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43歳一独身公務員の旅行記(タイ編)⑦「アユタヤよ(前編)」

2024年8月10日AM11:50 タイ旅行4日目
クルーンテープ・アピワット中央駅から電車に乗って約1時間くらい揺られたのだろうか。

アユタヤ駅に着いた。

 電車から降り立ち、タイの、アユタヤの大地を踏んだ時ー、恥ずかしながら僕は早くも感極まっていた。
 空がやたらめたらと広く見えたのだ。空の色もやけに青く見えた。上の写真より、絶対青かった。青くて透明だった。飛行機にのってタイまできて、ソートー遠くにきているのにかかわらず、線路はまだまだどこまでも続いているのだった。果てしなかった。なんだかアユタヤの風景に圧倒されてしまったのだ。
「ああ、生きてるなあ」と妙に深く納得してしまった。
それで僕はスマホをカバンから取り出し、写真を撮りまくった!

どこまでも続く線路!
アユタヤ駅の出口!
乗ってきた電車!
どうだろう?
機関車トーマスを彷彿させる、懐かしいビジュアル。
アユタヤ駅のプラットフォーム!
時刻表!
そしてテンション上がり駅のトイレまでとってしまった!
(人がいなかったので・・・ゴメンナサイ)
駅を出ると目の前に露店があった。

 Google mapで調べたところ、目的であるワット・ロカヤスターまでは約5キロであることがわかった。
駅をでて左に直進する。ある程度直進したら右に曲がる。そしてまた直進すればワット・ロカヤスターに到着する。Grabタクシーを使えば、ものの10分で着くことができるだろう。僕はGrabアプリを開き、バイクを呼ぼうとしてー、そして、アプリを閉じた。
「バイクに頼りたくない。スマホにも頼りたくない。アユタヤの大地を、この全身で感じたい」そう思ったのだ。
 この時点で完全に僕は旅の雰囲気に、そして「ハードボイルドな自分」なるものに病的なまでに酔っていた。
 スマホは写真撮影のみに使う!とマイルールを決め、僕は歩き出した❗️

パッタイの露店
途中、直進していると右側にワット(お寺)が。
しかし、位置的にロカヤスターではない。

 遮蔽物がなく、ひたすら日光を浴びながら歩いた。
噴き出るように汗がでてくる。しかしそれもまた気持ち良かった。

 30分は歩いただろうか。「駅をでて左にある程度直進したら、右に曲がる」のだが、その「右に曲がるところ」がわからない。それらしきところもあるにはあったが、曲がって歩いていたらもときた道に戻ってきてしまった。
 スマホで調べようか、と一瞬思ったが、このまま突き進むことにした。ここでスマホに頼ったら旅が旅でなくなってしまう・・・そんな気がした。

道を歩いていると左側に線路があり
目の前を電車が走っていった!
タイ語、読めない。
まだまだ直進する!
レストランがあった。

 「右に曲がるところ」がまだ見つからない!時刻を見るとPM13:08だった。もう1時間以上直進し続けている!!これ、絶対曲がるところ通り過ぎてるやん・・。けど、右に曲がるとこどこやったん⁉️そんなんなかったやん‼️不安と焦りが募り、マイルールを破ってGoogle mapを開こうとした時だ。
                                「あーっ!!」
      「スマホの電波がない!!」
全身から、血がサーッと引いていくような感覚があった。しかも、なんかスマホがめっちゃ熱くなってる!!故障した?
 スマホがないと、場所もわからないしGrabバイクも呼べないやん!僕はうろたえ、アワアワ軽くパニックになってしまった!
    「電波があるとこまでいかなきゃ!」
再び直進し始めると、右側にワット(寺)があった。ひとけがなく、ひっそりとした雰囲気のワットだった。ともかくワットなら電波が復活するかもしれない、僕はそこに入ることにしたのだった・・・。

                 つづく 
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