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【創作大賞感想】「足裏はミディアムレアで」Taylerさん

※この話はTaylerさんの「足裏はミディアムレアで」のエッセイを読んで感じたことを、私なりに表現した二次創作となります。

作者やファンの方との解釈が違う部分もあるかとは思います。

創作大賞2026 エッセイ部門 応募作品


下記の私の記事にて、応募して頂いた作品となっております。




男同士の世界はわからない。けど、面白い。



同窓会に行くことにした私は、息子を夫に任せて一泊旅行することにした。

何事もマイペースな夫に、ドタバタと嵐みたいな息子の相手が丸一日以上も務まるのかと不安だったのだけれど、せっかくやる気になっている夫の機嫌を損ねたくなくて黙っていた。

お土産のおやつも買って、新幹線の中。

どう?大丈夫そう?

と送ったら

まあ、大丈夫。

と返ってきた。「大変だよー」という嘆きを期待していたわけじゃないけれど、やけにあっさりとした返事に少し胸騒ぎがした。

その後、晩ごはんはママの料理が食べたいと、夫経由で息子から連絡が来た。

お土産を持ちながら食品の買い物をするのは少し大変だったけど、献立はひとつしか思い浮かばなかったから時間はかからなかった。

新幹線の中で読んだエッセイの影響だ。

これを読んで食べたくなるのはおかしいかもしれないけど、著者が勲章のように語っているのでなんだか美味しそうな気がしたのだ。


「おかえりーママママ、見て、すげえ擦りむけた」

帰って来た途端、玄関まで出迎えた息子が大きい絆創膏を貼った膝を見せてきた。

──なにが大丈夫なのよ

喉まで出かかった言葉を遮るように、息子が続けて言った。

「あとね、そのコケた時に打ったんだけど、見て見て!!」

ステーキ!

と満面の笑みで見せてくれた右腕。そこには側溝の網の上でコケたのであろう事を伺わせる、網目状にうっすらとした痣が残っていた──

「…………っふ……あはっ……」

思い出したのは、新幹線の中で読んでいたエッセイ。

そして、そのエッセイを読んで思いついた、買い物袋の中に入っている食材だった。

「じゃあ、今晩はステーキがステーキを食べることになるのかな?」

そう言って私は、ステーキ用の肉を買い物袋から取り出した。


#創作大賞感想

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