43歳一独身公務員の旅行記(タイ編)⑧「アユタヤよ(中編)ワット・ロカヤスター」
2024年8月10日PM13:15 タイ アユタヤ
道に迷い、さらにスマホの電波を失った僕は、たまたま通りかかったワット(寺)に藁をもつかむような気持ちで入り込んだのだった。
しかし、そのワットは少々不安になるくらい不気味だった。建てられてある仏像、オブジェが奇妙にシュールで、なんかちょっと、怖いのだ。
(それでも、ショートしかけ?のスマホでできる限り写真を撮った!僕はnoterの端くれだから・・・!)

背後に無表情な目をした真っ白い仏像が。
仏に見られている気がして、ドキッとした。

この真っ白い仏像、今にも立ち上がりそうだった。

今にも動き出しそうな存在感があった。
不思議なワットだった。写真に撮れなかったが、野良犬?がうろついていて身の危険も感じた。

パーサック川、というらしい。
この時、川に差し掛かったちょうどその時!スマホの電波が一本だけ復活した!!
「チャンスだ!」
僕はもう十分アユタヤの大地を歩いた!感じた!
(だって、1時間半以上炎天下の中歩いたのだから)
Grabバイクを呼んでも罰は当たらないだろう。
即座にGrabアプリを起動すると運良くすぐにバイクを捕まえることができた!
ワットの入り口で待つこと約5分、Grabバイクは砂埃を巻き上げながら来てくれた。この時の安心感といったら、なかった。僕は立ち上がって両手を狂ったようにふりまくり、バイクを呼んだのは自分だと強く、強くアピールをした!その甲斐あってかバイクは僕の目の前で止まってくれた。
僕は後部座席に座り、運転手の腰にしがみついた。
ワット・ロカヤスターに向けて再出発だ!!
運転手さんは無表情に僕を運んでくれる。Grabバイクの運転手さんは、無駄口を全くたたかず、ただただ目的地に進んでいく。お金を渡すときでさえ、受け取ると「グッバイ!」とかもなくすぐさま去っていく。その点少々味気なくもあったが、安心安全で気が楽だった。

「駅をでて左にある程度直進したら、右に曲がる」
迷った訳がわかった。「右に曲がる」のだが、その為に一旦左に曲がり、高速道路に乗ってUターンしなければならなかったようだ。





僕はGrabバイクを降り,お金を支払った。
ワット・ロカヤスターにたどり着いたらしい・・。
観光客がいるにかかわらず、辺りは静まり返っていた。

高さ8メートル 全長37メートルの涅槃像が、青空の下、穏やかな笑みを浮かべて横たわっていた・・。
涅槃像の穏やかな笑顔。悟りをひらけば人間は苦しみから解放されることができるー と理解することができた。ワット・ロカヤスターは有名な観光地のひとつだが、その風景は人に飼い慣らされている感じが全くしない。人知を超越したパワーを感じずにはいられなかった。
「とんでもないものを見てしまった」
しばし僕はワット・ロカヤスターに見入った。

酸性雨の影響か。
ふと思った。
もし自分にも彼女なるものがいるのなら、このワット・ロカヤスターの写真を送るのになあ・・、と。
それで僕は、婚活で知り合い、今年5月にフラれた元彼女に未練がましくワット・ロカヤスターの写真をいそいそと送りつけるのだった・・。
つづく
よろしければスキしてください!!
