特集 天地成行、某大学で講演・学生からの感想part19「印象に残った『みんな違ってみんな変』」
The student found comfort in the idea that each person carries their own gentle oddness — a reminder that difference is not a flaw but a shared human charm.

この句は、JR山陽本線で富海海岸を移動中に、光を感じて車窓をみたら、夕暮れだったところをとらえたものです
こんばんは、おはようございます、こんにちは
縁パワメントおじさんの、天地成行(てんち・なりゆき)です

さて
この連載では、40代のおじさん当事者が、自分の子どもほどの世代の
これからの福祉や心理、医療に携わる、有望な学生さんになにが伝わったか
ということについて、ご理解がある学者さんを通じて、ご縁があった方々の
意見をみなさんに披露させていただき、天地成行の精神疾患啓発活動の一環とさせていただきます。ご了解くださいませ。
2022年某大学で、天地成行が二回生向けに「精神保健福祉の原理」という授業でゲストスピーカーとして呼ばれた授業での学生さんの感想をご紹介することにする。参加者は二十六人であった。ここで天地は、「精神障害をポジティブにとらえる」というメーンテーマで六十分、質疑応答で三十分ほどを使い学生たちと交流を深めた。
(資料)
精神障がいをポジティブにとらえる
●長い人生で棚卸ができる→自分の性格や特性についてメモをとったり考えたりするよい時間が持てる。自分のトリセツなんかがまとめられる
●本当の人間関係ができる→偏見がある人、友達と思っていた人が断捨離できる!人間関係がきちんと整理され理解者だけが残ってくれるふるいにかける機能がある。
●つつましやかに生きる、たくましく生きることを学べる→収入が少ないことを前向きにとらえられる。
●人生底辺ゼロからの逆襲を自分で脚本する楽しさ→入院中に憤りがあった時に主治医からは、「納得いかないことを、立場が上の者に強く言いたいことをずばり言うことはありだ」と言われる。これまでおとなしくしていた自分に革命が起きる
●経済的にも制度は結構あるものだ→働いていたから、休業補償、傷病手当金、障害厚生年金など(失業手当は捨てた)
●居場所も実は地域に案外ある→当事者会、家族会、リワーク、デイケア、作業所、ナカポツ、図書館
●地域差はあるが復職支援なども充実の世の中に→地域障害者職業センター、就労移行支援事業所もIT系など含め多種多様に、ハローワークでは所得制限年齢など制限あれど、月10万円もらいながら訓練うけられたりできる
●メンテナンス活動(料理)を大切にできる→講演で一番ウケる話が料理。母の料理休みの日を設けて、作っているが、今ハマっているのはシイタケのツナマヨチーズ焼き。(シイタケのいしづきをとり、傘の部分をフライパンで焼く。ツナ一缶(油漬け)にマヨ大さじ1、しょうゆ小さじ1を混ぜたたねを傘の中に入れる。そしてとろけるチーズをたっぷりシイタケの上にかぶせて、のりきらないほどにのせてわざと焦がす。これが手軽でウマイ)。
●家族愛を再確認できる。
●何もなくなったところから、信用をゼロから作り直すよいきっかけになる。
●自分ができることがすごく制限されるので同じ年の健常者より、人に優しくなれて、受容できることも多々あると感じる
●個人的には、自分を掘り下げ研究し、発信を続けることで、組織にいるより本やテレビやラジオや講演など新たな自分が発見できた。母校にて話ができた!
◇ ◇
以下、学生さん感想である。見出しはわたしがつけました。第19回目です。(文章は原文に少し読みやすく、若干、天地が編集してます)

V 「みんな違ってみんな変」がとても印象的だった
私は『こころてれび』を視聴して、とても記憶に残っている言葉がある。それは山口県立大学の名誉教授である安渓遊地さんの「みんな違ってみんな変」という言葉だ。これと似た言葉として金子みすゞの「みんな違ってみんな良い」という言葉がある。言うまでもなく、この言葉も良い言葉だと思うが、私は「みんな違ってみんな変」という言葉がとても印象に残った。「自分は人とは違うからおかしい」「私は変なんだ」と考えている人は、この言葉に救われるのではないだろうかと思った。自分が異質で間違っているのではなく、「みんな違ってみんな変なんだ」「自分だけがおかしいわけじゃないんだ」と前向きに考えられるのではないだろうか。この世の中に、全く同じ人は存在しない。共通の趣味を持っていたり、同じ学部に所属していたりなど、趣味や学部だけではなく、性別や国籍、性格などの枠組みで、ある程度は分類することが可能なのかもしれないが、必ず人はみなどこかでほかの人とは違う部分を持っている。その異なりをプラスに表現するのではなく、「みんな変」というある種マイナスの言葉で表現することで、何故か私はこの言葉の全体の響きが明るくなっているように感じた。
さらに、精神障がいがあることで、家族の愛を再確認できたと天地さんはおっしゃっていた。ただ傍にいてくれる、そのことに愛を感じたのだそうだ。私の両親は、少し心が弱い部分がある。そのため、もし私に障がいがあったり、LGBTなどの少数派の人間であったりしたなら、おそらく私の両親はその事実を受け止めきれないだろう。もしそうなってしまったら、両親は私のことで毎日喧嘩するのだろうなと思った。そのため、失礼なことは百も承知だが、天地さんの家族の関係が少しうらやましいと感じてしまった。人には誰しも弱い部分がある。その部分があることが問題なのではなく、その部分を互いに支え合うことが重要なのだ。では私は何か両親の支えになることが出来るのだろうか。足りない部分を互いに補い合い、それが依存にならないように自立した関係を築いていきたいと思った。
また私は、自己肯定感がとても低い。自分には価値がないと思っている。夢や目標を持って行動している人がうらやましい。「何か行動に移さなければ」「なにかしなくちゃ」と思えば思うほど、まるでがんじがらめになってしまったように動けなくなってしまった。そんな自分に、健常者よりもハンデがあるにもかかわらず、テレビに出演したり、新聞を作ったりなど積極的に行動している人を見ると、自分がどれほど駄目な奴なのかを思い知らされる。しかし、本当は気づいている。天地さんにも悩みや苦難があり、その思いを背負って戦っているのだ。悩まないわけでも、心が折れないわけでもない。必死に生きている。私もそんな風に生きたい。
今回の講義で実際に障がいがある方のお話を聴くことで、その生活や思いを間近で聴くことができ、とても勉強になった。つらい事や悩みを持ちつつ、何事にも挑戦する天地さんには感謝しかない。このような機会に恵まれてよかった。

Vさんありがとうございました。
一つ前のかたの記事はこのリンクから
→特集 天地成行、某大学で講演・学生からの感想part18「個々人には確かなストレングスが必ずある」|天地成行(てんち・なりゆき)|祝祭編集者。語りと祈りの編集者
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🔗 国立国会図書館「みんつど」書誌情報
🔗 国立国会図書館「精神疾患の元新聞記者と発達障害の元新聞記者が…」書誌情報
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ミニコミ誌・みんつどで大橋さんが寄稿していただいた記事は特に、ワンオペの天地編集長(元日本農業新聞で一面担当整理記者)が毎回、レイアウトに工夫してきました。同業者だったからというわけか、力を出せました。振り返っておまけとします



こころとからだとご縁を大切に、てんちでした
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