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【エッセイ】介護の皆さんありがとう

 昭和の高度成長時代を闘い抜いた企業戦士も年老いてしまいました。あの不毛な戦争で灰燼に帰した日本の国を、ただがむしゃらに働いて、復興させ、とにもかくにも世界有数の経済大国に仕上げたのです。その間、日本的なものは否定の精神風土の中で心の問題はおざなりにされた感があり、お金がすべての成金志向で人間形成にはいまいちとの思いが頭をよぎります。その辺のことを言いだせば、何万字あっても足りない話になりますので止めておきます。
 本筋を申せば、かくいう私も、激動の昭和時代を生き抜いてきた戦士もどきでありますが、ここにきて令和の時代にたどり着いて、はてと戸惑っておるのです。仕事の闘いは終わったのですが、いわば高齢化時代の老後の問題ですね。今は核家族が大半で、高齢になれば未婚の子供と同居の老人もいるが、夫婦だけというのも多いのではないでしょうか。統計を見たわけではありませんが、世の中の情報からそんな風に感じられます。
 それでですね。年を取るのはいいのですが、それがいつまでも元気なら構わないと思うものの、そうはいかないのが生身の体です。結婚当初に共に白髪の生えるまでといっても、片方が要介護となれば一大事となるのです。そうなれば施設に入るか、老々介護かとなるわけですが、どちらになるにしても簡単な話にはならないですね。
 その介護の仕事ですが、聞くところによれば手数がかかるにもかかわらず、それに見合う収益は少ないという事で運営が大変なところもあるようです。介護点数が低いのでしょうか。そんな中でもある介護施設のサービスをみると、本当に献身的なきめの細かいお世話を提供しているのが分かりました。
 そこでのサービスは、送迎は無論ですが、入浴、食事、おやつ、リハビリ、脳トレの外にカラオケや合唱、ゲームと毎日が何かのレク、行事があるようなんですね。えっ。どこでも同じですか。桜の季節には外に観に行くこともあるようだし、歌手を招いてのコンサートや楽器の演奏会なども開かれます。
 儲けようとの話でなく、社会への奉仕的な感覚が感じられるし、私には金銭的に何かとの資産家でもないので、せめて気持ちだけでも感謝したいと思い、その趣旨を踏まえての歌詞を作ってみました。歌詞を作れば歌いたくなるという成り行きで、自分なりの節をつけ口ずさんでいるこの頃です。

   ♪ ♫ 介護に感謝 ♪ ♫
                  作詞 原ふたお

    いつもお迎え感謝です
    今日も楽しく過ごせそう
    心うきうき嬉しいわ
    介護の皆さんありがとう
    笑顔のお世話に気が和む

    お昼の食事何だろう
    ご飯味噌汁お惣菜
    ほっぺが落ちるよ美味しいわ
    介護の皆さんありがとう
    笑顔のお世話でなおうまい

    歌のイベント楽しいわ
    楽器の音色が耳さすり
    胸が震えて夢心地
    介護の皆さんありがとう
    笑顔の演奏吾も歌う


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