山と温泉の物語|幕間 没イラスト供養と、作者のはなし。
4話まで、なんとか公開できました。
ここで少し、山にはまることになった話をします。
きっかけは、初詣でした。
山の中腹の英彦山神宮にお参りしたとき、
せっかくだし山頂まで行ってみようと思い立って。
普段着のまま、街用の靴で登ったら、
足が痛くて、しかも山頂近くは雪が積もっていて、
周りの人たちはみんなちゃんとした登山装備で。
しんどかったけど、景色がよかった。
そして登っている人たちのスタイルが、
なんかかっこよかった。
「こういう歩き方があるんだな」と思って、
次、どっかの山にでも行ってみようかな、
と帰り道に思っていました。
それが山へのいざないの始まりです。

こういう表情で山を歩いていてほしいな、
というイメージで作りました。
それから福岡周辺の低山を歩き始めて、
少しずつ装備を揃えて。
お金と相談しながら、一年、二年、三年、、、
山を歩いてきて、失敗もしてきました。
道に迷ったこともあるし、
足もとがヒヤッとしたこともある。
ガスが切れかけたり、
スマホの電池が5%になって顔が引きつったり。
でもそうするたびに、ひとつずつ覚えてきた。
この連載で起きる失敗は、
すべて実際に私がやってきたこと。
「こんなことあるかも」じゃなくて、
「こんなことあった」話です。
サエを作るまで、紆余曲折しました。
AIのイラストツールで、一貫したキャラクターを出せるようになってきた。それを見て「これで物語が作れるかもしれない」と思ったのが、この連載の大きなきっかけです。
ただ、一貫性を保つのは本当に難しい。
ちょっとプロンプトを変えると、別の子が出てくる。
没になったイラストが山ほどあります。
たとえば——

すごく良い雰囲気だけど、没。
目が紫になりました。
花畑の背景は気に入っていたんですが……
「きれいだけど、あなた誰?」案件。

「さe」さん、そんな名前だっけ?
説明の文字があちこちへん。
3,4コマの文字が薄い、これは謎。
いろいろ惜しいけど、なおすパワーがもうなかった,,,
これはNano Bananaで作ったノウハウ説明用イラスト。
ここでは、文字の生成はAIが苦手で、
よく見るとおかしな字になっていることも。
これは直しきれなかったやつです……

そこまで減る前に、ふつう気付くよね?
第3話サムネイル。構図はばっちりなんですが、没。
よく見なくてもサエの顔と違う。
「雰囲気はいいのに……」と悔しいやつ。
タイトルの文字もおかしい、、、


「稜線で振り返る」シーンを作り続けた結果。
上は、朝日を浴びるシーン。顔が違うように見えて没。
下は、髪が黒っぽくなって、目も黄色っぽくなったけど、
ようやく「これだ」と思えたバージョンです。
今は、メインイラストは、ChatGPT、
4コマやノウハウ図は、Nano Banana、
修正は、Canva、
記事の組み立て、画像プロンプトは、Claudeと、
ツールを使い分けながら作っています。
詳しい作り方はまたいつか別の回で。
山の後の温泉が、もうひとつの主役。

山のあとの温泉。これがあるから、また歩けるんですよね。
「ふはぁーっ」てなっているサエ、個人的にとても好きな一枚です。
お湯に浸かった瞬間、その日の疲れも、
うまくいかなかったことも、
ぜんぶ「いい一日だったな」に変わっていく。

この連載は、山の話であると同時に、
そうやって心がほどけていくときのお話でもあります。

山の夜、縁側でひとり。
こういう静かな時間が、山にはあります。

温泉旅館の前で、ふと空を見上げたら
満天の星空だった。
ヘッドライトをつけたまま、
しばらく立ち尽くしてしまうような夜。
そういう時間をもらうたびに、
誰かにも届けたいなと思う。
NOTEって、使い方次第で、
温泉みたいな場所になれると思っています。

清流に手を触れるサエ。
山の中の、ちょっとした休憩のひとこま。
こういう時間が好きです。
じんわりあったかくて、
ちょっとだけ明日もがんばれる。
そういう場所を作りたくて、
この連載を書いています。
よかったら、
サエと一緒に山を歩いてみてください。⛰️♨️
——作者
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