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「FIM移乗5点」と申し送ったのに、なぜ伝わっていないのか

「FIM移乗5点です」——それだけ伝えて、話が終わっていないか


申し送りノートに数字を書いて、次の担当に渡す。慣れてくるとそれで仕事が完了した気になるが、以前、介護職の方から「それって結局、手を貸すべきなんですか」と聞き返されたことがある。こちらは正確な評価のつもりで書いていたのに、全く伝わっていなかった。


点数は職種内の共通言語でしかない


FIMの5点は「監視・準備」、体には触れず見守るだけでいい状態を指す。この定義を知らないまま「5点」とだけ渡された側にとっては、5点も4点も似たような数字に見えてしまう。BIの100点満点も同じで、合計点だけでは実際にどの動作でどれだけ手が空くのかが伝わらない。MMTの「3」に至っては、こちらが思っている以上に何も伝わっていないと、後で気づいたことがある。数字は正確でも、聞き手の生活には自動的に翻訳されない。点数を伝えることと、状態を伝えることは、実は別の作業だと気づいたのは、働き始めてからずいぶん経ってからだった。


角度や段階も、同じ落とし穴がある


ROMの角度も似ている。「膝屈曲90°です」と伝えたところで、それが正座できないのか、椅子には座れるのか、聞いている側には像が結ばない。角度は角度のまま渡すと、ただの数字で終わってしまう。


ここから先は、資料側で


この数字をどう生活の言葉に置き換えるか、FIM・BI・ROM・MMTそれぞれの変換の型は、資料側で1枚ずつ整理している。


プロフィールから勉強会資料一式を公開しています。全スライドにファシリテーター用のスピーカーノートを入れているので、後輩指導や勉強会の進行にもそのまま使えます。気になる人は覗いてみてください。


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