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小説『創作工房 “マイナもん” 倶楽部』~「隻身の音聲」外伝として執筆開始!


1.本稿の目的

 8月1日から執筆を始め、ようやく第0章(誕生前夜)を完結。作中でも『創作工房 “マイナもん” 倶楽部』が起ち上がりました。
 本稿では、この仕掛けを使ってやりたい構想をまとめたいと思います。

2.TALESで部門1位を獲得!

 ちなみに早速、TALESで「創作論・評論」部門の通算1位になりました。
 まだの方は、ぜひこの機会に、こちらからお読み頂けると嬉しいです。

これは8月15日時点のキャプチャーです。
ちなみにこの日は、週間・月間ともに1位。

3.執筆の狙い(サムネイル再掲)

 さて早速ですが、この作品の狙いは、冒頭の画像に盛り込んだ通りです。

「エビデンスに縛られた医療」「ナラティブを求める患者」
橋渡しする短編小説を、実際にこの作中で生み出してゆきたい!

4.執筆のきっかけをくれた医師

 私がこの発想に至る、きっかけをくれたのが、この医師です。

 ここで「物語という形でないと、届かない真実があるのではないか?」と、問いかけてくれたことが、私の背中を押してくれました。

5.医療の文脈で言う「ナラティブ」

 ちなみに「ナラティブ」とは、医療の文脈ではこうした意味になります。患者が語る “物語” を中心とする医療…当然 “病” だけで語られはしません。

◆元々は、米国の家庭医が「患者が自身の人生の物語を語ることを助け、 “壊れてしまった物語” を、その人が修復するのを支援する臨床行為」と。

◆国内では日本救急学会が「個々の患者が語る物語から病の背景を理解し、抱えている問題に全人格的なアプローチを試みよう!という臨床手法」と。

◆固定的な "Story" と異なり、"Narrative" には終わりがなく、語り手である患者自身が変化することで物語自体が可変である…という点が特徴である。

上記サイト「ドクタービジョン」に掲載された、Dr.Maによる記事から抜粋

6.現実と連動し「小説療法」を試したい

 こうした医療の流れを踏まえ、私が今回の小説でやりたいと思うことは、音楽療法ならぬ「小説療法」…「ライティング・セラピー」を一歩進めて、自分をさらに細分化した人格=「分人」を用いて虚構の理想を描く物語を、私の小説の作中で、実際の患者さんと共作してゆこう!というプロジェクト …それが本作『創作工房 “マイナもん” 倶楽部』なのです。

7.第0章(工房誕生前夜)のあらすじ

 そこへ注目を集めるために、前作『隻身の音聲』の外伝という形を取り、主人公の娘が、前作の作中で執筆した小説で燃え尽き、次が書けない!……という状況から、仲間と脱却してゆく様を描きました。

 その仲間が、マイナー分野を自分事(My なもん)として過剰な熱を注ぐ作家たちだったことから、創作工房 “マイナもん” 倶楽部となった訳です。

 なおこの “マイナもん” には、実際にTALESで交流している作家さんを起用していますので、どうか彼らの作品も、併せて以下からお楽しみください!
 ◆火の柱 “ほっくり” さん ⇒ ほっくさん
 ◆風の柱 “ゆともり” さん ⇒ ともり ゆとさん
 ◆地の柱 “まひろん” さん ⇒ 小柳まひろさん
 ◆水の柱 “とびきょう” さん ⇒ 鳶野 恭平さん

8.今後の見通し

 作中では、主人公が前作で出会った看護師を通じて様々な医療の “想い” に触れることになりますが、実際にはこちらで、病気や障碍で悩む人たちと、リアルに交流してゆくつもりです(私も難病持ちなので登録しています)。

ではそんな流れで引続き、オープンエンドな群像劇をお楽しみください!


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