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kana58kana
134、中学生のころの先生に出す、年賀状
あ~、朝は、寒いなぁ。
ぼくの、自宅は、三階建てだが、三階には、エアコンしかなく、二階の台所で、いつも、ファンヒーターに当たることになる。
エアコンの風は、のどがカラッカラになる。だから、つけない。
ぼくは、その三階で、寝ている。
一階には、父が商売をやっていたころの(今は、やってない)事務所があり、そこを、書斎として、使っている。
集中したいことがあると、そこにこもることにしている。
さっき、中学生の頃、お世話になった、理科の先生に年賀状を書いた。
毎年、書かなきゃ、書かなきゃ、と思いながら、母の介護もあり、「今のぼくじゃ、出せないな」と、あきらめていたのだ。
ひとの好い先生だった。
非常勤講師だった。
大学の助教授をされていた。
ぼくが、中学生の頃は、もう、お年だったと思う。親友と二人、昼休憩になると、職員室へ遊びに行っていた。
面白い先生だったので、「先生、自己啓発本とか、出したらどうですか?」と、いつも、先生におべんちゃらを言っていた。
ぼくが、家業を手伝っていたころ、一度、電話がかかってきた。
女生徒で、会わせたい子がいるが、その子、先月、結婚が決まったそうやわ、と。
なんだ~!先生、がっかりさせないでくださいよ~。とその頃は、笑い合ってたのだが、先生、元気だろうか?
その頃は、ぼくが、25歳で、先生は、70歳だったはず......
もう......。と、思いながら、出す年賀状だが、もし、お元気ならば、電話でも、なんでも、もらいたい!
母の介護も終え、今は、自由にさせてもらってます、という、ことばとともに送る年賀状。
先生。お元気で、いらっしゃってください。
