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特集 天地成行、某大学で講演・学生からの感想part16「精神障害者で当事者をすべて『くくらない』ことだ」


“Never treat people with mental illness as a single, uniform group.”


てんちですー


こんばんは、おはようございます、こんにちは

縁パワメントおじさんの、天地成行(てんち・なりゆき)です


さてさて、40代のおじさん当事者が、自分の子どもほどの世代の
これからの福祉や心理、医療に携わる、有望な学生さんになにが伝わったか
ということについて、ご理解がある学者さんを通じて、ご縁があった方々の
意見をみなさんに披露させていただき、天地成行の精神疾患啓発活動の一環とさせていただきます。ご了解くださいませ。


2022年某大学で、天地成行が二回生向けに「精神保健福祉の原理」という授業でゲストスピーカーとして呼ばれた授業での学生さんの感想をご紹介することにする。参加者は二十六人であった。ここで天地は、「精神障害をポジティブにとらえる」というメーンテーマで六十分、質疑応答で三十分ほどを使い学生たちと交流を深めた。

(資料)
精神障がいをポジティブにとらえる
●長い人生で棚卸ができる→自分の性格や特性についてメモをとったり考えたりするよい時間が持てる。自分のトリセツなんかがまとめられる
●本当の人間関係ができる→偏見がある人、友達と思っていた人が断捨離できる!人間関係がきちんと整理され理解者だけが残ってくれるふるいにかける機能がある。
●つつましやかに生きる、たくましく生きることを学べる→収入が少ないことを前向きにとらえられる。
●人生底辺ゼロからの逆襲を自分で脚本する楽しさ→入院中に憤りがあった時に主治医からは、「納得いかないことを、立場が上の者に強く言いたいことをずばり言うことはありだ」と言われる。これまでおとなしくしていた自分に革命が起きる
●経済的にも制度は結構あるものだ→働いていたから、休業補償、傷病手当金、障害厚生年金など(失業手当は捨てた)
●居場所も実は地域に案外ある→当事者会、家族会、リワーク、デイケア、作業所、ナカポツ、図書館
●地域差はあるが復職支援なども充実の世の中に→地域障害者職業センター、就労移行支援事業所もIT系など含め多種多様に、ハローワークでは所得制限年齢など制限あれど、月10万円もらいながら訓練うけられたりできる
●メンテナンス活動(料理)を大切にできる→講演で一番ウケる話が料理。母の料理休みの日を設けて、作っているが、今ハマっているのはシイタケのツナマヨチーズ焼き。(シイタケのいしづきをとり、傘の部分をフライパンで焼く。ツナ一缶(油漬け)にマヨ大さじ1、しょうゆ小さじ1を混ぜたたねを傘の中に入れる。そしてとろけるチーズをたっぷりシイタケの上にかぶせて、のりきらないほどにのせてわざと焦がす。これが手軽でウマイ)。
●家族愛を再確認できる。
●何もなくなったところから、信用をゼロから作り直すよいきっかけになる。
●自分ができることがすごく制限されるので同じ年の健常者より、人に優しくなれて、受容できることも多々あると感じる
●個人的には、自分を掘り下げ研究し、発信を続けることで、組織にいるより本やテレビやラジオや講演など新たな自分が発見できた。母校にて話ができた!
 

  ◇  ◇

以下、学生さん感想である。見出しはわたしがつけました。第16回目です。(文章は原文に少し読みやすく、若干、天地が編集してます)


S 個人個人を受容すれば偏見は減るのではないだろうか

天地成行さんの講演を聴き、統合失調症になったために日々、困難に感じることがありながらも統合失調症になったおかげで得るものもあるのだとわかった。統合失調症になると本当は聞こえない、見えないものが聞こえたり見えたりし本人にとってはそれが実際のもののように感じる。家族や医者に言っても「それは本物じゃないよ」や「そうなんだね」といった返答を得るが、なかなか納得できないことも多い。

また、常に底に穴が開いてそこから落ちてしまいそうな感覚があり、不安定になったり誰かに追いかけられている、笑われていると感じる。このように統合失調症では生活に影響を及ぼす症状がみられる。

しかし、統合失調症になったおかげで「最高点」を目指さなくなり、自分のペースで物事を進めることが出来るようになるといった利点もある。天地さんもおっしゃっていたが、自分なら何でもできると思っている若者は多いと思う。実際に私もあれもやりたい、これもやりたいと思う。だが、「やりたい」という気持ちが知らないうち「やらないといけない」に変化しそれが自分自身を苦しめることもあるのだと思う。

そしてこれが統合失調症など精神障害につながる場合もあるのだと考えた。統合失調症など精神障害を有する前ではなかなか自己と向き合うことが出来ず、「やらないといけない」という気持ちからゆとりある生活が出来なくなる。しかし、何らかの精神障害を有した事で自己と向き合うことが出来、「最高点」を目指さなくてもいいんだ、自分のペースでやっていこうと考えを変えていくことが出来るのだと天地さんのお話から感じた。

また、精神障害がある人にとって周囲の人たちのサポートの必要性を改めて実感した。天地さんのお話しの中で会社の部長さんに統合失調症の事を伝えると「休み休みでいいからいてくれ」と言われたことが述べられていた。


写真は北九州市のKさん

精神障害を患うとネガティブになったり、自分は必要ではないのではないかといった負の感情に陥りやすい。そのため自分は必要とされているのだと感じさせられるような言葉や自分を肯定してくれるような言葉をかけられると安心できる部分もあるのではないかと感じた。精神障害と聞くと狂気で近寄りがたいといった印象を抱いている人はまだまだたくさんおり、偏見が強いと思う。

天地さんのように話すことが、得意であるなどほかの人よりも長けた部分を持っている方も多い。なので、周囲の人たちはほかの人よりも苦手なことが突出しているだけなのだと考え方を改め、得意なことを見ることが大切なのだと思った。そして授業内で観た『こころてれび』の中で、「みんな違って、みんなヘン」という言葉があったが、それぞれの人たちに得意なこと、苦手なこと、少し変わったことがある。ただ、精神障害がある人は「精神障害」と診断されただけですべての人たちにも同じように苦手なこと、変わっているところはある。そのため、「精神障害者」というくくりで一つにまとめてしまうのではなく個人一人一人を見て受容していくことが求められる。そうすることで「精神障害」への偏見は減っていくのではないかと考えられる。

Sさんありがとうございますm(__)m

この前の学生さんの感想は以下のリンクより

特集 天地成行、某大学で講演・学生からの感想part15「精神疾患当事者への自分なりのアプローチの参考になった」|天地成行(てんち・なりゆき)|祝祭編集者。語りと祈りの編集者

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みんつど | NDLサーチ | 国立国会図書館

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天地成行 Nariyuki Tenchi | +αオンライン | 講談社


🔗 Creators who have contributed to Mintsudo
みんつどのクリエイターたちをご紹介(⭐ “Here are the creators who have contributed to Mintsudo.”)|天地成行(てんち・なりゆき)|祝祭編集者。語りと祈りの磁場づくり、母と息子の「8050クッキング」

🔗 中国新聞による紹介記事(2022)

🔗 中国新聞「心の健康と向き合う本」(2024)


🔗 中国新聞による闘病・祈りの記事(2021)


🔗 函館新聞による対談本紹介(見出し掲載)

https://digital.hakoshin.jp/search?query=天地成行


🔗 国立国会図書館「みんつど」書誌情報

🔗 国立国会図書館「精神疾患の元新聞記者と発達障害の元新聞記者が…」書誌情報

こころとからだとご縁を大切に、てんちでした

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天地成行(てんち・なりゆき)|祝祭編集者。語りと祈りの編集者 障害厚生年金の生活です。制度の外におり、年齢もとり、社会のレールに乗ることが難しいため、noteの活動を頑張ってます。みなさんの「浄財」をお待ちしていますm(__)m