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男のための東洋医学 ~陰陽・五行・五臓の基本~

男性機能改善鍼灸師のユキオです。
40代以降の男性更年期、テストステロン低下、ED改善を専門にしています。
血流と自律神経を整えることを軸に、体を立て直す治療をしています。


今回は、鍼灸治療のベースとなる「東洋医学」のことをお話しします。

東洋医学というと、漢方や鍼灸を思い浮かべる人が多いかもしれません。
けれど本来の東洋医学は、単なる治療法ではなく、体を理解するための一つの「見方」です。

体を部分ではなく全体でとらえること。
症状ではなく、体のバランスを見ること。
そして、人が本来持っている回復する力を前提に体を考えること。

この記事では、「陰陽」「五行」「五臓」基本の考え方を、できるだけ分かりやすく紹介していきます。

専門知識を覚えてもらうつもりはありません。
「東洋医学では体をこう見ているのか」と、まずはその全体像を知ってもらえれば十分です。
現代医学とは少し違う視点ですが、男の体を理解するうえで、とても役に立つ考え方です。


四十代を過ぎた頃から、
なんとなく体の調子が変わってきたと感じる人は少なくありません。

疲れが抜けにくい。
眠りが浅い。
性欲が落ちた。
やる気が続かない。
けれど病院で検査を受けても、
「特に異常はありません」と言われる。

こうした状態は、現代医学では説明が難しいことがあります。
数値として異常が出ないからです。
しかし東洋医学では、こうした変化を
体のバランスの乱れとして捉えます。

その考え方の基本になるのが、
陰陽(いんよう)
五行(ごぎょう)
五臓(ごぞう)

という三つの概念です。

難しく聞こえるかもしれませんが、
考え方自体はとてもシンプルです。
体の仕組みを理解するための
ひとつの地図のようなものだと思ってください。



陰陽とは何か

東洋医学の一番基本にあるのが
陰陽という考え方です。

これは簡単に言えば、
世界のすべては、二つの性質のバランスで成り立っている
という考え方です。

陰と陽は、対立するものではなく
互いに支え合う関係です。

例えば、こんな関係です。

・昼
・活動
・熱
・外向き

・夜
・休息
・冷え
・内向き

人間の体も同じです。
活動ばかり続けば体は消耗します。
逆に休んでばかりでも体は弱ります。

つまり健康とは、
陰と陽のバランスが保たれている状態
なのです。

男性の体で言えば、
・仕事
・運動
・性機能
・意欲
こうしたものは、どちらかと言えば
陽の働きに属します。

そしてその陽を支えているのが、
・睡眠
・回復力
・体の深いエネルギー
といった陰の力です。

四十代以降に調子が落ちる人の多くは、
この陰と陽のバランスが崩れていると考えられます。



五行とは何か

陰陽の考え方を、もう少し具体的に整理したものが
五行です。

五行では、自然界の働きを
次の五つの要素で説明します。





これは物質ではなく、
働きの性質を表しています。

それぞれには次のような特徴があります。


成長、発散、伸びる力


活動、熱、エネルギー


安定、消化、吸収


整理、収縮、呼吸


蓄える、冷ます、生命力

人の体も、この五つの働きのバランスで
成り立っていると考えます。

どれか一つが弱くなったり、
強くなり過ぎたりすると、
体の調子が崩れていきます。



五臓とは何か

五行の考え方を、
体の働きに当てはめたものが五臓です。

五臓とは、





の五つです。

ここで注意したいのは、
これは単なる臓器の名前ではないということです。

東洋医学の「臓」は、
臓器を中心とした機能のまとまりを意味します。
それぞれの役割を簡単に見てみましょう。



肝(かん)

肝は、体のエネルギーや血の流れを
スムーズに保つ働きを担います。
ストレスが強いと、
この肝の働きが乱れます。
すると
・イライラ
・緊張
・自律神経の乱れ
といった状態が起こりやすくなります。



心(しん)

心は、精神活動や意識を
安定させる働きを持つとされています。
睡眠や精神状態に深く関係します。
心が弱ると、
・不眠
・不安
・動悸
などが出やすくなります。



脾(ひ)

脾は、食べたものをエネルギーに変える
消化吸収の中心です。
脾の働きが弱くなると、
・疲れやすい
・胃腸が弱い
・体力が続かない
といった状態になります。



肺(はい)

肺は呼吸だけでなく、
体の水分や防御機能とも関係しています。
肺が弱ると
・風邪を引きやすい
・肌が弱い
・疲れやすい
といった変化が出ます。



腎(じん)

男性にとって特に重要なのが
このです。
腎は東洋医学では
・生命力
・成長
・老化
・生殖
と深く関わる臓とされています。
つまり
男性機能の土台になる力
です。

腎の力が弱くなると、
・疲れやすい
・回復力が落ちる
・性機能が弱くなる
といった変化が出てきます。



東洋医学は「バランスの医学」

東洋医学は、
病名をつける医学というより
バランスを整える医学です。

陰陽
五行
五臓

これらの考え方を使って、
・どこが弱っているのか
・どこが過剰なのか
・どのバランスが崩れているのか
を見ていきます。

そして、
体全体のバランスを整えることで
自然な回復力を取り戻していく。
それが東洋医学の基本です。



男の体もまた、
単なる筋肉やホルモンだけで動いているわけではありません。

体の奥には、
流れ
バランス
生命力

があります。

その構造を理解すると、
体の見え方が少し変わってきます。



次の記事では、
男性の体にとって特に重要な
「腎」
について、もう少し詳しく見ていきます。



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