【創作大賞感想】『仮面殺人鬼』めんぱぱ さん
※この話はめんぱぱさんの『仮面殺人鬼』の話を読んで感じたことを、私なりに表現した二次創作となります。
創作大賞2026 ホラー小説部門 応募作品
作者やファンの方との解釈が違う部分もあるかとは思います。
下記の私の記事にて、応募して頂いた作品となっております。
もし、誰もが仮面を付けているとすれば──
正直、ここまで続くとは思っていなかった。
離婚届への代筆を申し出た時は『こんな計画、すぐにバレるだろう』と高をくくっていたんだけれどな。
何年か前に様子を伺った時は、死にそうな顔で「大丈夫、何とかやっている」と強がりなのか錯乱なのかわからない顔をしていたが。
「最近、母が終活をしているんだ」
あの時よりかはだいぶ落ち着いた表情の篠原が話しだした。
母親に頼まれてタンスを処分したこと。そのことがきっかけで、親の最後を、この仮面生活の最後を想像したこと。
「時々、仮面をかぶる必要のない妻が羨ましくなるよ」
ポツリと漏らした言葉は、篠原の本心なのだろう。
「奥さんは、本当になにも知らないのか?」
本当に知らないのだろうと言う篠原だが、俺はそうとは思えない。
“なぜか結婚を決めた女性と、縁がなくなる”だって?そんなわけないだろう。
毒親のことを調べると、母親が裏で手を回していることなんざ、ざらにあるようだ。
篠原は、なにも知らない。
偽装離婚まで考えて実行に移さざるを得ない母親だ。息子に連絡せずに押しかけることもするのではないだろうか。
と、篠原が不安になるような事も“世間話”として吹き込みつつ、俺は篠原との久々の再会を終えた。
いつもそうだ。
篠原は、なにも知らない。
俺から奪った彼女と、結局結婚せずに別れたと聞いた時に芽生えたこの感情を。
よくもまぁ、俺を友人と呼んで愚痴をこぼせるよな。
お前なんか、はやくストレスで死んでしまえばいい。
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