれにさらに多くの商品があるという形かと思います。例えば、今までは見かけなかったスーツケースやサプリメントなど。他のサービスにはないニッチな商品も取り揃えている印象です。

サプリメント
スーツケース

Printifyの商品バリエーション感
商品数は1,000以上と圧倒的。鉄板のアパレルは充実しつつも、ここはPrintfulが優勢。ポスター関連はGelatoが優勢。他のインテリア雑貨やアクセサリーなどの種類が特に豊富で、全体としてかなりのラインナップになっている印象。

Prodigi:12カテゴリー

最後にProdigiです。なんと、公式サイト上では「50万点のカスタマイズ可能商品」と表記されています。ぬぬ、まじか。今まで1位だと思っていたPrintifyの50倍ですな。

この数字については、おそらくサービスそれぞれのカウントの仕方の違いかと想像しています。これからカテゴリーを見ていきますが、とても50万点もあるようなラインナップには見えません。1つの商品にあるバリエーションもカウントしてるのかも。想像ですが。

下記、Prodigiの商品カテゴリーです。

プリント&ポスター
アートプリント、フォトプリント、ポスター、箔押しプリント、スペシャルプリント、ポスターハンガー

ウォールアート
フレーム付きプリント、キャンバス、アクリルプリント、メタルプリント、ウッドプリント、台紙付きプリント、額入りフォトタイル

ステッカー

テクノロジー
スマホケース、タブレットケース、パソコンスリーブ、マウスパッド、スマートウォッチ用ストラップ、ゲーミングパッド

フォトブック

ホーム&リビング
マグカップ、ボトル&タンブラー、キッチン用品、クッション&枕、枕カバー、バス用品、ラグ&ブランケット、インテリア雑貨、アクリルスタンド、ギャラリーボード、スタンド付きギャラリーボード、イーゼル付きキャンバス、ペット用品、クリスマス用品

文房具
スポーツ&ゲーム


メンズウェア
Tシャツ、パーカー、スウェット

レディースウェア
Tシャツ、パーカー

キッズウェア
ベビーボディスーツ、Tシャツ、パーカー、スウェット

アクセサリー
バッグ、フェイスマスク、サンダル、靴下、缶バッジ、ワッペン、キーリング、ジュエリー

まず印象的なのが、今までのサービスではアパレルが上部に表示されていたのに、Prodigiではウォールアート関連がきている点です。しかも「プリント&ポスター」「ウォールアート」と2つのカテゴリーを設けています。

Prodigiには「アーティストのためのPOD」というコンセプトがあるので、作品を美しく反映するための商品をまず最初に持ってきています。

他にはステッカーやスマホケース、文房具、アクセサリーなどもあり、アパレルに関しては最低限といった感じで、表示順も後半になっています。

アートプリント
箔押しプリント
台紙付きプリント
ハードカバーフォトブック

Prodigiの商品バリエーション感
アーティストのためのPODをうたっているだけあって、プリントやウォールアート系に特に力を入れている印象。他にはフォトブックや文房具、アクセサリーも多少あり。アパレルは最低限。公式による「50万点」という圧倒的な数値はあるが、商品の種類はPrintifyのほうが多いように感じた。

まとめ

4つのPOD系サービスの商品ラインナップを見てきました。商品数でいうと、ぼくが見た感じだと、Printify、Printfulの順に多く、GelatoとProdogiは同じくらいかなぁという印象でした。

どのサービスも鉄板であるアパレル系は取り揃えており、Prodigiを除いた他の3つは十分に種類があります。一方、ウォールアート系はProdigiとGelatoが優勢。

他には文房具やマグカップ、インテリア雑貨などが入ってきますが、ここはPrintifyが一番強く豊富で、Printfulも負けていません。GelatoとProdigiは最低限といった感じ。

生産・物流ネットワークと配送業務

次に、配送周りをみていきます。それぞれのサービスが世界中にどれくらいの生産・物流ネットワークを持っているのか、配送はどの国に対応しているのかなどです。

要するに、POD系サービスとしての「印刷」「配送」の力はどうなっているのかという点です。

Gelato:生産130社、物流60社

まずは、Gelatoです。公式サイトにて以下の情報が記載されています。

生産ネットワーク
130社以上の印刷パートナー。32ヶ国の生産拠点

物流ネットワーク
60社以上の物流パートナー

配送対応国
おそらく90ヶ国

Gelatoの生産(印刷)ネットワーク
Gelatoの物流ネットワーク

32ヶ国に生産拠点があり、配送は60社以上と提携しています。

配送対応国については英語版サイトにて「過去12ヶ月間に1000万以上の荷物を90ヶ国に配送しています」といった文章があったので、これを参考にしました。

英語版サイトにあった表記(参照:https://www.gelato.com/ja/connect/logistics

Gelatoに限らず、すべてのPOD系サービスで共通だと思いますが、販売している商品が購入されると、その購入者の所在地から一番近い拠点から配送がされます。

国際配送について
Gelatoでは国際配送にも対応しているとのことですが、注文の95%はお客さんの所在地から一番近い拠点で処理されるとのことです。

当社は国際配送を提供していますが、当社の標準的な手順では、注文のほとんど (95%) をお客様の顧客の所在地に近い地域の印刷プロバイダーで処理します。場合によっては、製品の在庫状況、生産能力、物流を確保し、スムーズな配送プロセスを実現するために配送ルートを最適化するために、お客様の国とは異なる国の生産者に注文をルーティングする必要がある場合があります。

参照元:公式サイトの「よくある質問」より

日本・米国への参考送料と日数
サンプルをオーダーする際と商品が売れた際の送料イメージとして、「日本」「米国」に商品を配送する際の送料も記載してておきます。公式サイトでシミュレーションができました。

公式サイトにある送料シミュレーション

ポスターの場合
日本への配送料:1,233円(日数:6〜8日)
米国への配送料:1,472円(日数:4〜6日)

Tシャツの場合
日本への配送料:2,015円(日数:9〜13日)
米国への配送料:602円(日数:4〜6日)

※配送方法はすべて「エコノミー配送」を想定

ポスターの場合は、そもそもの商品のサイズが大きいからか、日本でも米国でも送料に大きな差はありません。一方でTシャツだと、3倍近い差があります。

Gelatoの生産・物流のサポート感
おそらく90ヶ国への配送に対応しており、これは全世界にある196ヶ国の3分の1にはなるので、かなりの国をカバーしていると言える。だいたいの国へ1週間〜2週間で商品を届けるためのネットワークがあり、日本への配送も対応している。

Printful:自社拠点8ヶ所、提携4ヶ所

次はPrintfulを見ていきます。こちらは「生産」「物流」と分けて表記されておらず「自社製造拠点」もしくは「提携施設」として表記されていました。

製造拠点および施設
12ヶ所(うち自社製造拠点が8ヶ所、提携施設が4ヶ所)
※日本に提携施設が2ヶ所あり

配送対応国
ウクライナのクリミア、ルハンスク、ドネツク地域、ロシア、ベラルーシ、エクアドル、キューバ、イラン、北朝鮮、シリア、アフガニスタン、ブータン、ブルネイ、チャド、ラオス、リビア、モンゴル、サモア、南スーダン、ティモールレステ、トルクメニスタン、イエメンを除くすべての国

Printfulの製造拠点(参照:https://www.printful.com/jp/about

自社製造拠点があるのはかなりの強みです。ここは商品のクオリティとも関わってきますので「品質」セクションで掘り下げます。

日本にも熊本県と石川県の2ヶ所に製造拠点があるのはうれしい。前者はアパレル製品、後者はホーム&リビング製品に対応しているそうです。(参照ページ

配送対応国については、こちらのページを参照しました。約20の国および地域を除いた国へ対応しているので、かなりカバーしていると言えます。

日本・米国への参考送料と日数
Printfulでもこちらをシミュレーションしてみました。

ポスター(大)の場合
日本への配送料:990円(日数:2〜3営業日)
米国への配送料:660円(日数:3〜6営業日)

Tシャツの場合
日本への配送料:520円(日数:9〜17営業日)
米国への配送料:650円(日数:3〜6営業日)

※商品数は1点の場合を想定

日本へTシャツを配送する場合は2週間ちょっとかかってしまうこともあるようですが、だいたい1週間ほどで配送が完了するイメージです。

また、日本への配送はサンプルをオーダーするときに重要になってきますが、Gelatoは1,000〜2,000円あたりだったのに比べて、Printfulは千円以下と安い。これは日本に提携施設がある強みでしょう。

Printfulの生産・物流のサポート感
自社製造拠点があるのが強み。配送はほぼ全世界をカバーしていると言える。日本にも2ヶ所の提携施設があり、サンプルオーダー時の送料が比較的安いのも魅力。

Printify:提携141ヶ所

商品ラインナップが圧倒的だったPrintifyの生産・物流ネットワークはどうなのか、見ていきましょう。こちらも「生産」「物流」と分けず、「提携施設」として表記します。

提携施設
141ヶ所

配送対応国
209の国と地域

Printifyのネットワーク(参照:https://printify.com/

141ヶ所というのは、Gelatoと同等か、それ以上かもしれません。こちらもほぼ全世界をカバーしていると言えるでしょう。

ちなみにPrintifyと提携しているパートナーは下記ページで閲覧、検索することができます。

https://printify.com/app/print-providers

Printifyの提携パートナー閲覧ページ

Printifyは「POD界のUberEats」とも言われているようで、要するに、自社では施設を持たず、プラットフォームだけ提供して、生産や配送はすべてパートナーに任せている形となります。

UberEatsで注文したラーメンを調理しているのはUberEats自体ではない、というのと同じです。これをPODでやっているのがPrintifyです。この仕組みだと規模はつくれますが、品質はパートナーに依存する形となります。ここについては「品質」セクションにてのちほど。

ということで、送料や日数については各パートナーによって変わってくるのでシミュレーションは難しいです。

配送対応国に日本は含まれていますが、提携パートナーに日本に施設はないようでしたので、例えば日本に配送をする場合は、一番近い地域のパートナー施設から国際配送という形になりそうです。

Printifyの生産・物流のサポート感
自社製造拠点は持たず、すべて提携で世界に141ヶ所。全世界カバーしていると言えそうではあるが、提携パートナーのある国はそこまで多くなく(11ヶ国)、商品によっては国際配送となり送料が高くなる可能性あり。

Prodigi:提携70ヶ所以上、自社3ヶ所

最後にProdigiを見ていきます。こちらも「生産「物流」と分けずに「製造拠点および提携施設」と表記していきます。

製造拠点および施設
10ヶ国、70ヶ所以上(うち自社製造拠点3ヶ所)
※米国、英国、オランダに自社拠点あり

配送対応国
明記なし(全世界?)

ProdigiはPrintfulと同様に、自社と提携施設を組み合わせた仕組みです。Prodogiと提携するには厳格なチェックがあり、提携パートナーでの生産の品質もある程度担保されていると言えます。

配送対応国については公式サイトに明確な表記はなく、ざっくりと「全世界カバーしてますのでご安心を」という内容でした。下記、公式サイトより引用です。

Where can you ship to?
We have global fulfillment coverage, which means we can send orders anywhere in the world, with the exception of a select number of US to US products. No matter where your customers are located, we’ve got you covered.

配送可能な地域はどこですか?
当社は世界各地への配送に対応しており、ほぼすべての国にご注文をお届けできます。ただし、一部の米国内向け商品のみ対象外となります。お客様がどこにいても、安心してご利用いただけます。

参照:https://www.prodigi.com/faq/shipping/ (日本語訳はChatGPTより)

送料と日数については、シミュレーションできるページがなかったので不明です。「90%以上の商品が48時間以内に印刷され発送されている」という表記はありました。

Prodigi公式サイトより(参照:https://www.prodigi.com/dropshipping/

Prodigiの生産・物流のサポート感
Printfulと同様、自社と提携施設をミックスさせた仕組みを採用。提携パートナーは厳密に選べれており、ここで品質は担保されている印象。発送対応国については明確な表記はなかったが、日本には拠点がなさそうな印象であり、送料と到着日数はGelatoに近いかもしれない。送料1,000〜2,000円、到着まで2〜3週間だろうか。

まとめ

生産・物流ネットワークについては、提携施設のみのサービス(PrintifyとGelato)と自社製造拠点とミックスさせたサービス(PrintifulとProdigi)があるようです。

ネットワークの数でいうと141ヶ所あるPrintifyが圧倒的。ただ、すべてが提携施設なので、印刷や配送業務などのクオリティは自分が選ぶパートナー次第というガチャ感はありそうです。

このあと商品自体の品質の話もしていきますが、この観点からだと自社施設をもつPrintfulとProdigiがよいかもしれません。

商品販売時の品質チェックのためにサンプルオーダーをするときは、唯一、日本にも提携施設を持っているPrintfulが魅力的でしょう。

配送対応国については、それぞれそこまで違うはなく「だいたいの国をカバーしている」と言えます。

品質(商品のクオリティ)

次は、商品の質を見ていきましょう。これは下記2つの視点でみてきます。

  1. 印刷オプション

  2. 印刷品質(クオリティ)

1については、主にアパレル(Tシャツ)とウォールアート(ポスター)の2つのカテゴリーに絞って見ていきます。また、アパレルについては取り扱っている衣服ブランドも記載していきます。

2の印刷品質については、サンプルをオーダーしないと実際に確かめることができません。そこは今回厳しいので、ネット上で参考になる情報などを集めてみました。

商品ラインナップも大事ですが、同じくらい品質も重要です。2つの点からそれぞれのサービスを見ていきましょう。

Gelato:DTG、ジクレー印刷

まずはGelatoから見ていきましょう。

印刷オプション
Gelatoでは、服に関しては「DTG印刷」という方法を採用しています。

DTG印刷とは
Direct to Garment(直訳:衣類に直接)の略称で、国内では「インクジェットプリント」などとも言われます。スクリーン印刷と比較すると、DTGは版を作らずにプリントが可能で、再現性の高いフルカラープリントが可能。生地の通気性や柔らかさなどの本来の風合いを生かした仕上がりで、柔らかな手触りと耐久性を実現します。

参照:https://www.gelato.com/ja/dtg-printing

取り扱っている衣服ブランドは、下記25ブランドとなっています。

Gelatoの取扱ブランド(衣服)
ASColour、Alternative、B&C、Bella+Canvas、Champion、Delta、Econscious、Fruit of the Loom、Gildan、Independent、Jerzees、Just Cool、JustHoods、Lane Seven、Next Level、Port & Company、RAMO、SOL'S、STSU、Shaka Wear、Sport Tek、Stanley Stella、Stedman、Threadfast、Under Armour
※2025年3月時点

ポスターの印刷方法ついては、「ジクレー印刷」という印刷方法を用いた商品を提供しています。

ジクレー印刷(Giclee Printing)とは
標準的な4色インクジェット印刷技術を超える12色での印刷。鮮やかで正確な色の再現性と、深みのある色彩を実現可能。

ジクレー印刷の「ファインアートポスター」
参照:https://www.gelato.com/ja/custom/wall-art/posters/fine-art-poster

また、ポスターの紙質は下記から選ぶことが可能です。

Gelatoの取扱ポスター紙
美術館品質マット紙、プレミアムマット紙、クラシックマット紙、プレミアム半光沢紙、標準光沢紙、キャンバス、アルミ、アクリル、フォーム、ウッド

印刷品質(クオリティ)
外部の意見にはなりますが、Gelatoの品質に関する生地や動画などから品質を探っていきます。なお、参照元は*マークで記載しています。

  • すばらしい品質 *1

  • Printfulと競る安定した品質(キャップへの刺繍) *2

  • 満足の品質で洗濯後も色味は変わっていない(Tシャツ)*3

  • すばらしい品質。黒地生地への印刷も問題ない。(キャンバス、マグカップ、Tシャツ)*4

  • Printfulのほうが好みだが問題ない品質。ただ、提携施設を非公開にしているため、どの施設で印刷されるかはわからず、品質が安定しているかどうかは不明。(Tシャツ)*5

  • 不満は全くありません。(美術館品質マット紙、プレミアムマット紙ポスター)*6

参照元:
*1: Printful vs Printify vs Gelato: Why and When I Recommend Each
*2: I Tested Printful, Gelato, & Printify in 2024 - Do NOT Choose Wrong!!(該当箇所は25:00付近)
*3: Gelato Print On Demand T-Shirt Review: Is It Worth Your Money?(該当箇所は6:41付近)
*4: Should You Use Gelato Print On Demand In 2024? | Full Review & T-Shirt Unboxing(該当箇所は12:00付近)
*5: I Tried Printify vs Printful vs Gelato - HONEST REVIEW(該当箇所は30:50付近)
*6: Good enough for your POD business? - Gelato Print on Demand Framed Wall Art Review(該当箇所は3:30付近)

ということで、いくつかのソースを確認してみた結果、全体的には品質は優れているか、問題ない印象を受けました。

Gelato商品の品質感
アパレルではDTG、ポスターではジクレー印刷を選択することができる。品質に関しては大きな問題はなさそうで、「すばらしい」「問題ない」といった声が目立った。

Printful:DTG印刷

次はPrintfulです。

印刷オプション
PrintfulもGelatoと同等、「DTG印刷」を採用しています。

参照:https://www.printful.com/jp/dtg-printing

また、下記32ブランドを取り扱っています。Gelatoより多いですね。

Printfulの取扱ブランド
adidas、AS Colour、Atlantis、BagBase、Beechfield Hats、Bella + Canvas、Big Accessories、Champion、Columbia、Comfort Colors、Cotton Heritage、District、Econscious、Flexfit、Gildan、Independent Trading Co.、Jerzees、LAT Apparel、Liberty Bags、Next Level Apparel、Otto Cap、Port Authority、Rabbit Skins、SOL'S、Sport-Trek、Sportsman、Shaka Wear、Stanley/Stella、Threadfast Apparel、Tultex、Under Armour、Yupoong
※ 2025年3月時点

日本に2か所の提携施設を持つPrintfulですが、日本国内への発送については、下記4つのブランドを選択できるそうです。

  • United Athle(ユナイテッド・アスレ)

  • Orgabits(オーガビッツ)

  • Gildan(ギルダン)

  • Printstar(プリントスター)

参照:https://www.printful.com/jp/dropshipping-japan

ポスターの紙質については、下記の通りです。

Printfulの取扱ポスター紙
ラスターフォトペーパー、プレミアムラスターフォトペーパー、マット紙、キャンバス、メタル

印刷品質(クオリティ)
以下、ネット上で見つけたPrintfulの印刷品質に関する情報です。

  • 10点満点中9点のクオリティ(Tシャツ) *1

  • 問題ない品質(Tシャツ)*2

  • 特に問題はないが、印刷される施設によって品質が変わる(Tシャツ、ニット帽、キャップ)*3

  • 素晴らしい品質(キャップ刺繍)*4

  • 問題ないが、心配ならサンプルオーダーをおすすめする。刺繍のオプションはPrintifyよりも多い。*5

参照元:
*1: Comparing Every Print on Demand Companies T-shirt Quality - Which is the best?(該当箇所は17:00付近)
*2: PRINTFUL REVIEW | T-Shirt Quality, Shirt Printer, Dropshipping for Etsy and Shopify
*3: My Honest Printful Review 2025 (Pros and Cons) (該当箇所は4:38付近)
*4: I Tested Printful, Gelato, & Printify in 2024 - Do NOT Choose Wrong!!(該当箇所は25:00付近)
*5: Printify vs. Printful - honest review for 2025 (and why I use BOTH)(該当箇所は4:18付近)

Printful商品の品質感
アパレルはDTG印刷を採用。日本向け発送では4ブランドから選択でき、全体取扱ブランド数はGelatoより多い。品質については好意的な意見もあるが「印刷する施設によって変わる」という声もあり、多少の不安定さがある印象。ただ、全体的には品質は安定しているかもしれない。刺繍デザインに関してはPrintifyよりも選択肢が多いとの声あり。

Printify:DTG印刷

さあ、お次はPrintifyです。

印刷オプション
こちらも「DTG印刷」を採用しています。Printify自体は自社施設を持っていませんが、提携施設のほとんどがDTG印刷に対応しているという意味でしょう。

取扱ブランドは、下記26ブランドを取り扱っています。

Printifyの取扱ブランド
adidas、American Apparel、AS Colour、B&C、Bayside、Bella+Canvas、Build Your Brand、Champion、Colortone、Comfort Colors、Continental Clothing、District、Econsious、Fruit Of The Loom、Generic brand、Gildan、Hanes、Lane Seven、Next Level、Port Authority、Prime Essentials、ReSupply、Royal Apparel、Sport-Trek、Stanley Stella、Team 365
※2025年3月時点

ポスター紙については、下記バリエーションとなります。

Printifyの取扱ポスター紙
マット紙、サテン紙、シルク、グロス紙

また、ジクレー印刷でのファインアートポスターの取扱もありましが、Printifyはすべて提携施設ですので、あくまで「ジクレー印刷に対応した施設が提携している」ということであり、Printify運営自体のサービスではない点にご注意ください。

Printifyのファインアートポスター
参照:https://printify.com/app/products/804/generic-brand/fine-art-posters

印刷品質(クオリティ)
Printifyでの印刷品質に関しては、「選択する施設による」が回答となります。自社施設を持たないので、商品がどの施設で印刷されるかによって品質は変わります。

実際、ネット上で「Printify Quality Review」などと検索してでてくる情報は、ほとんどが「この施設はいい、これは微妙」などといった声でした。

施設をどう選べばいいのかという点ですが、これは施設ごとの評価を参考にして選ぶといいようです。販売があった際にその商品の印刷と発送をどの施設にお願いするかは自分で選べるのですが、その際に評価が表示されるとのことです。

Printify上に表示される提携施設の評価
参照:https://help.printify.com/hc/en-us/articles/4483617131281-What-are-Performance-Scores

Printify商品の品質感
アパレルはDTB印刷を採用、ジクレー印刷のファインアートポスターの取扱もあり。すべて提携施設での印刷となるため、品質については評価を参考にして自分で施設を選ぶ必要がある。この選び方次第で品質が不安定になる可能性あり。

Prodigi:DTG印刷、ジクレー、メタルフォイル、グロー印刷

最後にProdigiです。

印刷オプション
アパレルでは「DTG印刷」に対応。アーティスト向けのためのPODというコンセプトも持つProdigiですが、ポスターではGelatoと同様、 「ジクレー印刷」に対応しています。

英国で最大級の印刷室を持ち、20機の専用印刷機が自社施設では稼働しているそうです。

また、ポスターについては、紙全体に箔押し印刷をする「メタルフォイル印刷」や暗闇で光る「グロー印刷」にも対応しています。

メタルフォイル印刷
参照:https://www.prodigi.com/products/prints-and-posters/specialist-prints/metallic-foil-prints/
グロー印刷
参照:https://www.prodigi.com/products/prints-and-posters/specialist-prints/glow-in-the-dark-posters/

取扱の衣服ブランドについては、他のサービスのようにブランド一覧で見れるページがなかったので、手動での確認ですが、ぼくが確認した限りでは下記ブランドの取扱があるようでした。

アパレルのラインナップは最低限にしているサービスですので、数は少なめです。

Prodigiの取扱ブランド
AWDis、AS Colour、Bella+Canvas、B&C、Continental、Gildan、Stanley/Stella、TriDri

選べるポスター紙の種類は、下記となります。

Prodigiの取扱ポスター紙
マット紙、アート紙、水彩紙、スムーズアート紙、ジャーマンエッチング、プレミアムフォト紙、フォトラグ、低価格ペーパー、Cタイプ(ラスト、グロス、メタリック加工)、キャンバス

印刷品質(クオリティ)
Prodigiの品質情報に関しては、英語圏の情報をメインに調べたのですが、あまり出てきませんでした。いくつか見つかったものの、「素晴らしい」という好意的なものから「品質が不安定」といったネガティブなものもありました。

今回取り上げている4つのサービスのなかでは、利用ユーザー数が少なめなのか、ネット上の情報だけでは品質の判断がしにくい結果となりました。

Prodigi商品の品質感
アパレルは最低限と割り切り、アーティスト向けにポスターなどを手厚くしている点からか、印刷はジクレーからメタルフォイル、グロー印刷などがあり、選べる紙も多め。品質については、自社に3か所、提携で70か所以上あるので、ある程度の品質は担保しつつ、他のサービスと同様に印刷する施設によって品質が変わることはありそう。

刺繍オプションについて

補足で、各サービスの刺繍サービスについて簡単に触れておきます。Tシャツやキャップなどに刺繍を施した商品を販売したい人は多いと思いますので、その点での比較材料にご参考ください。

Gelatoの刺繍サービス
最大6色まで対応。フラット刺繍を採用しており、サテンステッチ、ランニングステッチ、タタミステッチでの制作が可能。

刺繍可能な商品
ユニセックス厚手クルーネックTシャツ、プレミアムユニセックスパーカー、プレミアムクルーネックスウェットシャツ、バケットハット

参照:https://www.gelato.com/ja/embroidered-apparel

Printfulの刺繍サービス
刺繍技術面でスウェーデンのカラーリール社と提携することにより、無制限の色に対応可能。2D刺繍、タタミ縫い、3D刺繍、サテン縫いの輪郭、ステッチ縫い(点線)で制作が可能。

刺繍可能な商品
ユニセックスヘビーウェイトTシャツ、クラシックダットハット、ユニセックスプレミアムパーカー、エコトートバッグ、デニムバケットハット、ユニセックスフリーススウェットパンツ、クラシックスナップバックハット、レディースTシャツ ※3D刺繍は帽子のみ

参照:https://www.printful.com/jp/creating-embroidery-file

Printifyの刺繍サービス
基本的にフラット刺繍に対応(提携施設に依存)。

刺繍可能な商品
ユニセックスヘビークルーネックスウェットシャツ、ユニセックススウェットシャツ、クラシックダットキャップ、スナップバックタッカーキャップ、キッズソフトTシャツ、フラットビルナップバックキャップ、ユースクルーネックスウェットシャツ、アディダスユニセックスポロシャツ

参照:https://printify.com/custom-embroidery/

Prodigiの刺繍サービス
対応なし

刺繍サービスについては、Printfulが一番バリエーションがあり、手厚い結果となりました。

オリジナルタグ対応の有無

Tシャツの首の部分によくついているブランドのタグ。こちらはタグタイプや直接生地に印刷されているものがあったりします。

4つのPOD系サービスで、これらのタグをオリジナルで制作できるのかどうかを見ていきます。

Gelatoのオリジナルタグ対応
情報なし(おそらく未対応)

Printfulのオリジナルタグ対応
生地に直接印刷が可能(内側と外側)

参照:https://www.printful.com/jp/blog/printful-inside-outside-labels

Printifyのオリジナルタグ対応
生地に直接印刷が可能(内側)

参照:https://printify.com/custom-branding/

Prodigiのオリジナルタグ対応
情報なし(おそらく未対応)

まとめ

アパレルの印刷オプションでいうと、4つ全てのサービスがDTG印刷を採用。取扱ブランド数ではPrintulが一番多いですが、GelatoとPrintifyも20ブランド以上を取扱。Prodigiは少なめ。

ポスターの印刷オプションだと、GelatoとProdigiが優勢でジクレー印刷に対応しています。さらにProdigiではメタルフォイルやグロー印刷なども可能。

商品自体の品質については、基本的には4つ全てのサービスにおいてある程度の品質は担保されていると想像しつつも、提携施設のみとなるPrintifyは品質ガチャ感が強い可能性あり。自分でしっかりと施設を選ぶ必要ありです。

また、刺繍デザインを施したい場合は非対応のProdigiは除外、一番手厚いのがPrintfulです。

アパレルのオリジナルタグ印刷については、PrintfulとPrintifyのみ対応しています。

カスタム梱包について

POD系サービスを利用して自分のオリジナル商品を世界中に販売していくとき、ブランディングや顧客体験に大きく関わってくるのが梱包です。

ここでは、それぞれのサービスでのカスタムパッケージング(梱包)のオプションについて見ていきます。

Gelatoのカスタム梱包サービス
・有料の Gelato+ プラン(月額$25 or 年払い$249)から利用可能
・ブランドカードやパーソナライズされたメッセージ、販促キャンページなどでカスタム封入物を入れることが可能
・箱の配送ラベルの近くにブランドラベルを貼ることが可能

参照:https://www.gelato.com/ja/custom-packaging

Printfulのカスタム梱包サービス
・販促キャンペーン、ビジネスカード、ブランド入りステッカー、ポストカード、手書きのお礼メッセージカードなどのカスタム封入物を同梱することが可能

参照:https://www.printful.com/jp/branded-packaging-inserts

Printifyのカスタム梱包サービス
・お礼の言葉やキャンペーン案内などのショップカードを同封することが可能

参照:https://printify.com/custom-branding/

Prodigiのカスタム梱包サービス
・情報なし

カスタム梱包サービスについては、PrintfulとPrintifyはショップカードなどを同封が可能、Gelatoは有料プランに課金することでカードやブランドラベルを貼ることができるよう。Prodigiについては情報が見当たらず、このようなサービスは提供していないようです。

その他ツールなど

ここでは、商品画像制作時のツールや使用できるストック素材の有無、その他各種運営支援ツールなどをずらっとご紹介していきます。

Gelato その他ツールなど

Design Maker / Merch Maker
商品自体のデザインやモックアップ制作ができるツール。

Price Navigator
商品価格の一括変更など、適切な価格設定による収益拡大を支援するツール。

Gelato Analytics
ショップの分析情報を提供。専用スマホアプリも提供。

Personalization Studio
ShopifyとEtsyに統合できるカスタマイズ商品販売のためのツール。ユーザーが直感的に操作できるようにデザインされている。

GelatoConnect

運営を効率化するオールインワン総合ツール。スマホアプリも提供。

Printful その他ツールなど

デザイン作成ツール
商品デザインやモックアップ画像を制作可能。

ストック素材
Getty Images、Patternbank、Vexelsなどの画像が1ドルで利用できる。

Printify その他ツールなど

Product Creator
商品デザインを制作するためのツール。

Mockup Generator
モックアップ画像を制作するためのツール。

Prodigi その他ツールなど

Mockup generator
モックアップ画像を制作するためのツール。

その他ツールについては、Gelatoが項目としては一番多くなりました。ストック素材が豊富なのはPrintfulですね。

ただ、こういったツールは実際に使ってみないと使い勝手などはわからないので、そこまではこの記事では踏みこめていません。あくまで補足情報としてご参考ください。

持続可能性・環境配慮

最後に、企業としての持続可能性、環境配慮への面についての指針、活動などを記載していきます。

Gelatoの持続可能性・環境配慮
・現地生産を促進することで廃棄物、輸送距離、二酸化炭素排出量の削減に繋げている。
・すべての製品は国際および国内の製品安全規制に従って製造されている。
・印刷された紙製品やキャンバスには、持続可能な方法で管理された森林から採取された紙や木材を使用している。
・パートナーやサプライヤー、NGOと協力して印刷をより持続可能なものにするために活動している。
・2020年1月より国連グローバルコンパクトに参加しており、SDGsを支援している。
2021年2022年2023年にサステナビリティレポートを公開している。

Printfulの持続可能性・環境配慮
・オンデマンド生産を採用することで、過剰生産や残留在庫を回避し、廃棄物削減に貢献している。
・再生プラスチック製の梱包材を使用し、北米ではアパレル商品の梱包材に90~100%再生プラスチックを使用している。
・1点のみ注文のプリント製品に対しプラスチックの使用を制限することで、プラスチック使用量の削減にも取り組んでいる。
・エコ製品カテゴリーでは、オーガニックや再生素材を70%以上使用した製品を豊富に取り揃えている。
・世界中に製造拠点を持ち、顧客に近い場所で生産を行うことで、配送距離を短縮し、二酸化炭素排出量の削減にも取り組んでいる。

Printifyの持続可能性・環境配慮
2023年にESGレポートを発行し、環境への影響を最小限に抑えるための取り組みを強化している。
・オンデマンド生産を通じて廃棄される在庫の必要性をなくし、小規模ブランドと地球の持続可能なビジネスに貢献することを目指している。
・持続可能性への主要な貢献要素である配送による環境への影響を評価し、2026年までにその情報を共有することを約束している。

Prodigiの持続可能性・環境配慮
・環境に優しい製品を幅広く提供し、リサイクルされたTシャツやスマホケース、リサイクル可能なトートバッグなどの製品を提供することを目指している。
・ネオピグメントインクやエコソルベントインクなど、環境に優しいインクを使用している。
・木材やパルプは持続可能な方法で管理された森林から調達している。
・国際的な印刷ラボのネットワークを運営することで、企業が最終消費者に近い場所で製品を生産できるように支援し、二酸化炭素排出量を削減している。

最後に

以上、海外のPOD系サービス4つを詳しく比較してみました。全体的なまとめについては冒頭で書いた通りですので、ここでは割愛します。

最後に個人的な意見を書いておくと、もしぼくが今後POD系サービスを利用するとしたら、PrintfulかGelatoかなと感じました。

Printifyは印刷施設を自分で選ばなくてはいけないハードルがあり、ここが最初はハードルがありそうです。もちろん、Printifyでよい提携パートナーと巡り会えたらそれが最高なのですが、そこまでいくのに時間がかかりそう。

Prodigiはサイトの雰囲気もいいし、ポスター系の品質が良さそうではあるのですが、まだサービスとして発展途上である感じがするので、これからの成長を待ちたいかなぁと感じました。

ぼくがPOD系サービスで商品を販売するとしたら、ポスターとアパレルになりそうです。それでいくと、品質が安定していそうで、かつ売上次第で有料プランが無償になるPrintfulは魅力的です。Gelatoはジクレー印刷での高品質なポスターがあるので、ここも気になります。

* * *

ということで今回は海外のプリントオンデマンド系サービス4つを詳細に比較してみました。

読んでよかった!と感じたらいいねいただけると感激です。質問でもアイデアでも感想でも、コメントはお気軽に。

ではでは〜

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