見出し画像

姿勢と歩き方を変えるのは何のため?

 

 姿勢の保持のためには、筋肉を伸ばして突っ張り棒のようにする必要があります。本来伸筋は、その突っ張り棒の役割を担って、屈筋が自由に動けるようにサポートするわけです。
 しかし、現代では屈筋のみに注目があつまり、屈筋が主役になっています。屈筋だけで姿勢の保持と関節を動かす動きの両方をやらせた結果が今の高齢者の方達の姿勢と歩き方です。
 屈筋だけを使って姿勢の保持、関節の可動を考えるから無理があるのです。伸筋が本来の役割を果たした時に私達の身体にどのような変化が現れるのか、書いていきます。

      全ては『心』の平穏のため

 一番の変化は心の平穏です。言い方を変えると極力ストレスを減らすため、と言い切れます。
 事象的には、立つ、歩く、ともに同じ動作で同じ事をしています。しかし、心の平穏で考えればどうでしょう?
 引っ張られた筋肉は、常にストレスを感じています。痛みが続く状態をイメージして頂ければOKです。常にイライラしそうでしょ。
 一方で自ら伸びた筋肉はどうでしょうか?疲労が溜まったり痛みも有るでしょうが、他から引っ張られるという現象がない分、ストレスが減ります。
 筋肉が感じるストレスも有るでしょうが、脳もストレスが減ればそれだけ『楽』になります。
 この『楽』は、顕在意識の『楽』というよりは、潜在意識の『楽』です。
 潜在意識=肉体なので、潜在意識のストレスが減れば減るほど、顕在意識も『楽』になっていくと考えています。
 私は、『心』や『感情』は肉体である潜在意識の言葉?気持ちの表れだと考えています。
 言語の言葉ではなく、言語化できない肉体、細胞の今の気持ちだと受け取っています。
 なので、どれだけ肉体である各細胞にストレスを与えないようにするのが、『心』の平穏に関わってくると考えています。
 また、肉体に直接的な『楽』も含まれます。
 実は、屈筋は伸筋に比べて弱い筋肉なので、伸びて身体を保持しようとしても力が足らないようです。なので、伸筋が縮んで屈筋を伸ばす手伝いをしているようです。しかし、伸筋はお腹側にあるので肩や足の裏、骨をまたいで背中側の屈筋を伸ばします。この時に、屈筋を伸ばすだけでなく、骨=骨格も押さえつけてしまいます。そうすると、例えば背骨のように骨と骨の間に軟骨があるような場所や関節の間にある軟骨を押しつぶすような力が加わります。この伸筋が屈筋を伸ばす動き自体がヘルニアや膝軟骨をすり減らす原因になっています。しかも骨を押し付けることで骨が歪んだりするのです。ですから、骨の歪みやヘルニア、軟骨の減少などは、『骨』の異常ではなく、私達の普段の身体の使い方が骨に影響を与えているので、使い方が改善しないかぎり延々と続く『症状』になってしまっているのです。
 身体の使い方で身体にストレスを与えているので、痛みが出るのは、骨や筋肉の『異常』ではなく、むしろ『正常』な反応とも言えます。
 正常な身体の反応なので、病院で受診しても原因が判らない、と診断されてしまいます。
 全て正しい事だったのです。
 ただ、私達が今までやってきた身体の使い方が、筋肉から『痛み』が出たり骨に影響がでる『使い方』だった訳です。
 その『使い方』で『痛み』が出ている訳ですから、『使い方』を変える以外に方法はありません。いくらサポーターや腰痛ベルトを使っても、痛みが改善しないのは、『使い方』自体の問題なので薬や器具で改善できるものではなかった、それだけの話です。

   自ら伸びるのと引っ張られるの違いはなに?

 一言でいえば、『力加減』ですね。
伸びる分には伸ばしすぎる事はないですが、引っ張られるということは、伸ばされすぎて『千切れる』可能性があります。もし千切れれば、近くにある血管や神経も千切れてしまうでしょう。これだけは避けたいので、筋肉にある筋膜は、『痛み』として警告するわけです。
 筋肉は引っ張れると痛み=ストレスになりますので、自ら伸びる方を使えばその分ストレスが減る、という訳です。
 もう一つ大事な事は、伸ばされると骨をまたいで引っ張られるので骨に負担がかかるという点です。
 伸びる方の伸筋は、下から上に骨を持ち上げる効果がありますが、屈筋が引っ張られるとそれこそ下から骨をまたいで引っ張られるので骨に下向きの力が入ります。この下向きの力と背中側の筋肉が伸びることで肩が下がって猫背の原因になったり、ヘルニアの原因になるのでは?と考えています。
 また、今の高齢者の皆様が同じ姿勢で常に生活されているように、背中側の筋肉(屈筋)を伸ばすと、お腹側の筋肉(伸筋)が縮んで元の状態に戻らなくなります。
 これは、多分ですが伸筋を伸ばすという事自体を忘れてしまうと、伸筋はやりやすい縮むという動きを固定してしまい、その力に勝てない屈筋は、伸ばされたままになる、と考えています。
 このあたりは私の筋肉の序列についてのお話を読んで下さい。

     姿勢と歩き方を変えるということは身体を守ること

 現代日本人が小学校で教わった立ち方と歩き方は、今の高齢者の方を見れば判りますが身体と心をすり減らしながら生きる事を強要します。
 なので、骨が完成された大人の立ち方、歩き方に変えていかなければいけません。
 立ち方、歩き方を変えることの方が自然なのです。
 今からでも遅くないので、立ち方、歩き方を変えて本当の『楽』な生活が送れる身体を手に入れて下さい。
 

いいなと思ったら応援しよう!

川向拿オト チップ下さい。まだ本職に仕事がこないので、生活が苦しいです。仕事場の家賃や仕事に維持費に使わさせて頂きます。有難うございました。