記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

私が忘れられないゲーム、ゼノブレイドDEの話をさせてくれ【Switch2】

突然だが、読者の皆様は初めて遊んだ時に衝撃を受けたゲームがあるだろうか?

私にとってのそんな作品は数本挙げることができるが、その中の一つがこのゼノブレイドDEである。

私の好きなゲームリストトップ10、いや、トップ5に入る程度には好きな作品だ。

ゼノブレイドシリーズはクロス、DLCも含めて全て遊んだ身。
しかし、シリーズの熱狂的なファンかと問われるとそうとも言えない。

正直2にはそこまでハマれなかった(世間的な評価程面白いとは思わない)し、3に関してはかなり微妙だと思っている。(DLCは別だが)
ゼノブレイドクロスのUIにも散々文句を言ったが、それでもやり続ける理由はこの初代の幻影を追い求めているからに他ならない。

…さて、そんなゼノブレイドシリーズは先日のニンテンドーダイレクトにて全作品のSwitch2 Editionと新作が発表され、再び盛り上がりを見せている。

この流れに先駆ける形でそのゼノブレイドDEのSwitch2 Editionがまず発売となり、このタイミングで私も再プレイ。

初見プレイ時の脳天を撃ち抜かれたような衝撃を再び思い出すことが出きた。

このタイミングで、初めて遊んだ約3年前の思い出話を、忘れられないこのゲームの思い出話を語らせてもらいたい。

※白状するとSwitch2editionの追加要素には何かを語れる程まだ触れられていない。当記事はSwitch版の感想と捉えていただきたい。

また、この記事は初めて知る方と既プレイの方両方に向けた記事にしたいので、前半ネタバレなし、後半ネタバレ有りという構成にしている。
未プレイの方は前半部分だけご覧いただければ幸いだ。


ゼノブレイドDEとは?

スクウェア(当時)でゼノギアスをリリースしたチームが方針の違いから退社し、ナムコの出資によってモノリスソフトを設立、ゼノサーガシリーズやバテン・カイトス等をリリースした後、ナムコが手放す形で任天堂の子会社化。

その後は任天堂の有名タイトルの開発受託を行いつつ、自社ではゼノブレイドシリーズを発売。そのシリーズ初代が今回紹介するゼノブレイドDEだ。

この作品は何度も移植が繰り返されており、

原作wii→new3DSに移植→Switchでリマスター→Switch2 edition

という流れ。

概要

Nintendo Switchで蘇る、ゼノブレイドの“決定版”
未来を変える、未来につながる物語。
2010年にWii向けに発売した、モノリスソフト開発のRPGソフト『ゼノブレイド』が、リマスター版として10年ぶりにNintendo Switchに登場します。

謎の生命体「機神兵」に故郷を襲われ、幼馴染の命を奪われた主人公シュルクは、その敵を討つため、人類と機械が対立し合う壮大な世界の冒険へと旅立ちます。
シュルクは神剣「モナド」を使って未来を見ることができ、降りかかる危険を予知し、仲間との連携で切り抜け、未来を切り開いていきます。
果てしなく続くフィールドは、骸となった神の体躯。脚や腕、時には体内など、場所によって表情が大きく変わる世界で、物語が繰り広げられます。

そして、本編の物語はそのままに、新たに追加ストーリーを収録。
Nintendo Switchで、いつでも、どこでも、美しく雄大な冒険をお楽しみいただけます。

マイニンテンドーストアより

そんなゼノブレイドシリーズに対する印象は、スマブラに出てくる謎キャラのゲーム、といった程度だった。

面白いRPGを探している途中でこのシリーズの存在を知りネットで調べてみると1作品あたり60時間超えは当たり前で、やり込み要素含めると100時間以上要する、ということで二の足を踏んでいたのだが、そんな印象は大きく覆されることになる…

ゼノブレイドDEの特徴

ストーリーの見せ方

何と言ってもこのゲームの魅力はストーリーにある。

物語の起承転結がしっかりと定まっているという点もそうだが、モナドという剣に選ばれた主人公、シュルクに宿った”ビジョン”という未来を見ることができる能力が上手くシナリオのフックとなり、プレイヤーの興味を惹きつける。

要はこの後のシーンのネタバレを少し見せられる形になるのだが、どうなってしまうんだ?という緊張感がゲームを締める。


キャラクター

名作RPGの必須条件とも言える魅力的なキャラクターが多いのも特徴。

主人公シュルクの幼馴染ライン
同じく幼馴染のフィオルン

私を含め、特に多くの人の心に残ったのはこの人、英雄ダンバンだろう、

退かなきゃ死ぬが、退けば未来は掴めない。
なら掴もうぜ、未来。

とても好きなセリフです。

世界観

SFとファンタジーが融合したような、作品特有の世界観も好きだ。

巨神界と機神界に分かれている世界。この二つの世界に住む人間と機神兵と呼ばれる侵略者たちが長く戦争を続けている。

この二つの世界が争っているというのは前述した通りだが、太古の昔同じように戦争の末に滅んだ神の骸の上がフィールドになっているという設定。

発想が天才そのもの

場所によって見える世界が変わり、自分は今体のどのあたりにいるのかが分かるようになっているのも面白い。

探索

そのフィールドについて。
今作のマップは所謂セミオープンワールドと言われる形式で、完全なオープンワールドとは異なるエリア式だ。

非オープンワールドと聞くとネガティブなポイントと感じるかもしれないが、そんなことは気にならないレベルで広いフィールド。

それも退屈なだだっ広いフィールドが広がっている訳ではない。
コレクション要素や

仲間との親密度会話等が満遍なく置かれているので探索も苦にならない。

ただシリーズ共通の特徴として、リアリティ追求の為か序盤のマップであろうがお構いなしに高レベルの敵が闊歩している。

この初代はまだマシだが、後のシリーズではこちらのレベルが低くとも遠くから構わず絡んでくるので結構ストレスなのも事実。


BGM

このゲームの話をする上で、BGMを欠かすことはできない。

戦闘BGM、フィールド曲、どれも私の大好きな名曲揃い。その中でも特に好きな曲をいくつかご紹介しよう。

名を冠する者たち

強敵(ユニークモンスター)と戦う際のBGM。

戦う意志がなくとも、前述のような場違いに強い相手に見つかるとこのBGMが流れるので、とんでもない緊張感が走る。

なおこの曲はアレンジを重ね、後のシリーズにも受け継がれている。

機の律動

物語後半の通常戦闘BGMは全部これになるのだが、本当にこれが通常曲でいいのか⁉︎と思うクオリティの高さ。

ガウル平原

RPGのフィールドBGMの中で一番好きだといっても過言ではないのがこの曲。

序盤の悲劇的な幕開け、雄大で過酷なフィールドの表情を示したゲーム誌に残る名曲だ。

...正直まだまだあるのだが、その他は実際にゲームを遊んで聞いてみて欲しい。


少し難解な戦闘システム

翻って、戦闘システムは少しとっつきづらく難解だ。

一昔前のMMORPGのような形式で、通常攻撃は自動でおこなってくれるので、大技を放ちたいときはアーツを貯め、機を見て攻撃する。

戦闘中はめちゃくちゃキャラ同士が喋ります

更にキャラクター毎にはロール(役割)があり、このキャラが敵を引きつけてこのキャラが回復、その隙にこのキャラで攻撃...といった感じで分担をする必要がある。

体力の多いキャラが敵を引きつける役目

その他にも戦闘ルールは様々。

この戦闘システムはこの先の2でまた進化し、さらに難解になるのだが、正直この時点で一般的な RPGよりかなり複雑である。


...ネタバレ無しの範囲で語れるのはこの程度。
これ以降はネタバレありの項目になるのでご注意いただきたい。




以下ネタバレ注意⚠️



何が私を惹きつけるのか?

なぜ私がゼノブレイドDEという作品にここまでハマったのかを分析してみた。

このゲームの凄みを一言で表現すると、前述した要素の完成度、総合点の高さにあるというのが私の考えだ。

特にその中でも私はシナリオ、特にその流れを高く評価している。少し思い出を振り返ろう。

印象的なシーン

ここ数年でそこそこの数の日本産RPGを遊んできた自負はある。

それらと比較すると、最序盤の数時間は正直退屈と言わざるを得ない。

序盤はお使いの連続

しかし、故郷コロニー9の襲撃以降潮目が大きく変わる。

フィオルンの死、襲われた故郷、復讐という壮大なテーマ...。

鬱屈なテフラ洞窟を越えて初めてガウル平原に出た時の衝撃、巨大なモンスターに追い回される感覚。

ゾード戦で初めて味わった挫折。

生きていたフィオルン、問われる復讐の意味...

ムムカとダンバン、因縁の対決。

フィオルンとの再会。

ようやく結ばれた二人に歓喜したプレイヤーも多いはず

終盤にかけて徐々に明らかになる世界の秘密...

戦争が種族の一枚岩では無いと知るのは現実同様


神を斃すという日本のRPGではお決まりの展開への終着すら、今作においてはベストな選択肢だったと素直に思える。

まとめ

このように今作に関する思い出は今でも鮮明に記憶している。

長大なゲームプレイ時間が全く苦にならない作品だった。以降のシリーズでは問題視しているムービーの長さもこの段階では丁度良い。

勿論、以上の高評価は私のゲーム経験値が低かったからという面もある。
もしかしたら私の中で想い出補正となりつつあるのかもしれない。

しかし初見でこれだけのインパクトを残した作品が私の中で多くないのは紛れもない事実である。

おわりに

日本のゲームがこれまで歩んできた道筋は決して平坦ではなかった。
特に原作が発売された2010年頃は、日本のゲーム、特にRPGが世界に圧倒されていた時期。

そんな中、日本のRPGがまさに反旗を翻す旗印となった作品と言っても良いだろう。

...という意味で今作は業界にとって、そして私にとって本当に意義のある作品である。

ここまで見た皆さんは恐らく既プレイの方々だと思うが、Switch2 Editionを是非買って共に遊んで欲しい。

正直語ろうと思えば、細部まで思い出せばまだまだ語れるが、なんかもうスクショも貼れないので今回はこの辺りで筆を置かせていただこう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

これからもシリーズの益々の繁栄を願ってやまない。

いいなと思ったら応援しよう!